令和4年度中小企業診断士1次試験まで、あと1カ月半となりましたね。みなさん、対策は順調に進んでいますか?
今日から我がふぞろいブログでは、1次試験本番までの期間にお読み頂きたい投稿企画第1弾をスタートします。是非、受験にお役立ていただきたいと思います。
ん? あそこに困った様子の受験生がいますね。ちょっと話しかけてみましょう。
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ふぞろい16メンバーのブログは2月20日スタート!
どうぞお楽しみに!
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目次
ヘイ、キャサリン。何をそんなに困っているんだい?
ハイ、ソーイチ、ちょうどイイところに来たわ。試験日が近づいてると思うと緊張して、頭がスパゲッティのようにこんがらがってきちゃったの。
OH! それはいけないね。でもダイジョウブ! そんな時はイカスミパスタを食べてイカスME~。なんてね! ハッハハハ~。
人が困ってる時にふざけるなんて、ヒドイわ。
ゴメンゴメン。実は、そんなキャサリンのために、とっておきの企画を持ってきたのさ。
ホントに~!? ダイジョウブかしら。
ダイジョブダイジョブ~! 今日から、ブログメンバーが決まったテーマに沿って投稿をしていくよ。今回のテーマはこちら!
①試験1週間前、②試験当日、③試験終了後の3つに分けて、体験談を紹介していくよ。
それってつまり、合格者の失敗から得られた教訓や、試験突破のヒントが分かるってことなの?
その通り! 受験という、日常的にはイレギュラーなライフイベントに困惑したり、試験当日の独特な雰囲気にのまれてしまったりして、実力を発揮できない受験生は多いんだ。
え~、コワ~イ。
そこへ、この企画さ! 合格者の生の体験談を紹介することで、本番を想定した準備や緊張感の緩和に役立ててもらおうってワケさ。
わ~、スゴ~イ! ワタシの緊張がそんなに簡単に消せるなんて! まるで魔法みた~い。……パチパチパチ(どこからともなく拍手が鳴り響く)。
ハ~イ。ソーイチ&キャサリン、ありがとう! この2人が紹介したブログ企画をなんと、前年度試験に合格したふぞろいメンバーが、今日からリレー形式で投稿していきます。是非、身近なメンバーを見つけて、試験対策を充実させてもらえればです。では、どうぞ!
改めまして、ソーイチです。合言葉は一問一生! 1回目の1次試験、たった1問で足切り不合格となった私こそ、みなさまにお伝えできることがあるに違いありません。(笑)
早速、①試験1週間前、②試験当日、③試験終了後、それぞれの過ごし方をご紹介していきます。今回は、何とか突破できた2回目の1次試験の状況を書いていきますね。
私は①と②はセットで考えていました。試験当日をどのように過ごしたいか、そのために1週間前をどのように過ごすべきか。そうした一連の戦略を立てておくと、結果はどうあれ、納得感の得られる試験になると思います。
平日の通勤時間にコツコツスタイルだった私ですが、試験1週間前となるとそうも言ってられません。前日の金曜日だけは何もせずリラックスして過ごすことだけ決めて、それ以外はほぼ勉強部屋に籠りっぱなしでした。
前の週の土日は朝から晩まで。平日も、通勤時間や昼休みはもちろんのこと、毎日定時ダッシュで帰って、そこから24時頃まで連日追い込んでいました。
やっていたのは、ひたすらに過去問の回転と、中小企業経営・政策だけは問題集を使って暗記の繰り返し。最後の方は問題を覚えてしまっていたので、これ以上やることに意味があるのか疑問でしたが、せっかくシフトチェンジした猛勉強モードを崩すのももったいないので、継続しました。
子どもの寝かしつけや食事の準備・後片付けなど、家のこと全てを担ってくれた妻には感謝してもしきれません。
前日の金曜日は会社を休みましたが、朝から勉強はせず、妻とランチに行ったり、学校から帰ってくる子供を迎えたり、逆にいつもはできない平日の過ごし方をして楽しみました。Tommyも以前のブログで書いてましたが、「試験だけが全てではない」ことを再認識できて、却って心の余裕に繋がったと思います。
金曜日の夜は、受験票と筆記用具など、必要最小限の荷物を鞄に入れて、服装も決めて、早めに就寝。万全な状態で試験日を迎えるための計画は、全て予定通りにいきました。
