ジメジメとした暑い日が多くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?試験日が近づき遅くまで(朝早くから)頑張っている方もいるかと思います。くれぐれも体調を崩さないようにしてくださいね。
さて先日、『ふぞろいな合格答案15』の第二回ゲラチェックが終わりました。いよいよ発刊に向け、最終コーナーです。
また、再現答案をお寄せいただいた方で昨年度は残念ながら…という方へ、現在フィードバック原稿の作成を進めております。一つ一つふぞ流に採点し、コメントも記載しております。
お待ちかねだと思いますが、もう少しだけお待ちください!
======★★====================================
ふぞろい16メンバーのブログは2月20日スタート!
どうぞお楽しみに!
===============================★============
目次
ソーイチと謎の女性キャサリンとの会話から始まった特別企画。
二人の関係が気になりますが、受験生のみなさんに参考になるのであればと、ここは割って入っていきたいと思います!
まず簡単に私の一次試験戦歴です。
令和2年3月から試験勉強を開始し、以下のように一次試験に合格しました。
令和2年度:経済学・経済政策、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策 合格
令和3年度:財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務 合格
教材はSTUDYingと「集中特訓 財務・会計 計算問題集」です。
まず一次試験1週間前の勉強時間を振り返ってみました。
勉強時間は平日は1日平均1時間、休日は平均3時間ほど。
直前だからまとめて勉強というより、今までの勉強を淡々と継続するスタイルだったかなと思います。苦手だった財務・会計は毎日計算問題を解くようにしていました。
また職場がシフト制で8/15(日)仕事、8/18(水)代休というスケジュールでしたが、試験前日の8/20(金)にも有給休暇を申請しておきました。その日は3時間ほど勉強してあとは家でゆっくりと過ごしましたが、試験前日が休みというだけで心も体も非常に楽になりました。お仕事の都合もあると思いますが、可能であれば試験前に有給を入れておくと良いと思います。
令和2年度から受験生全員に0次試験が課されるようになりました。
受付時におでこにピッとするあれ、そう検温です。
どんなに一次試験の対策がばっちりでも試験当日に熱を出せばその年の受験機会は奪われ、また1年試験勉強に時間を費やすことになります。
そんなことは絶対に避けなければ!と一次試験前はいつもに増して手洗いうがいを徹底し、人混みを避けるように行動していました。みなさんも、体調管理には十分注意してくださいね。
試験1週間前は基本事項に絞り、曖昧な知識の整理とどうしても覚えられない論点の暗記をしていました。
試験に出たときに「あー、これ勉強したけど何だったっけ?」で失点するのはもったいないですよね。
例えばこんなこと
■財務・会計:返品、割戻、割引、割戻
■運営管理:予防保全、事後保全、改良保全、保全予防
■経営法務:秘密管理性、有用性、非公知性(不正競争防止法)
どれも基本的な事項ですが、出たら確実に解答できるように最終確認を行っていました。
試験前日には持ち物と服装を決めていました。
■私の当日の持ち物
受験票、腕時計、シャープペンシル、シャープペンシルの芯、鉛筆、鉛筆削り、消しゴム、お弁当、水筒、シャツ、運転免許証
※ 必要なものは受験票に記載されていますので必ずチェックしてくださいね
この中で役立ったのがお弁当、水筒、シャツ。
お弁当や飲み物は家から持参(もしくは自宅近くのコンビニ等で調達)することでお昼時間を有意義に使えます。
試験会場近くのコンビニ等に並んだりする必要がなくなるのでおすすめです。
またシャツは試験会場の冷房が寒い時に重宝しました。
受験票には写真を貼付する必要があるので事前に準備しておきましょう。
私は自宅で写真を撮り、近くのコンビニで印刷した証明写真を使用しました。手軽にできて200円(税込み)と安く済みました。
試験当日の朝はいつもどおりに起き、いつもどおり朝ご飯を食べました。
念のため体温を計り、忘れ物が無いようかばんの中を再チェックして出発です。
初日は財務・会計から。
