【番外編】オンリーワンのスタートダッシュ教材「ざらい」をご紹介

同友館
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こんにちは。やーみんです。

昨日セミナーにお越しくださった受験生の皆様、ご参加ありがとうございました。

昨日は来れなかったよという受験生の方も、
8/16の枠はまだ少し余裕があるので、お越しいただければ幸いです。

さて、土曜日は基本ブログはお休みの日なのですが、

自分が受験生時代に超お世話になった教材を、ぜひとも紹介したい!

ということで、無理を言って一本書かせてもらいました。

それが、下のリンクにあります
金城 順之介の過去問総ざらい道場」通称「ざらい」です。

私は、学習初期にtwitterで勧められ、半信半疑で購入してみたのですが、
効果は抜群で、ストレート合格の大きな原動力となってくれました。

特に、

  • 80分かけても解答用紙が埋まらない
  • 何を答えていいか分からない
  • そもそも何を聞かれてているか分からない

といった、昨年8月の私のような方にお勧めしたい教材です。

結構いいお値段するので、よくよく考えてご購入いただきたいのですが、
それでも一人でも多くの受験生に知ってもらいたく、
ここでご紹介させていただきます。

基本的に激推ししていくので、若干TVショッピングのような
暑苦しい感じになっています。どうもすいません。

なお、上のリンクから購入いただいたとしても、
私にも同友館さんにも1円も入りませんので、どうかご安心ください(?)

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どんな教材なの?

「過去問総ざらい道場」とは、その名の通り、
診断士試験が現行の形式に変更された平成13年から、最新の令和4年までの全事例について、
LECの人気講師、金城順之助先生が総ざらいで解説をしていくというものです。

解答そのものではなく、
設問文の読み解き方、考え方の方向性、一次知識との関係性といった、
設問を解く上でのエッセンスに焦点を当てて語ってくれます。

時間は、1事例につきおよそ10分程度です。
事前の与件文確認に10分ほど使ったとしても、合計20分程度。
基本的にテンポよく進んでいきます。

メリット①学習初期に、2次試験の思考法が理解できる

最初に書いた通り、2次試験の学習を始めた頃の私は、

  • 80分かけても解答用紙が埋まらない
  • 何を答えていいか分からない
  • そもそも何を聞かれてているか分からない

といった状態で、80分かけても空欄が埋まりきらず、
書けてる部分もまるで見当はずれといったような状態でした。

それに対し「ざらい」の講義では
「この問題のポイントはこれだよ」「こういう考え方は重要だよ」
という、2次試験における正しい思考法を、シャワーのように浴びせ続けてくれます。

自分は、学習初期にこういった考え方に大量に触れることで、
2次試験の思考法を徐々に理解できるようになっていきました。

上記のようなレベル感の人は、真っ白な解答用紙の前で80分頑張るよりも、
「ざらい」で効率よくインプットしていく方が、効率的に勉強時間を使えるように思います。

メリット②事例毎のパターンが身につく

実は、中小企業診断士の2次試験は、事例毎に、意外なほど問題のパターンが決まっています。
特に事例Ⅲで顕著です。

SWOT! 生産計画! 生産性改善! IT!

事例Ⅰの「権限移譲で組織活性化」や事例Ⅱの「イベントで愛顧向上」なども
高頻度な出題パターンの一例です。

「ざらい」で、複数個の事例を俯瞰的に見ることで、
こういったパターンを把握していくことができます。

そうすると、未知の問題にも、パターンを活用して攻略できるようになっていきます。

メリット③古い過去問からも学びを吸収できる

独学ストレートの方が手を伸ばせる事例の範囲って、頑張っても過去10年ほどだと思います。
それ以前は傾向も違ってくるし、時間も足らないしで普通は手に取らないですよね。

しかし「ざらい」では、そんな古い過去問にもスポットを当て、
現代に応用できるエッセンスを抽出してくれます。

時には、過去の事例を知っていると非常に有利な設問が出題されることもあります。

例えば、令和4年度 事例Ⅰ 第3問をご覧ください。

依存が深まりつつある大手中食業者との関係性を問う問題です。
ここに

依存はよくないから、取引関係を減らしていこう!

