【ラストリレー】by マリ

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いつもふぞろいブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日は大阪からマリがお届けします。

ここ数日、一気に冷え込みましたが体調を崩されていませんか。
どうぞ暖かくしてお過ごしくださいね。

さて、2次筆記試験が終わってからは、診断士1年目の活動について実務寄りの記事をお届けして参りました。
ラストリレーの今回は、主に残念な結果だった方へ向けた記事を書かせていただくことにします。

再挑戦か撤退か、迷っている人へ

私は1次1回、2次2回の受験で合格しました。
2年目は1次試験の保険受験はせず2次試験に集中し、「これで不合格だったら向いていないってことだから諦めよう」と考えていました。
結果、合格していたわけですが……

もしも不合格だった場合、本当に診断士を諦めていたかというと、正直わかりません。

わかりませんが、改めて自分に問い直したと思います。
そもそも何がしたくて診断士資格を取得するのか?

資格の取得理由は人それぞれですよね。

・会社の昇進要件
・独立して稼ぎたい
・転職のための武器がほしい
・事業者さんの力になりたい
などなど

私が診断士を目指した目的は「楽しい人生を送るため」でした。

ブログ初登場の自己紹介では、
・本業以外で幅広い知識を身につけたかった
・教科書を見て、何やら面白そうと思った(つまりは、ただの好奇心)
と回答していますが、その根っこにあったのは「今のままでは人生つまらん」という気持ちです。
楽しく生きていくために、自分の人生を充実させるために、診断士を選んだのです。

では、絶対に診断士じゃなきゃダメかというと、そういうわけではないはずです。

不合格だった場合、大学院での学びや他資格への挑戦、転職など、おそらく他の道に目を向けて進んだのではないかと思います。その道中で「やっぱり診断士がいい!」と感じたら、戻って再挑戦したでしょうし、新たに選んだ道が楽しければ、そのまま進み続けたでしょう。

あなたが、診断士を目指す目的は何でしょう?
それは、診断士でなければ実現できないことですか?
挑戦には、どれくらいの犠牲が伴いそうですか?
その犠牲を払ってでも挑戦したいと思いますか?

一度ご自身の考えや気持ちを整理してみてくださいね。

そのうえでご自身が納得できる選択をすれば、再挑戦であれ撤退であれ、前向きに踏み出せるのではないでしょうか。

再挑戦を決めた人へ

再挑戦を決めたのであれば、あとは合格に向けて当たり前のことを当たり前にやりましょう。
事例企業では、なぜこんな基本的なことができていないのだろう、と驚くような企業が登場しますよね。
試験勉強も、まずは当たり前のことができているか、改めて客観的に確認してみてください。
①あるべき姿を設定する
②自身の現状を正確に把握する(言い訳しない)
③ギャップを埋めるための学習計画を立てる
④適宜、計画を見直しながら勉強を進める

計画の立て方や勉強方法については、おススメの記事を貼っておきますのでご参考になさってくださいね。

まっつの 学習計画と学習方法
1次試験の学習計画を立てよう!
2次試験の学習方法(1)

★勉強が得意なたかしの 誰でもできるシリーズ
誰でもできる!2次試験勉強法①:事例Ⅰ(ファイナルペーパーつき)
誰でもできる!2次試験勉強法②:事例Ⅱ(ファイナルペーパーつき)
誰でもできる!2次試験勉強法③:事例Ⅲ(ファイナルペーパーつき)
誰でもできる!2次試験勉強法④:事例Ⅳ(ファイナルペーパーなし)

他にもおススメ記事はありますが、1月現在は主に上記を参考にふんわり計画を立て、学習を進めていただければ十分だと思います。
2月からはふぞろい14のメンバーが、私たちとは違った視点で記事を届けてくれます。そちらもぜひご参考になさってください。

2次試験には(一応)正解がある(ハズ)

2次試験って正解がわからないからモヤモヤする。よく聞くお話です。
でも2次試験には作問者がいて、想定している解答があるはずなのです。作問者は皆さんからその解答を引き出すために、様々な工夫をされています。与件文にわざわざ表現があったり、設問文に解答の方向性をしぼるヒント(制約条件)を入れたり。

事例問題を作ってみるというのも、その気づきを得る有効な手段と考えられます。
参考に先代の記事を貼っておきます。
作問者のキモチ
今年1次試験を受けず2次試験対策に集中する方は、それなりに期間がありますので、作問に挑戦してみてはいかがでしょうか。それを使って勉強会を行うと、本試験の問題がいかにうまくできているか実感でき、設問文・与件文の読み方や紐づけ方にも変化が出ると思います。

ただし、それなりに労力と時間が必要です。
そんな時間ないよという人は、他者が作成した解答や各予備校が出している解答例を入手し、分析してみてはいかがでしょうか。
各解答の良し悪しを語るだけでなく、「この解答の論点は何?」「つまり、ひとことで言うと?」と考えてみましょう。出題の趣旨とは論点がずれている解答があればしめたものです。それが加点されるのは、どういう問いのときか、どういう制約条件が必要か、どういうヒントを与件文に入れ込むか、作問者の気持ちになって考えてみましょう。

診断士になると、さらに正解なき世界が待っています。
2次試験対策での学習は、診断士になってからも必ず役に立ちます。

勉強会で多様な考えに触れましょう

診断士として活動する中で、多様なメンバーで構成されるチームの重要性を実感することが多々あります。ひとつの事象について深掘する際も、多様な価値観や考え方を共有し、乗っかったり掛け合わせたりすることで、新たなアイデアを生み出すことができます。

診断士試験の勉強においても、同じことが言えます。(※解答に斬新なアイデアを書けという意味ではありません)
一人で勉強していると考えが偏りがちで、第三者の指摘も入らずそのまま凝り固まってしまう恐れがあります。
点数が伸びずお悩みの方は、勉強会に参加して、多面的な考え方や解答へのアプローチ、学習の進捗管理など、様々な手法を知ることから始めてはいかがでしょうか。試したうえで自分なりにアレンジしたり他の手法と組み合わせたりして、ご自身に合った形を作り上げましょう。
まったく合わないと感じたものは「そういうやり方もあるのね」と引き出しの奥にそっとしまえばよいと思います。
昨年からオンライン化が進み、WEB会議システムを使った勉強会が増えて、どこからでも参加しやすくなっています。
受験生支援団体が主催する勉強会は、すぐ枠が埋まってしまいますが、Facebookで勉強会仲間を募り自主開催することもできます。自主開催は自由度が高く、様々な実験ができるというメリットもありますよ。
参考に、私が過去にお届けした記事を貼っておきます。
勉強会のススメ

ありがとうございました!

この1年間、皆さまの多大なるご協力を賜り、プロジェクトを完遂することができました。
再現答案をご提供くださった皆さま、書籍をご購入くださった皆さま、ブログをお読みくださっている皆さま、セミナーにご参加くださった皆さま、支えてくださった諸先輩方、本当にありがとうございました。
年末から、引き継いだふぞろい14のメンバーが、出版に向けて分析と執筆に励んでいます。
今後もふぞろいな合格答案プロジェクトを、どうぞよろしくお願い致します。

そして、ふぞろい13のみんな、1年間ありがとう。
こんな私だけど、これからも診断士仲間としてお付き合いいただけると嬉しいです。
引き続きよろしくね。


最後になりましたが、令和3年度診断士試験に向けて頑張る皆さまの合格を、心より祈念しております。

明日はだいちの登場です。
最後にどんなTipsを語ってくれるのでしょうか。お楽しみに!

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