合格への“抜け道”

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こんにちは!
受験生のあらゆる苦労を味わった男、きくっちです。

GWはいかがでしたか?前回(今年受かりたければ!)ご紹介しました2次試験には挑戦できましたか?
いつもなら遠出して遊びまわるチャンスでしたが、コロナもありなかなかそうはいきませんでしたよね。
2021年は昨年よりは多くなったものの、コロナ前からすれば渋滞は少なくなったようにも聞かれます。

一方で、中小企業診断士試験については勉強時間に充てられる受験生も多くなり、またワクチンの接種状況によっては試験を延長処置をしていた方々も一気に受験することもあり得ますので、合格への道のりは例年以上の渋滞が予測されます。

渋滞と言えば、やはり“抜け道”がないかな、と考えてしまいますが、実は2次試験では、みんながやってそうで意外とやっていない“抜け道”があるんです。

今回はその“抜け道”を紹介します。

合格への“抜け道”とは

やや回りくどい言い方をしましたが、2次試験における“抜け道”とは、ズバリ作問者の著書を読むことです。

時間がかかるから、と結局読まない方は多いですが、ここでもう一度考えてみましょう。
2次試験では1次試験の整理が大事、という話は他でもよく聞かれることだとは思います。
でも1次試験の知識って、ものすごく膨大ですよね?
闇雲に覚えて、2次試験に挑むのは相当な労力と時間が必要です。

ただ作問者も1次試験の全範囲が専門分野というわけではありませんし、自信をもって出題できる論点の範囲は限定されるはずです。
(国家試験ですから、間違った出題をするわけにもいかないでしょう)

となると、作問者の得意分野や考えていることを知り、覚える知識に軽重をつけることは非常に有意義だと思います。

今回は主に事例Ⅰ・Ⅱでの例をいくつか挙げようと思います。

事例Ⅰ

昨年度までの作問者は岩崎尚人先生と言われています。
早速、下の例を考えてみましょう。

A社では、情報システム化を進めた若い女性社員を評価し責任者とした。ベテラン事務員の仕事を引き継いだ女性社員は、どのような手順を踏んで情報システム化を進めたと考えられるか。100字以内で答えよ。
(令和2年度/第2問)

各予備校の解答例でも形式知や暗黙知といったナレッジ・マネジメントの周辺知識があげられていました。
岩崎尚人先生の著書『実務入門 経営をしっかり理解する』(2005年4月1日、日本能率協会マネジメントセンター/残念ながら廃版)の中でも、暗黙知→マニュアル・形式知化→共有(情報システムの活用やOJT)までの流れが説明されていました。
当然、ナレッジ・マネジメントの周辺知識は1次知識として押さえている受験生も多いと思いますが、情報システムと結びつけて作問者が説明していることを知っていたかどうかで大きく解答の方向性は変わるとは思いませんか?

※岩崎尚人先生は試験委員を昨年度で卒業されたようです。
 後継者は新しく入った方なのか、以前からいらっしゃる方なのか・・・ちょっとわかりません。


事例Ⅱ

作問者は岩崎邦彦先生と言われています。
この方は著書に出てくる題材が2次試験でもよく出題されるように思います。

B社社長は自社オンラインサイトのユーザーに対して、X島宿泊訪問ツアーを企画することにした。
社長は、ツアー参加者には訪問を機にB社とX島のファンになってほしいと願っている。
絶景スポットや星空観賞などの観光以外で、どのようなプログラムを立案すべきか。100字以下で助言せよ。
(令和2年度第4問)


以下の著書では、自然は観光資源ではあるものの、自然単独ではブランド化には寄与しにくい点を指摘しています。
「絶景スポットや星空観賞などの観光以外で」という制約条件とちょっと重複しますよね。
同時に自然は、「食」や「交流」、「体験」などと掛け算をすることでブランド化に寄与するともしています。
これも知っていたら、解答の方向性は考えやすいと思いませんか?