という方向性で解答すると殆ど点数が入らない、トラップのような問題でした。

これ、あまり知られていないと思うのですが、過去にほとんど同じ問題が出ているのです。
それがこちらの問題です。

平成18年 事例Ⅲ

平成19年 事例Ⅲ


そっくりですよね。

試験本番で、この設問を読んだ私の感想はこんな感じでした。

この問題、進〇ゼミでやったやつだ!!

そのネタが通じるの、結構上の世代じゃない??

メリット④隙間時間に耳だけで勉強できる

本講座は、形式としては映像講義の形をとっていますが、
殆どホワイトボードを使わないため、音だけでも講義についていけるようになっています。

当初、私はDVD版を購入したのですが、上記に気づいてからは、DVDから音声を抽出し、
スマホに音声をDLして勉強するようにしていました。

さらに、これを移動時間などの隙間時間に繰り返し聞くことで、
「ざらい」のエッセンスを定着させていきました。
おそらく5~6周はしたと思います。

隙間時間を有効活用できるのは、大きなメリットだと思います。

ただ、DVDからの音声抽出は結構大変だった…。

これから購入する人は、
「通信Web・音声DL可・スマホ視聴可」版がお勧めだ。
ちょっと安いし。

マイナス要素はないの?

ここまで激推し絶賛ばかりでしたが、個人的に今一つだった点もあげておきます。

①事例Ⅳは、事例Ⅰ~Ⅲに比べ今一つ

事例Ⅳは、主に第1問の経営分析について解説してくれるのですが、
個人的には、事例Ⅰ~Ⅲほどのインパクトはなかったように思います。

やっぱり事例Ⅳは、手を動かして問題を解いてなんぼといったところだと思います。

②ネタバレになってしまう

講義のコンセプトが、「各事例のエッセンスを効率よく取り込もう」であるため、
まっさらな状態で事例を解きたい!という方には、あまりお勧めできないかもしれません。

私は、令和元年を直前期の腕試し用にとっていたため、そこだけ飛ばして聞いていました。
ただ振り返ってみると、そこまで気にする必要はなかったかな、と思っています。

③高い

高いです。
もうちょっとお求めしやすい値段なら、
気軽に「試しに買ってください」って言えるのになー、と思っています。

ただ、通学、通信で学習するとなるともっとかかりますし、
1年の時間はお金には換算できないため、考え方次第かもしれません。

おすすめの「ざらい」活用法

最後に、私がお勧めする「ざらい」の活用について書いてみます。

①なるべく早く1周する

とにかく、なるべく早く1周目を終わらせましょう。
その際、付属の過去問はメモ代わりに使っていきましょう。

予習10分+講義10分で1事例あたり20分。22年分こなすと約30時間です。
ひとまず事例Ⅳは後回しでもいいので、そうなると約23時間です。

1日で終わるな。

死ぬわ。

②「ざらい」のメモを参考にして、50分~60分で解答作成の練習を行う

一通り講義が完了したら、講義メモを参考にして解答文を作成する練習を行ってみましょう。

手元にメモがある分、一から解答要素を考えるよりスムーズに書けると思います。

いわば、補助輪付きで解答を組み立てる練習をしていくのです。

ただ80分では長すぎるので、50~60分程度が妥当かと思います。

安定して解答を作成する力がついてきたら、
通常通り、80分で一から事例を解く練習に移っていきます。

③スマホに音声を落として、繰り返し聞く

ここまで来たら、「ざらい」を卒業したといってもいいのかもしれませんが、
隙間時間に繰り返し聞いて、しっかりと知識を定着させていくとよいと思います。

私などは周回しすぎて、事例を解いてる最中にも、金城先生の

「事例Ⅰに鉄板の四文字熟語ありますよね。権、限、移、譲です」
「事例Ⅱといえばイベントです」
「事例ⅢのITなんて何パターンかしかありませんから」

みたいな声が聞こえてくるほどにヘビロテしていました。

最後に

今日は暑苦しい感じで紹介してしまい、どうもすいません。

ただ、自分が学習初期に迷走していた時、本当にお世話になった教材で、
自分と同じように悩んでる人たちに、どうしても届けたかったんです。

(ふぞろい本誌ではこの時のことを「霧が晴れるような感覚」と表現しています)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最後にもう一度リンクを貼っておくので、気になった方は購入してみてください。

月曜日は再び事例リレーに戻って、幹事の神えとえんが登場します。お楽しみに!

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