試験開始は11:30、入室開始が11:15だったのでその30分前に会場に着くように家を出ました。
会場着時間は家からの距離や交通機関等によって人それぞれかと思いますが、必ず「入室開始」時間を確認してその〇分前に会場に着くようにと決めておきましょう。
試験当日も移動の時間や休憩時間を使って、最後の見直しを行いました。
ただ、試験の間の休憩時間って意外と短いんですよね。あれこれ見ようと思うとすぐ次の科目が始まってしまいます。なので、隙間時間をどのように使うかは事前に決めておくと良いと思います。
私の場合は、会場に向かう電車の中では最初に受ける科目の復習のみ、
休憩時間の過ごし方は、①トイレ、②水分・糖分補給、③次の科目の復習、
少しでも時間を有意義に使うため、終わった科目のことは振り返らないと心に決めていました。
さて、いよいよ試験本番です。
ソーイチも言うように試験会場には独特の雰囲気があり、私も2回目の受験でしたがその雰囲気をひしひしと感じていました。
緊張感に包まれながら試験開始の合図を待つことになりますが、ここでは試験時間の確認や事前に決めた試験開始直後の手順をイメージしていると良いと思います。私の場合は、試験の半分の時間と終了時間を自分の腕時計で確認したり、試験開始後に①受験番号等をチェックし、②問題全体を把握することをイメージしていました。
試験開始後は深呼吸してからマークシートと問題用紙をめくり、イメージしていた手順を実行に移します。そして①取れる問題を確実にとる、②時間管理を行う、③時間いっぱい見直しを行うという気持ちで設問を読み始めました。
診断士試験は国家試験であり、年に1度の試験なのでどうしても不安を覚えると思います。でもそれは試験勉強に真剣に向き合ってきたからこそ覚える不安であって、しっかり準備をしてきた証拠だと思います。準備してきたのだから大丈夫! 今までやってきたことを試験会場に「置いてくる」。そう、赤木先輩もそんなこと言っていましたよね。
まずは自己採点です。各予備校から出される解答速報を見て採点しました。
どの科目も可もなく不可もなくという手ごたえだったので、自己採点中×が続くと不安になりました。
特に1問の配点が大きい財務・会計や経営法務はひやひやしながら採点したことを覚えています。
合格点に達していることが分かると、すぐに二次試験モードに切り替えました。
ふぞ14のくろも書くように、一次試験後いかに素早くロケットスタートを切れるかが二次試験合格のカギになると思います。
ロケットスタートを切るためにも、二次試験の参考書は今のうちから用意しておきましょう。
ちなみに私は一次試験前に『ふぞろい』シリーズをそろえて、息抜きに再現答案パートや余白・脚注コラムを読んでいました。
おかげで一次試験後に参考書で悩むことなく、また二次試験がどのようなものか概要がつかめていたので、二次試験対策をスムーズにスタートすることができたと思っています。
また二次試験対策を進める中で『全知・全ノウ』と『30日完成!』も必要と感じ、あとから買い足しました。
一次試験に合格し一つの区切りを迎えたので、かねてから行きたいと話していたレストランで外食し、妻に感謝の言葉を伝えました。
↓その時のお店はこちら
ここまでお読みいただきありがとうございました。
長くなってしまいましたが、試験合格のために一つでも参考になることがあればという想いで書きました。
試験日が近づくにつれ不安になったり、今年は科目合格でいいやと思うことがあると思います。
そんな時、私は来年の自分の姿を想像していました。
コロナも落ち着き旅行に行く人が増える中自分は独りまた勉強して一年を過ごすのか?
同じ一年を過ごすのであれば試験に合格して新しいことを学びたい、と。
人生100年時代と言われるようになり、100年のうちの1年(100分の1)と考えるとわずかな時間のように思えますが、100年のうちの2年(50分の1)、100年のうちの3年(33.3…分の1)と考えると、1年の違いが大きく感じられます。
ここまで試験勉強を継続してきたからには、是非「今年」受かる気持ちで残りの期間を過ごして欲しいなと思います。
さて、次回は事務局長「ただ」の登場です。試験勉強中にまとめていたという資料をちらっと見せてもらったことがありますが、合理的でわかりやすくチーム員全員が唸っていたのを覚えています。そんな「ただ」は一次試験をどのように過ごしていたのでしょうか? 次回の記事を、是非ご期待ください!