診断士試験1次試験を平均80点以上で乗り越える方法論~おみそ~

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こんにちは。おみそです。

1年間書いてきた当ブログ記事も今回と次回で終わってしまうみたいです。

寂しい感じもありますが、今日書く内容を合わせたら大体皆様にお伝えしたいことも出尽くした感があります。

内容は、来年8月に控えております1次試験の対策についてです。

実は私は、1次試験のようなマーク試験はかなり得意としており、攻略方法も熟知しているつもりです。

(私の1次試験の点数は当初の自己紹介記事で記載してますので興味があればご確認を。)

なんで、そんなマーク試験の攻略方法をガッツリ書きたいと思います。

ちなみに、後の方に書いている方法は2次試験対策にもつながりますよ!

マーク試験攻略のコツ

マーク試験攻略のコツは、さかのぼる事15年以上前(もうそんなになるのか…)の大学入試センター試験での受験対策で身に着けました。

高校3年生の4月当時、地元の予備校に通っていた講師から最初の授業で言われたことを今でも覚えています。

とにかく問題を解くこと。参考書は開かなくていい

高校生だった自分は他に勉強方法を調べる方法も知らず、盲目的にこの教えを守ることとしました。

塾で与えられた問題集を、答えが暗記されるくらい、何十周も解くわけです。

すると、はじめは解けなかった問題が解けるようになるんです。(当たり前のことですが、これが大変重要)

これを体験した私は、センター試験の対策を始めた際も同じ勉強法を実践しました。

多分全部で20年分くらいだったかと思いますが、センター試験対策としては、当時の赤本をずっと解くだけの毎日を過ごしました。

期間にして6月くらいから翌年1月の7か月くらいでしょうか。

巷の本屋さんには装丁がきれいな解説本がいっぱい並んでいたのですが、それらを買うこともありません。(買うお金もないですし)

それで迎えたセンター試験、国公立志望でしたので5教科7科目を受けたのですが、結果は平均90点以上の大成果。

無事、その後の2次試験も突破し、第一志望の大学に進むことができたのでした。

この経験から抽出されるマーク試験のコツは下記の通り。

  • 問題集ファーストで対策すること
  • 参考書は後からでもよい
  • 同じ問題に何度もトライする

診断士1次試験の対策

診断士試験と大学入試試験の比較

診断士の1次試験に話を戻します。

そもそも診断士の試験ってよく見ると、国公立の大学入試と似ていると思いません?

項目診断士試験国公立大学入試
第一関門7科目の1次試験5教科7科目のセンター試験
第一関門の形式マーク試験マーク試験
第二関門4科目の2次試験3から4科目の2次試験
※前期と後期
第二関門の形式筆記試験筆記試験
第一関門と第二関門の期間2か月半前期:1か月
後期:2か月

そうなんです。

診断士試験は国公立の大学入試の対策を応用できちゃうんです。

実際にこの共通点に気づいたのは、診断士試験も終わったあとです。

診断士受験生の方とお話ししていた際、大学入試について話す機会があり、はっと「診断士試験対策にあたっては、大学入試の経験が生きていたんだ」と気づきました。

診断士1次試験の対策の具体的な方法(本番で平均60点を取る目安)

ここまでで、診断士1次試験はセンター試験と同じような対策をすればよいということを解説したわけですが、ではそのうえで、診断士1次試験をのように対策すればよいかについてです。

これは、私が以前X(旧Twitter)で下記の通りお伝えいたしております。

ここに書いてあることがすべてです。

要するには、過去問と問題集を5周以上やりましょうという、ただそれだけ。

特に診断士試験の勉強を始めたばかりという方について、どのような勉強方法が良いか悩むこともあると思います。

そのような状態だと、不安になっていろいろなテキストを買ったりしてお金と時間を消費しがちです。

ただ対策は本当にシンプルなんです。

繰り返しになりますが、過去問・問題集を5周以上やりましょうという、ただそれだけなんです。

ちなみに私が1次試験で使ったテキスト類は下記の記事をご参照ください。

過去問以外の対策(本番で平均80点を取る目安)

ここまで書いてきた対策をすることで、本番で平均60点を取る(=合格基準に達する)実力は身につけられていると思います。

私自身は、診断士試験を志したのが試験を受ける1年前の8月末でしたので、かなり時間に余裕をもって対策することができ、過去問の周回も4月ごろにはほぼ完成しておりました。

