中小企業診断士試験のその先 ~試験内容と実務内容は繋がっている~

同友館
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皆さんこんにちは!!あっきーです!

中小企業診断士試験のその先…ということで、先々日のまことに続き、実務補習をテーマにしてみたいと思います。

実務補習では、指導員の先生の指導のもと、実際に企業等に対し経営診断・助言を行っていきます。

そんな実践的な場ですが、どんな知識が必要になるのでしょうか。

実務補習未経験(!!)の私が、参考になりそうな書籍の紹介と共に、試験との繋がりを考えてみたいと思います。


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ふぞろい16メンバーのブログは2月20日スタート!

どうぞお楽しみに!

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7~9月期の実務補習申し込み開始

5/17(火)に7~9月期の実務補習の申し込みが開始されました。

実務補習の枠はすぐに埋まってしまうことで有名なので、基本出社型の私もフレックス&テレワークをフル活用して9時50分にはPCの前にスタンバイ。

無事に申し込みを完了することができました!!

実務補習登録の激闘の様子はまことの記事をご覧ください。

そもそも実務補習とはなんぞや

中小企業診断士になるためには、まず1次試験に合格することが必要です。

1次試験に合格した後には、

(1)協会が実施する2次試験合格後、実務補習を修了するか、診断実務に従事する。

(2)中小企業基盤整備機構または登録養成機関が実施する養成課程を修了する。

の2つのうち、いずれかを満たすことで、はじめて中小企業診断士として登録することができます。

基本的には(1)のルートを通る人が多いと思いますが、2次試験合格して即・登録!という訳ではないんです。

実務補習か実務従事が必要ですが、コンサルティング業務を生業としている人でなければ、診断実務に従事するのはなかなか高いハードルです。

そこで、多くの人は「実務補習」を修了する必要があります。

実務補習は、合計15日間以上受講することが必要です。

この実務補習は、1グループを受講者6名以内で編成し、指導員の指導のもと、実際に企業に対して経営診断・助言を行います。具体的には、企業に対して現場診断・調査、資料分析、診断報告書の作成、報告会を行っていきます。

実務補習は1クール(1社)が5日間となっており、合計3クール受講することが必要で、2月には15日間コースも準備されています。

実務補習に使える?書籍の紹介と感想

実務補習の補助本としては、新版 コンサルタントのフレームワーク 再生コンサルティングの質を高める 事業デューデリジェンスの実務入門 が有名です。

(使える?というタイトルにしたのは、私がまだ実務補習未受講だからです笑)

冒頭に記載した通り、私は実務補習未経験ですので、残念ながら多くを語ることができませんが、現在、後者の書籍を読み始めているのでちょっとだけ感想を述べたいと思います(以下、デューデリジェンスをDDと記載します)。

「再生コンサルティングの質を高める 事業デューデリジェンスの実務入門】

本書は、徹底的に「事業DDのやり方」「報告書の作り方」に焦点を当てています。そして、「1人」で「短期間」で「質の高い」事業DDができるようになるスキルを確実に身に付けるために、さまざまな工夫をしています。(「はじめに」より抜粋)

上記に記載の通り、分析や報告書の作り方の手順などが分かりやすく記載されており、かなり実践的な内容だと思いました。事業DD(実務補習に置き換えると経営診断)に必要な、①事前準備、②調査、③事業調査報告書の作成、および再生や改善を実施するための④アクションプラン作成、⑤事業計画書作成まで、具体的な手法を挙げながら大変丁寧に記載されています。

実務補習では「診断報告書」をチームで作成していくことになりますが、診断報告書を書く参考にできそうな良書だと感じました。

実務補習では「経営戦略」、「マーケティング」、「財務」、「組織・人事」、「生産・技術」など役割分担を行うと聞いていますが、本書でも、調査の項でこれらについてパートが分かれ、調査・分析の全体像や要所が書かれています。

その内容はまさに2次試験の発展型。使用するフレームワークもPEST、5Forces、3C、4P、そしてSWOTなど、試験でも散々学んできたものたちばかりです。

将来の自分の姿を想像しながら、試験勉強の合間に読んでみても良いかもしれません。

【まとめ】 試験内容と実務内容はつながっている

上記で紹介した書籍は実務を想定したものです。それにも関わらず、使用しているのは知っているフレームワークばかり。実際の分析も2次試験の発展・応用のように思えます。

もちろん、事前調査の方法や、対象企業へのヒアリングなど、試験合格後に学ぶこと・覚えることもとても多いです。

しかし、中小企業診断士の試験は実務の基礎を意識して作られている、実務に繋がっていると考えて良いと思います。

試験勉強の息抜きにこのような書籍を読んでみるのも、自分のモチベーションを上げるのに良いかもしれませんね。

明日は「うめりー」 です!お楽しみに!

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