みなさんこんにちは。オールドルーキーの心の友、くろひょうです。
秋は、キンモクセイや、食べたらおいしいけど道路で踏みつぶされまくって臭い銀杏など、植物の香りではっきりと季節の変わり目が感じられていいですね。最近、BIOMEという動植物の写真を撮ったらAIが生物名を判定してくれるアプリにハマっているのですが、当初よりも判定の精度が上がっていてなかなか楽しめます。まじまじと動植物を見るのは小学生以来久しぶりなのですが、この前、庭の植物に綿が付いているなあと眺めていたら、綿が動き始め「なんだこれ!」と思い、BIOMEで判定したら、アオバハゴロモという昆虫の幼虫で、おっさんになっても初めて出会う昆虫がいるのかとちょっと嬉しくなりました。
さて本題ですが、セミナーでよく聞かれることの一つに、「過去問を何年分解くべきですか?」という質問があります。私は、事例Ⅳを除いて、「3~5年分でも良いと思います。私は量をこなすよりは、しっかり復習する派でした」とお伝えしています。試験まで1ヶ月程度となり、過去問をたくさんこなす時間がないという方もいるかと思いますので、本日は私が効果的だと思った過去問をじっくり復習する方法をお伝えしたいと思います。
目次
主な作業は以下です。
・間違った内容を書く(何を、なぜ間違ったかなど)
・それらを防ぐための改善策を書く
・その他、気づきを記載する(ふぞろいの答案例を読んで気づいたことや、抜けていた1次知識など)
例えば、下記のような内容を思いつくだけ書き出します。
(間違った内容) 社長の想いなど、与件文の重要なポイントを逃している
(改善策) 社長の想いは、目立つピンクの蛍光ペンを使う
(その他の気づき) 「最大の理由」を聞かれたら、結論を一つ挙げ、その後に具体的説明で多面的に答える
(間違った内容) 与件文にラインを引いているのに、使い忘れている
(改善策) 蛍光マーク部の使い残しをしない(私は蛍光マーク部は解答に必ず使うルールにしていた)
(その他の気づき) 後継者問題や後進育成は要チェック
このような作業をすることで、自分が間違えやすいパターンを理解し、事前に対策を講じることができます。
これは、自分で書けるであろうレベルのベスト答案を作るということです。ふぞろいのA答案や予備校の解答例は素晴らしすぎて自分では書けないと思うことも多いと思います。60点とれば良いと考えれば、完璧な答案である必要はなく、時間内で自分が書けそうな文章構成、内容でのベスト答案を作ってみることは本番での現実的な対応を想定する上で、お勧めです。
私は、80分を使って解く時間が無かった年度の過去問については、設問だけを見て、設問文にラインを引きながら、与件文で注目すべきポイントや、解答の書き始めと締めの言葉を想像するなどをしていました。その後、ざっと、与件文を読んでみて、ふぞろいの解答例を確認します。簡易的なトレーニングとなりますが、様々な設問を見ることで、初見の問題での問われ方のパターンの変化に慣れる(驚かない)ことができると思います。
以上でご紹介した間違いノート、ベスト答案は、過去問を解くたびに作成しました。そして、試験1週間前くらいからは過去問をほとんど解かず、間違いノート、ベスト答案の見直しを行い、設問トレーニングで、本番での初見問題の想定を行いました。残り約1ヶ月で焦りもあると思いますが、悔いのない日々を過ごし、1点でも2点でも得点を上乗せできることを願っております。
明日は、埼玉県協会でも活躍中のたまちゃんです。独身寮時代にお世話になったし、「翔んで埼玉」面白いし、個人的に愛着のある県ですよ~