いよいよ決戦の日。朝はいつも通りに起きて、割としっかり朝ごはんを食べて出発。午後の試験の眠気対策で昼食は軽く済ませる予定だったので、朝は十分栄養補給をしておきました。
会場近くのコンビニは、お昼の時間になるとレジに長蛇の列&弁当まわりの商品が品薄になるので、自宅近くで調達してから向かうのが良いと思います。
1日目、最初の科目の試験前に時計を忘れたことに気付き少し慌てましたが、教室に時計が掛かってたので助かりました。会場によっては時計が無い場合もありますし、普段からスマートウォッチを付けている方は当日使えませんので注意が必要です。
肝心の試験は淡々と平常心で受けることができました。普段の勉強で、過去問に取り掛かる前にコーヒーを一口飲むルーティーンを実践していて、試験当日もその通りにやっていました。
試験会場って独特の雰囲気がありますよね。イチローのような一流プレーヤーだって実践していたルーティーン。平常心を保つために、試験会場に持ち込めるような流れを身に付けておくのがおススメです。
試験開始から30分が経過した頃から周りの受験生に動きが出始め、早々に解き終えた方が続々と途中退室していきます。
確かに、そのぐらいの時間で解き終わってしまう科目もあると思います。1問4点の経営法務(25問)など。そんな時、「自分も早く出て次の科目の準備をした方が良いのでは」と考えてしまい、目の前の試験に集中できなくなってしまうこともあると思います。まさに、魔の時間帯と言えますね。
魔の時間帯の対処をどうするか、予め決めておきましょう。私は、1回目の1次試験でたった1問で足切り不合格となった経験があるので、たとえ早く解き終わっても、時間いっぱい見直しに使うと決めていました。
試験時間は平等に与えられたものです。人間、完璧なんかでいられる訳はなく、必ず1つや2つはミスがあるものです。余った時間には、まだ得点を伸ばす可能性が眠っているはずと考えて、最後まで何度も見直しをしていました。
試験の対策は木曜日まででやり切ること、試験直前にバタバタせずに平常心で挑むこと。これが私の戦略でしたし、準備は十分やり切ったのだから、あとは自信を持って、当日を予定通りに過ごすことだけ考えていました。
最後の科目が終了した瞬間は、疲労感と不安感(全く手ごたえがなかった)でいっぱいで、名も知らない同志たちと共に駅に吸い込まれていきました。
その日は家族と外食に出かけ、久しぶりに飲酒も解禁。解放感を満喫しました。
必ずやろうと決めていたのは、妻と家族へお礼を伝えること。「今年も落ちたかも。でも、とにかく全力は尽くせたよ。これまで協力してくれてありがとう。」という感じで話したのを覚えています。
試験翌日には、一大イベントである自己採点が待っていますね。お昼頃には各予備校の解答速報が出揃っていましたし、試験翌日中に公式からも正答発表が出ていた気がします。私はコロナワクチンの2回目接種の予約を入れていて、病院の待合室でドキドキしながら自己採点していました。
なんとか合格点をとれていた訳ですが、喜んでいる暇はありませんでした。最大の難関である2次試験がもう2カ月ちょい先に迫ってきているにも関わらず、何も対策ができていなかったのです。でも焦る必要はありません。多くの受験生が似たような状況だと思います。
2次試験対策はまた別に書く機会があると思いますが、自己採点で合格を確認した瞬間から、まずは2次試験の情報収集や勉強プランの組み立てから、落ち着いて取り組んでもらえると良いと思います。
また、自己採点でギリギリ届かなかった方も諦めてはいけません。正解の修正や得点調整などが後日行われる可能性がありますので、油断は禁物です。
ここまで長文をお読みいただき、有難うございました。今回は、試験で最大限に実力を発揮するために、私が実践した方法をご紹介しました。
戦略は1つではなく、人それぞれ、個性に合った方法があると思います。これから続くメンバー全員の過ごし方を参考に、是非、自分に合った方法を見つけてもらえると嬉しいです。
今年度受験される皆さん、きっと、今この瞬間も一生懸命勉強されているかと思います。ここまで来たら、最後まで突っ走るしかありませんね。あともうひと踏ん張り、頑張ってください!
最後に、私の大好きなアニメから、気分をアゲるこの曲と、あの決め台詞でお別れです。
さすれば与えられん! Good Luck (^^)/
次回は野鳥と散歩を愛する「とも」の登場です。いつも冷静沈着な彼は、どのように試験を過ごしていたんでしょう。きっと、参考になるヒントをたくさん提供してくれるはずです。是非、お楽しみに♪