テキスト見ながら問題演習

同友館
doyukan_logo

みなさん、こんにちは。独学・多年度サポーターたまちゃんです。

自己紹介も終わり、いよいよ今日から1年間、少しでもみなさんのお役に立つ情報を発信していきたいと思います。
受験に直接つながる情報以外にも、勉強の箸休めになるような情報提供も考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ということで、本日は、あまり時間が取れない方におすすめの、1次試験対策の勉強法を紹介します。


テキスト見ながら問題演習

これから紹介する勉強法は、勉強時間がなかなか確保できない方、中でも「独学」、「初年度」、「1次試験対策」の方におすすめです。
1次試験全科目に再挑戦、という方にもぜひ。

用意するもの
1次試験各科目の問題集テキスト(なるべく同じ会社で、相互に内容が準拠しているもの)

やり方
やり方は非常に簡単です。
(仮に予備知識ゼロの初年度独学生だとします)。
通常はテキストを読み込んで、章単位などで理解をしてから問題演習へ、という流れですが、このサイクルは非常に時間がかかります。
そこで、この勉強法では、おもむろにいきなり問題集を開き、問題を解きはじめます。
しかし、まったくわかりません。そりゃそうです。
そこで、「テキストを見ながら問題を解いてもOK」とします。
ただし、問題集の解答解説は見てはいけません。
テキストを行ったり来たりして、解答に使えそうなページを探し出し、問題を解いていきます。
インプットとアウトプットを同時進行で行っていくイメージでしょうか。

その際、テキストを参照した箇所にマーカーを引いていってもいいですね。
もちろん、解き終わったら解答解説を見て答え合わせをします。
正解ではなかった選択肢についても、テキスト上で探すことで、さらなる学習効果のアップが期待できるかもしれません。

 

この勉強法のメリット・デメリット

【メリット】
・学習時間の削減
・講義等の受け身的な学習が苦手な人は、テキストの中から自分で解答を探す、能動的な学習ができる
・頻出論点をテキストと関連付けて学習できる
【デメリット】
・問題集で問われなかった論点の学習が浅くなる
・論点を横断する内容や関連知識の取得がやや難しい

デメリットについてですが、おそらくこの勉強法だけでそのまま本試験に臨む猛者は少ないと思いますので、2周めの解き直しや、過去問演習などに移行すれば十分対策できると思います。

 

1次試験全7科目、はじめの一歩

数年前、私がこの試験の学習を始めた時に、まず「1次試験全7科目」圧倒的なボリューム感にいきなり気勢を削がれてしまいました。
独学でしたので、まずはテキストを自力で読み込まなければなりません。
天高く積み上げられた7冊のテキストを眺め、これ全部読むだけで一体どれだけの時間がかかるんだ……と、はじめの一歩を踏み出すまでに相当量のエネルギーを必要としたことを覚えています。

そこで、1~2科目にこの勉強法を導入して、心理的障壁を少しでも下げてみるのはいかがでしょうか。
個人的には、2次試験と直接の関係が薄いとされる、経済学、経営情報システム、経営法務などの科目と相性がいいのではないかと思っています。

ひたすらインプットに徹する、というのはなかなかの忍耐力を要求されますが、この方法ですと最初から手を動かすアウトプットから始められるのがポイントです。
もし、最初の1ページを開けないままで置いてあるテキストがある方は、それを手にとって、1章だけでも試しにやってみませんか?
勉強時間がなかなか捻出できない方は、ぜひご検討ください!

明日は、氷点下の実務補習を乗り越えた男、イノシが登場します。お楽しみに!

「この記事が参考になった」と思った方はクリックをお願いします!
SNSでフォローする