「頑張りたい!けど、モチベーションが長続きしない……」そんなあなたを応援したいじょーきです!
1年間続いてきたリレーブログも最後の執筆となった今回、受験生の皆さまへのメッセージとして、診断士試験合格の前後で私に生じた変化について書かせていただきます。
目次
診断士試験に合格して大きく変わったのは、人脈が凄まじく広がったことです。
合格前の段階では、診断士活動について明確なビジョンを持っていなかった私ですが、色々なご縁に恵まれて「ふぞろい」の活動に、受験生メンバー時代から起算して延べ2年間携わることができました。ここでは、会社や地域といった枠組みを越え、志ある合格者や受験生と活動をともにしました。
社会人になってから丸10年が経とうとしていますが、この10年間で出会った人(お客さまを除く)の顔を思い浮かべると、同じ会社の中や同じ業界の方が大半です。一部には、趣味や異業種交流会を通じて知り合った方もいますが、それでも年に数度やり取りをする程度の間柄に留まっており、自分の生活や思考に影響を与えるほどの交流に発展することはなかったように思います。
それがこの「ふぞろい」では、密にコミュニケーションを取って本の執筆やセミナーの企画・運営を進めていくことが求められるので、他にはない経験ができたことは言うまでもありません。特に今年度はコロナ禍で、過去の記録がほとんど参考にならないような場面も多くありましたが、新たな挑戦ができる機会を楽しむメンバーの姿勢は、本当に刺激になりました。
たまたま「ふぞろい」に縁があった私ですが、私だけが特別な経験をできたのかというと、決してそうではありません。そう言い切れるのは、私が参加を見送ったコミュニティやイベントがまだまだたくさんあるからです。診断協会での活動、実務補習でつながった仲間との活動、外部のセミナー・勉強会への参加……挙げだしたらキリがありません。
このように、診断士試験合格後の世界は、出会いと刺激に満ちています。今年の試験に挑まれる方には、ぜひ合格後の世界に胸をふくらませ、これからの学習に励んでいただきたいと思います!
私が診断士試験を通じて得たものの中で最も大きいと感じるのは、実は内面的要素の方、「自分で設定した壁を、自分の力で乗り越えたことによって得られた『自信』」です。
そう感じるのは、私が合格前に受験生メンバーとしてこの「ふぞろい」の活動に携わっていたことが大きく関わっています。
当時はチームの中で自分だけが「受験生=不合格者」という状況での活動でした。劣等感や不安、実力不足からくる負担感……そういったネガティブな感情に押しつぶされそうになっていたのを今でも覚えています(先ほど自分で合格後の魅力として語った、社外の人とのつながりや刺激を得られる環境を、ポジティブに捉えられないのですから面白いですよね)。
懐の深いメンバーのサポートもあってなんとか役目を果たし、令和元年度の試験で合格できた私は、今度は「合格者」という立場で再びこの「ふぞろい」のプロジェクトに携わることになりました。
その時に見えた景色は、1年前に同じプロジェクトに携わっていたときのそれとは全く違ったものでした。もちろん、多少なりとも知識量が増えていたり、文章の読み書きが上手になっていたりしたかもしれませんが、そんなことは微々たる変化に過ぎません。それ以上に大きく変わったのは、自分の内面的な部分だったのだろうと思います。
ここで私がお伝えしたいのは、自分で立てた目標と向き合うことの大事さです。中には、昨年の試験で結果が伴わず、今年の受験をどうするか悩んでいる方もおられると思います。そういった方は、「なぜ自分が診断士試験合格を目指すのか」を、今一度考えてみてほしいのです。
私の場合、一皮むける経験をできたのがたまたま診断士試験であり、たまたま「ふぞろい」のコミュニティでしたが、私が診断士試験を通じて得た自信は、何も診断士試験でないと得られないものではありません。自分の立てた目標に向き合える場面が診断士試験とは別のところにもある方は、そちらに全力を注いでもいいと思います。
「いや、それでもやはり診断士試験にもう一度チャレンジし、自分の殻を破ろう!」と思えた方、来年こそ合格をつかみ取って、出会いと刺激に満ちた合格後の世界に飛び込んできてくださいね!
昔からあらゆることを感覚的にこなしてきた私にとって、自分の頭の中を言語化する必要があるこのブログ執筆は、大変学びの多い経験となりました。これまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。引き継ぎを経た2月以降も、個性豊かでふぞろいなメンバーが、鼻息を荒くしてスタンバイしています。今後とも「ふぞろいブログ」をよろしくお願い致します。
寒さが続く中、緊急事態宣言が発令された地域にお住まいの方もたくさんおられるかと存じます。くれぐれもご自愛ください。
明日はマリのラストリレーです。明日もお楽しみにー!