こんにちは。
今年なんとかがんばって受かりたい!というあなたを応援したい、ミナトです。
来年度初めて診断士試験にチャレンジする方の中には、
まだ1次試験の勉強を始めたばかりの人も多いのではないでしょうか。
たまちゃんも書いていましたが、1次試験の圧倒的ボリュームに
驚かれている方もいるかもしれません。
私も最初は、その量にぶるぶると震えていました。
そんな私でも、1次2次試験共に1回の受験でストレート合格ができました。
戦略・・・というほどではないのですが、
勉強を始めた頃、どう勉強する方針を立てたかご紹介しようと思います。
あくまで私の例ですが、参考になれば幸いです。
「独学」、「初年度」、「1次試験対策」の方に特におすすめですが、
1次試験全科目に再挑戦、という方にもぜひ。
また最後には、ふぞろいメンバーの具体的な勉強法へのリンクも掲載しております。
目次
中小企業診断士1次試験は
経済学、財務会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策
の7科目に分かれます。(改めて多いですね・・・)
私は、勉強を始めた当初、各科目を以下のようなマトリクスに配置しました。
(私の配置例は後程紹介します。)
少々かっこつけた感じがしますが、モチベーションを上げるため、
まあ雰囲気も大事ということで。
縦軸は、2次試験と関係あるか、つまり2次試験で出題される科目かということですね。
財務会計、企業経営理論、運営管理になります。
(まあ他の科目も関係はなくはないですが、特に関係の強い3科目です。)
より難関である2次試験突破を見据えるとなると、
1次試験対策の段階でも、これらの科目を優先的にしっかり勉強しておく必要があります。
(個人的には、2次の財務会計は1次とは比較にならないくらい難しかったので、しっかりやっておいたほうがいいと思います。)
じゃあ、この横軸の「経験」てなんでしょう?
この「経験」とはご自身の仕事経験のことですね。
診断士試験にチャレンジされる方は、すでに働かれているかたが多いと思います。
その仕事の中で専門にしていることが、1次試験科目にあれば、それは大きなアドバンテージになります。
例えば、金融機関の方や経理の方は、財務会計は有利になりますし、
製造業勤務の方は、運営管理は非製造業の方と比べて得意なはずです。
この経験をしっかり活かしましょう!ということです。
また学生さんでも、例えば法学部なら経営法務など、
「経験あり」分野が存在すると思います。
ちなみに私の配置は以下になります。
(診断士試験を受けるためのようなキャリアでした。)
左下をどうするか、というのが大きなテーマでした。
さて、配置がすんだら、どこを重点的に勉強すべきでしょうか?
つい「経験あり」の得意分野にすぐ勉強時間を投入してしまいそうですが、
まず「経験なし」の科目をある程度勉強してみることをお勧めします。
(あくまで個人的意見なので、異論はあると思います。)
ある程度とは、1度インプットは済ませて、過去問1~2年分解くくらいのイメージです。
なぜか。
「経験なし」科目が、得意か不得意か、どのくらいなら点数が獲得できそうか、を
早めに見積もるためです。
そして、そこから逆算して「経験あり」の科目で何点を確保するかというのを定めて、
勉強時間を投入するわけです。
1次試験は、平均60点を取って突破する試験です。
「経験なし」科目が、もし不得意で2次試験と関係なければ、
足切りにならない40~50点で私は十分だと思っています。
「経験なし」科目が、勉強の結果70点取れそうか40点なのかを早めに見積もりましょう。
そして、科目単体では合格点が取れないと判断したら、
早々に「経験あり」×「2次試験と関係がある」という得意分野でカバーする勉強に時間をかけましょう。
経験ある、もしくは得意な科目のほうが点数が伸びますし、勉強をしていて楽しいです。
どうせやるなら楽しいほうがモチベーションも維持できますしね。
ただし、「経験なし」×「2次試験と関係がある」科目がある場合は、
その科目の底上げ、少なくとも60点前後獲得できることが最優先になります。
(不幸にもその科目が苦手でも、1次だけならともかく
2次試験合格のためには逃げられません・・・。)
特に、財務会計は苦手な人も多いですが、やればやるだけ伸びる
地道な努力が実りやすい科目でもあるので、経験なければ重点的に取り組むのがお勧めです。
また注意点は、「経験あり」×「2次試験と関係がない」科目です。
「経験なし」科目がどのくらい苦手か次第ですが、
この科目は、楽しくても勉強時間は合格点を取れる最小に抑えましょう。
限りある勉強時間を、「2次試験と関係ある」科目に集中させるためです。
まとめると以下です。
①「経験なし」×「2次試験と関係がある」→60点くらいは取れるよう、最優先でがんばろう!(2次のためにも)
②「経験なし」×「2次試験と関係がない」→得意ならラッキー、苦手なら足切りを避ける程度の勉強量で。
③「経験あり」×「2次試験と関係がある」→①②をカバーできるよう、得点源化を目指して勉強量多めに。
④「経験あり」×「2次試験と関係がある」→①②③を受けて、1次試験通過できる最低限の勉強量で。
私の場合は、情報システムと中小企業経営経営・政策は一通り勉強して、
40~50点でいいと割り切りました。
IT恐怖症なことと、中小企業経営経営・政策前半の最近のトレンド部分は
独学では抑えきれないと判断したためです。
その分、企業経営理論・財務会計・運営管理で、高得点を狙う方針として、
3科目のどれかには毎日触れるようにしていました。
また、苦手2科目は直前期の暗記・詰め込みに切り替えました。
(意外と40点以下はいかないものです。実際は本番でも、
情報システムと中小企業経営経営・政策とも60点以上でした。)
2次試験になると、企業の強み弱みを把握して、
そのうえで戦略を練る力を問われます。
みなさんもご自身の強み弱みを把握されて、
全体戦略を練ればより効率的に合格に向かっていけると思います。
と、ここまで私が考えていたことを紹介しましたが、
すいませんちゃぶ台返しします。
本当のお勧めは、全部の科目で100%の力で楽しみながら勉強することです。
勉強って自分の視野を広げてくれるものなので、
未経験だろうが不得意だろうが2次試験に出なかろうが、
めちゃくちゃ勉強して新しい世界が開けたほうがステキだと思っています。
苦手科目を勉強しているうちに大好きになったなんて話も聞きますし、
わたしもできるなら、情報システムとか徹底的にやりたいなぁとか思っていました笑
とはいえ、時間が限られている人が多いと思いますので、
そんな方は私のやり方もご参考になさってください。
長々書いたのにすいません笑
ちょっと当たり前の話かなと思いつつ参考になればと、書かせていただきました。
ここまでお付き合いありがとうございます。
最後に、下記はふぞろいメンバーによる具体的な勉強法の紹介です。
ご参考にされてください。
明日は、ふぞろい14唯一の実務補習15日コース参加者、ハードワーカーNanaが登場します!