地域引力を生み出す 観光ブランドの教科書

もう一つ例を紹介します。

B社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために、おもてなしの一環として、従業員と宿泊客との交流を推進したいと考えている。
B社は、従業員を通じてどのような交流を行うべきか、100字以内で述べよ。(平成30年度第3問)

下記の2つの著書では、クチコミの発生=「①記憶しやすく、伝えやすい」×「②伝えたくなる」としています。
①には語るための材料として商品の歴史や背景といった物語など、②には高い顧客満足度や顧客とのコミュニケーションなどが例示されています。
これも知っていれば、与件文の情報と合わせることで解答の方向性は考えやすくなると思います。

上の問題は平成30年度ですが、本の出版は平成16年、平成24年とちょっと前のものです。
出版の時期に関係なく重要論点は出題される、ということだと思いますのでこれらの著書はおススメです。

スモールビジネス・マーケティング―小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム
⇒岩崎邦彦先生と言えばこれですよね!通称スモビ。他の著書もこの内容が基になっています。

小が大を超えるマーケティングの法則
⇒きくっち的にはスモビが少し読みやすくなったイメージです。

※岩崎邦彦先生は他にも多数著書を出されていますが、読みやすく、診断士を考える人にとってはシンプルに面白い内容だと思います。
 それほど読む時間はかからないと思いますので、『スモビ』や『小が大を超えるマーケティングの法則』に加えて他の著書も読まれることをおススメします。
 なお岩崎尚人先生は、数年に一度くらいのペースで著書を発表されているので今後も注意が必要だと思います。

小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書
⇒例えばこちら。ブランドづくりの実例が解説されていて、きくっちは個人的に好きです。

おまけ①/事例Ⅲ

作問者は本田康夫先生と言われています。
事例Ⅱの岩崎尚人先生に比べ著書は少ないので例示は割愛しますが、参考になるのは論文だと思います。
少なくとも生産・製造に関する点については、事例Ⅲに頻出の主要論点がぎゅっとまとまっていますので、事例Ⅲを何から手を付けたらいいかわからない、という人にも良いと思います。(営業面については、あまり記載はありません)
論文なので、本よりもずっと楽に読めます。

ちなみにきくっちの個人的なオススメはホクビーです。
こちらには、5Sの徹底、標準化、現品管理・作業管理・設備管理などを、どのように本田先生が捉えているか等が見てとれると思います(きくっちは、特に三角形の図表が勉強になりました)。
例えば、標準化をする以前にまず5Sやチームワークが必要、ということは通常のテキストではあまり強調されていませんが、本田先生は重視されているように思います。

日農機製工 : 北海道の大規模農業を支える農業機械メーカー
生産のあるべき姿を追い求める企業「(株)ホクビー」(<特集>ケースに学ぶ北海道企業)
トルク精密工業 : 部品メーカーとして製造業を支える企業

おまけ②/事例Ⅳ

作問者は齋藤正章先生と言われています。
この方の著書は以下で余力があれば目を通したいですが、以前(「まだ」、2月ですか?)紹介した通り事例Ⅳで最も重要な書籍は意思決定会計講義ノート(通称イケカコ)でしょう。
事例Ⅳの作問者はイケカコ著者の大塚先生の教え子等で引き継がれているそうで、意表を突いた問題もこの本には載っていたりします。
例えば令和2年度第4問のROIについては、ROIの求め方はもちろんですが、設問3の取締役の業績評価の方法の(a)問題点と(b)改善案までちゃんと説明されていますので、やっていれば簡単に解けたと思います。

『意思決定会計講義ノート』大塚宗春

『ファイナンス入門 (放送大学教材)』 齋藤 正章、阿部 圭司

『管理会計改訂版 (放送大学教材)』 齋藤 正章


最後に

いかがでしたか?
作問者の考えを知っていると、本番で大いに優位になる場合があることを感じ取っていただけたでしょうか?
イケカコを除けば、一冊読むのに時間はそんなにかからないと思います。

また岩崎尚人先生が抜けた今年度、事例Ⅰは傾向がそれなりに変わる可能性がありますよね。
対応が難しく、受験生の得点も荒れることも予想されるのですが、だからこそ事例Ⅱや事例Ⅲ、事例Ⅳについては、できることは全部やっておくことが重要だと思います。
何度も繰り返していますが、相対評価で上位2割に入る必要があるわけですから、少しでもできることを積み上げることは“抜け道”と言いつつも、“王道”なのかもしれません。

もちろん、そうはいってもこれですべての必要な知識が網羅できるわけではないので、やはり基本的な知識はしっかり押さえる必要があると思います。

きくっち的には1次知識をある程度習得したところで、+αで上記の著書に当たるのが理想だと思います。
1次試験対策が目途がついたら、或いは息抜きに、少しずつ読まれてはいかがでしょう?

ただし留意点としては、著書に載っていたことをそのまま解答になりません。
あくまで事例ごとの状況を踏まえた上で、ヒントとして活用しましょう。

例年よりも更に厳しい渋滞が予想される中小企業診断士試験(特に2次試験)
“抜け道”も活用しながら、何とか上位2割(=合格)という目的地に到着すべく、頑張っていきましょう!


明日は、合格後の活動もとにかくストイック!のきの登場です。

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