勉強会のススメ

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毎度ふぞろいブログをご覧いただき、ありがとうございます。本日は大阪からマリがお届けいたします。(自己紹介はこちら

さて、去年の2月に私は何をしていたかというと、ちょうど勉強会を始めた時期でした。きっかけは、はるかの「勉強会しましょー!」というひと言でした。それに対し私は「じゃあ明日、平成23年度事例Ⅰ~Ⅳの4事例で」と答えたそうな。正直覚えてないです笑。最初は2人で始めた勉強会ですが、一緒に頑張りたいと思う人にも声をかけ、試験日まで毎週日曜日に開催し続けました。

今回は、私が受験生時代に仲間と開催していたその勉強会についてお話しします。主に2回目受験生向けの内容ですが、1回目の方もご参考としていただければ幸いです。

 

■ 勉強会のスケジュール管理

Googleのスプレッドシートで作成し、勉強会メンバーに共有していました。実際に作っていたスケジュールの一部がこちら↓

基本は毎週日曜日、1日4事例です。計画は最初にある程度立案しましたが、個人の予定や出来栄えを見ながら柔軟に変更しました。

■ 連絡および情報共有の手段

LINEで勉強会用のグループを作り、イベント機能を使って出欠を取っていました。その他、有益な情報を仕入れたら即LINEで共有します。

■ 勉強会の進め方

各設問でメンバーごとの解答を読み込み、その思考をさかのぼります。

  • 与件文のどこを根拠に使った?
  • 活用した1次知識は?
  • 他の解答を選ばなかった理由は?
  • 制約条件をムシしてるけど、なぜこうなった!?

解答者の説明を聞く前に考えることで、思考力が鍛えられます。一定時間考えても分からなければ解答者に尋ね、その後トコトン議論する、という流れを事例Ⅰ~Ⅲの各設問で繰り返しました。(事例Ⅳについては議論せず、メンバーの不明点を確認するのみにとどめました)

また、様々な予備校の模範解答やふぞろいを持ち寄り、その解答に対しても議論を展開していました。「この模範解答、どこを根拠に使ってるんやろか」「これは型にはめすぎ、この企業に合ってない」「このキーワード、本当に出題者は求めてた?おまけ配点されてるだけちゃう?」などなど。参考書を無条件に信じるのではなく、疑いながら考察することで理解が深まります。

■ 他メンバーの解答を添削

勉強会の後、他のメンバーが書いた解答を勝手に添削していました。その人にフィードバックするためではありません。自分自身にノウハウを蓄積するためです。

  • 他メンバーが使った根拠やフレームを私が使う場合、どのように考えてどのように書く?
  • 他メンバーがミスをした原因を究明し、私が同じミスを犯さないよう気を付けることは?

客観的に添削した後、当事者として自分の中に落とし込みます。

■ 勉強会で大切にしていたこと

・沈黙は悪ではない

複数人が集まって話し合う場合、沈黙の時間を悪と考える人もいます。しかし、沈黙の時間は考えている時間でもあります。無言の時間が続いても「この人、今めっちゃ考え中やな」と感じた場合は、急かさず待つようにしました。ただし、悩む時間はムダなので「この人、今めっちゃ悩んでるかも」と感じたら声をかけましょう。

・強制しない

ノウハウは共有する、理解できない部分はトコトン突っ込み議論する、でも最終的に取り入れるかどうかは個人の自由です。それぞれに合うものを自己責任で取り入れましょう。仕事やプライベートの用事もありますし、参加・不参加も個人の自由です。

■ 勉強会メンバーの属性

今振り返って思う、勉強会が効果的だった最大の理由はメンバーに恵まれたことです。

  • 主要メンバーは2次試験2回目の受験生
  • 1回目の受験時に同じ予備校に通っていた
  • 2回目の受験に向けた勉強方法はバラバラ

基軸は同じでありながらも得意分野が異なり、個々で習得したノウハウも持っていたため、お互いに不足している部分を補い合えました。そして勉強会には、前年の合格者も参加してくれました。1回目の受験時に同じ予備校で勉強していた仲間です。多忙な彼らの時間を使うからには、合格しか許されない…。そのプレッシャーで自分を追い込み、なんとか合格をもぎ取ることができました。

 

本日は、私が仲間と開催していた勉強会についてお伝えしました。もちろん、このやり方が絶対的に正しいとは思っていません。受験生支援団体が開催している勉強会もあります。オンラインの勉強会もあります。まずは情報収集し、その中でご自身に合った方法を選択してくださいね(^^)応援しています。

 

明日はぎりぎり20代の若手合格ナビゲーター だいちがお送りします。お楽しみに~。

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