ただ、まだ試験期間がそこそこ残っていて、平均60点くらいだとちょっと不安だなと感じていました。

そこで私が始めたのは、単語帳アプリでテキストから自身で問題を作る、ということでした。

問題集・過去問で足りない知識をテキストで埋めていくイメージですね。

テキストだけ読んでたらいいんじゃ?と思われるかもしれませんが、読んで知識として身に着けるのと、問題を解くのは全く別物と私は思っています。

何となく知っている、ではなく、確実に問題を解ける、ことを目標に、この自分の問題集づくりをスタートしました。

企業経営理論だと、以下なイメージです。

QA
経営計画策定プロセス①:戦略策定ガイドラインの提示(トップ)
②:中長期計画の策定(各部門)
③:全社計画の作成(トップと各部門のすり合わせ)
④:事業計画を作成(各部門)
⑤:PDCAで進捗管理(経営企画部門)
既存業者間の競争激化の要因7つ①:同業者が多い
②:同程度の規模の会社がひしめく
③:市場の成長が鈍化
④:参入障壁が低い
⑤:撤退障壁が大きい
⑥:差別化が難しい
⑦:固定費、在庫費が大きい
コンティンジェンシープラン状況対応計画,シャドープラン。影響の大きい不足事象をあらかじめ想定し、適応行動を事前に策定し、内容を具体化したもの。

この単語帳の作り方のコツは、Q=キーワードに対し、Aで文章を書けるようになることを目的とすることです。

これって1次試験だけ対策でしょうか?

いいえ。2次試験の筆記対策になるんですね!

マーク試験の対策だと、何となく覚えた気になっている知識も実際に書けって言われると書けないものです。

なんで、こんな感じで文章を書くための問題を自分で作ることで、ガチっと固まった知識を脳に詰め込め、2次試験の筆記にも大いに役立ったわけです。

なお、単語帳アプリについては「WordHolic!」というものを使っていました。

なんでもいいとは思いますので、ご自身にあうものを探してみてください。

ただし、注意点があります。

これは、あくまでも余裕があって、高得点を狙いたい(具体的には平均80点以上)方に対してだけおすすめします。

というのも、この自作問題集、作り上げるのに3か月かかりました。

作った問題数は6科目で2,760個です。(計算問題中心で知識問題があまりない財務会計は作っていません)

問題集を作っていると本番を迎えちゃったなんてことのなきよう、お気を付けください。

あくまで過去問と問題集を回すだけで平均60点の合格点を取るのは問題ないと思っています。

おわりに

以上です。

割とハードな内容なのかもしれませんが、ここに書いたやり方をやれば独学で高得点を取りつつストレート合格も狙えるかと思います。

学問に王道なし。

これを読んだ方が実際に試してみて、「来年の合格発表時に無事合格しました!」という声をお聞きするのを楽しみにしています。

さて、明日は「えとえん」の登場です。お楽しみに!

再現答案&得点ご提供のお願い

ご存じの通り、書籍「ふぞろいな合格答案」は、
2次筆記試験受験生にご提出いただいた再現答案に支えられております。
皆さまの全身全霊を込めた答案が、本書籍を作り上げています。

また、令和4年度より受験生全員に得点が開示され、皆さまにご提出いただけたことで、
今年出版の「ふぞろいな合格答案 エピソード16」からは、
より精緻な答案分析を行うことができました。

この場をお借りして皆さまのご協力に改めて御礼申し上げます。

令和5年度の2次筆記試験におかれましても、
再現答案および開示された得点のご提供をお願いしたいと存じます。

今年2次試験を受けられた皆さまには是非とも、
作成された再現答案および開示された得点をふぞろいにご提供いただきたく存じます。
皆さまの答案を心よりお待ちしております。

ふぞろいに再現答案をご提供いただくと…

【特典1】再現答案へのフィードバックがあるよ!


【特典2】ふぞろいにお名前(ハンドルネームでもOK)が掲載されるよ!

来年度の受験生の方々のため、あなたの力が必要です。
是非ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

締切:2024年1月31日(水)23時59分

締切:2024年2月7日(水)23時59分

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