合格には外せないポイント!

同友館
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こんにちは!
受験生のあらゆる苦労を味わった男、きくっちです。
11/7(日)の2次試験まで2ヶ月を切りましたね。
前回の絶対に受かりたい!2次試験に向けて、でもまとめましたが、1次試験後、しっかりスタートダッシュできましたか?
今年は1次試験も後ろ倒しになったことから、夏休みを2次試験対策に充てられないストレート生も多いでしょう。
そう、通常年度よりストレート生には不利な状況です。
特にストレート生は気合を入れないといけません!
そんな中、2次試験で外せないポイントをきくっちなりにまとめますのでしっかり対策をしてもらえればと思います。

 

2次試験で外せないポイント

ズバリ、事例Ⅳです!
事例Ⅰリーダーとしては事例Ⅰの話で終始したいところではありますが、やはり合格のことを考えると他の事例対比で対策のしやすい事例Ⅳを外すわけにはいきません。

とはいっても、はっきり言って事例Ⅳの難易度も高いです。
どのように対策をするのかということについて、きくっちなりにまとめたいと思います。
※今回は頻出論点の整理や理解というよりは、それらとは並行してやっておかなければないけないないポイントです。


ミスをしない解き方を身に着ける

事例Ⅲで言えば「保全予防」のような発想で、そもそもミスしない、したとしてもすぐ修正できる解法を身に着けることです。

例えばNPVは、
各年度の損益を求めて、税額を求めて、CIF、COFを算定して各年度のCFを確定した上で、
設問で求められている時点まで与えれた現価係数で割引いて、更に投資額を差し引いて求める・・・
計算の過程では、投資額の会計上の反映年度の違いや、最終年度末に残る運転資本や設備の処理ナドナドナド・・・
あらゆる引っ掛けやミスを誘発するポイントが正に山積しています。

多少手間がかかる方法だとしても、これらのポイントを上手にかいくぐり、ミスなく正解に辿り着く求め方、手順を定めておくことは結果的にミスをなくし、安全に解答に辿り着くためには非常に重要です。

具体的には独自の表やメモを作成して整理するといいと思います。
解答を求める過程を計算式でやるのは解答の「記載方法」としては良いのですが、「実際に解答を求める」段階のメモなどでは絶対にやりませんでした。
計算式だけでやればミスを誘発し、時間をかけた割に正解できる可能性が低いからです。

例えば、よくあるのは以下のような計算式だけで解く例ですよね・・・
・税引後CF:○000×0.95+△00×(0.95+0.86+0.82+0.78)ー■00×(0.95+0.86+0.82+0.78)=◎◎◎
・投資額:▲000(1‐0.95)=◇◇◇
・NPV:◎◎◎‐◇◇◇=▽▽▽
このような解き方を本番の緊張感の中、条件を漏らさずに、ミスもなく正確に、事例Ⅰ~Ⅲで疲れ切った頭で行うのは、本当に困難です。

なので、これを極力頭を使わず、整理できる表などにまとめるわけです。
予備校でも教えてくれるところは少ないと思いますが、きくっちが知っているところでは寺子屋遠藤塾(TACの元人気講師が開設)やKECでは独自のフォーマットや表などを活用して解く方法を教えてくれます。
寺子屋遠藤塾(H24事例Ⅳ第3問の解説) 

事例Ⅳまでで疲れ切った頭でも、表に数字を当てはめて、最低限の四則演算をする程度で解答に辿り着く。
これらを自分で作成できるようになれば、非常に強力な武器になります。


計算ミスを絶対にしない!

当たり前ですが、解法を工夫してもやはり計算ミスはあります。
電卓を使ってはいるものの、タイプミスもありますし、ほんのちょっと暗算でやったところがミスっていたりもします。
なのできくっちは、
どんな些細な足し算の計算でも、絶対に2回電卓で計算する!
という鉄の掟を自らに課しました。

これ以降、実際に計算ミスはほぼ撲滅できました。
全部の計算を2回電卓を叩く、というと面倒なようにも思うかもしれませんが、同じ計算をその場で押すだけならさほど時間はかかりません。
もし2回連続で同じ結果にならなければ連続2回同じ結果になるまでやるようにしていましたが、恐らく80分のうち合計しても1・2分といったところでしょうか。
これで計算ミスがなくなれば費用対効果は非常に大きいと思います。


諸条件の取り漏れをなくす

ミスしにくい解法を身に着け、計算ミスを抑えてもきくっちの場合、もう一つの大きなミスパターンがありました。
それは与件文の条件を漏らすミスです。
例えば、NPVの問題で「最終年度に設備は(減価償却が終了し価値がゼロにもかかわらず)○○百万円で売却」、「現在の設備備品は翌年度期末の帳簿価格で翌年度期初に除却」、「設備投資は翌年度の損益に反映」・・・などです。
こういった条件がちゃんと計算式や表に入っているかをマーカーなどで与件文のところでひとつずつチェックする、という工程を加えました。

これでほとんどのミスをなくすことができました。

 

終わりに

いかがでしょうか?
事例Ⅳは対策ができるとは言っても、他の事例と同じく自身の解法プロセスの改善を繰り返すのが鉄則です。
きくっちの場合、上記のミスはほとんど撲滅してからも、いや撲滅したからこそやってしまった「しくじり」もありました(どのようなものでどう克服したかは、本紙を読んで頂ければと思います)。
過去にもまとめましたが、他の事例も常に自らの問題点や課題を見つけ出し、解決に向けた工夫をし続けてください。
(今年受かりたければ!私たちはこうして合格しました!~ふぞろいの使い方(事例Ⅰ~Ⅲ)~

みなさまのご武運を祈ります。

明日は、今受けても事例Ⅰなら合格点を取れそうなミスターストイックのきが、ストレート生にありがちな悩みを解決してくれるかも?

 

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