1人でこっそり勉強するあなたを応援したい!事務局&事例Ⅱ分析チームのたかしです。
いよいよ今週、ふぞろい13メンバーとしては初のセミナーがオンラインで開催されます。申し込まれた方は、もう動画をご覧になったでしょうか?各担当が時間をかけて作った動画ですので、ぜひ全パートをご覧いただければと思います。
さて、それでは本題です。前回は事例Ⅰの勉強法について書きましたが、今回は事例Ⅱについてです。基本的な流れはどの事例も共通なのですが、できあがる考え方の枠組みは全く違うので、その点に注目してください。(とはいえ既視感が否めないので、事例Ⅲは少し違ったまとめ方をしようかなと思います。。。)
前回同様の言い訳ですが、決して飾らず、等身大の独学者の姿をお見せするようにしています。つっこみどころもあると思います。ぜひ「使える部分だけ参考にしよう」というスタンスでご覧ください。
目次
全事例共通として、どんな試験なのかを知らないことには始まりません。インターネットや参考書でさくっと情報収集したら、まずは解いてみましょう。事例Ⅰ同様、2~3年分解けば十分だと思います。
ふつうの人は、この段階では全然できません。これも毎回書きますが、それでOKです。「時間全然足りない」「何書けばいいか分からない」「書きたいことを文字数に収めるのも難しい」という危機感を持ちましょう。
過去問演習を経て、「1次試験の知識を再編成しないと太刀打ちできない」「解答の土台にある枠組みがないと厳しい」と気付いてからが本当のスタートです。
次は自分なりの「考え方の枠組み」をつくるフェーズです。数年分過去問を解いた感覚や、ふぞろい、手持ちの参考書、インターネットでの情報収集をもとに、「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤しながらつくりましょう。
不格好で、不完全で、ズレた考えが入っていても大丈夫です。この時点の枠組みはあくまで「叩き台」です。ただ、叩き台があるからこそ、今後の過去問演習を通してブラッシュアップしていくことができます。
事例Ⅰ同様、私が8月上旬につくった枠組みを参考までに公開します。
自分で貼っておいてあれですが、だいぶ汚いうえに、まとまりもイマイチですね。。。でも、これでもつくるのはかなり大変でした。それくらい、この時期はまだまだノウハウが不足しがちです。
枠組みの叩き台ができたので、これをベースとして過去問を解いていきます。事例Ⅰ同様、できれば何も見ないのが好ましいですが、枠組みを見ながら解いても構いません。
枠組みを見ながらであっても、まだ十分な点数は取れないと思います。それで全く問題ありません。この時点の過去問演習の目的は、いい点数をとることではありません。「今の枠組みでカバーできていない範囲があることを理解する」「与件文をしっかり読むことが重要という認識をもつ」「与件文への線の引き方や時間配分を試行錯誤する」ことが目的です。
次の段階で、考え方の枠組みを補完していきましょう。
過去問を解けば解くほど、与件文の読み方・線の引き方(過不足なく線を引く、自分に合った色や線の種類など)については少しずつ慣れてくると思います。
ただ、過去問を解くもう1つの目的である「枠組みの補完」は、より意識的に行う必要があります。そこで、過去問を解いたあとに、主にふぞろいを使って「この問題は何が問われていたのか」「どんな視点・要素を盛り込むべきだったのか」を整理しましょう。
これを行うことで、ただ解くだけではなく「過去問の具体的な解答」を集めて「枠組み(パターン)」にしていきます。
以下は私の当時のノートです。
過去問を解くたびに、こうして解答すべき要素を復習し、それを積み上げていくことでパターン化することで、枠組みに足りない部分を明確化できます。
あとはひたすら過去問演習を繰り返しながら、この勉強法を忠実にまわしていきます。過去問演習をするたびに、上のようなノートが増えていくイメージです。
振り返りを繰り返すことで、枠組みが少しずつ補完され、対応できる問題が増えてきます。
そして、最終的にできあがった自分なりの「考え方の枠組み」(私はこれをファイナルペーパーとしていました)がこちらです。
まとめかたが美しくないとか、字が汚いとかは置いておくと、最初のノートを比べて枠組みが充実していることがお分かりいただけるかと思います。
事例Ⅱは事例Ⅰほどの知識は不要といわれます。ただそれでも、考える枠組みを持っておくことは本番での再現性を高める上で有効です。
以上、今回は「枠組みができるまで」を中心に事例Ⅱの勉強法をご紹介しました。
さて、明日はRYO@福岡です。前回は中小企業白書の事例を紹介してくれましたが、今回はどんな話題を提供してくれるでしょうか?お楽しみに!