【事例Ⅲ攻略】経営資源と課題の関係

同友館
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元気ですかーっ!

元気があれば「事例Ⅲもどんどん攻略」できる。

 

 

おはようございます、多年度生合格ナビゲーター×プロレスマニアのシローです!

シローの自己紹介はこちら

 

シローは現在、三回目の実務補習中。これまで学んだことをフル活用しつつも、まだまだ未熟さに頭を悩ます日々。しかし、心地よい悩ましさ! 危ぶむなかれ! 危ぶめば道はなし!

 

踏み出せばその1足が道となる!

行けばわかるさ!

事例Ⅲの勝ちパターンもきっと見つかるさ!

 

 

というわけで。

 

「気合いだ! 気合いだ!」で有名なアニマル浜口師匠が生まれた本日8月31日、シローも気合いを入れて「事例Ⅲ攻略」についてお伝えいたします。気合いだ!

 

 

他の問題にも使える「強み」

前回、事例Ⅲの勝ちパターンとして「経営資源の見つけ方」を紹介しました。

C社はほぼ必ず「強みとなる経営資源によって過去に大きな成果」を出しています。この勝ちパターンを知っておけば、ほぼ毎年第1問で出題される「強みに関する問題」は1分くらいで処理できるようになります。まずはこれで10点ゲットですね!

 

さてこの経営資源、成果を出しているわけですから、まさにC社の競争優位点。

わかりやすくプロレスで例えますと、

 

アントニオ猪木でいえば卍固め

ジャイアント馬場でいえば32文ロケット砲

アニマル浜口でいえば「気合いだ!」の掛け声

 

まさに必殺技です。

そんな必殺技を第1問だけで使うのはもったいないですよね。

 

実は第1問で見つけた「強み」は実は他の問題でも使えます。

その問題とは「Cが今後目指すべき方向=経営課題」に関する問題です。

 

Cが目指すべき道

さっそく平成27年度の事例を使って、見ていきましょう。

 

【第4問】

海外製品との競争が厳しい時代のなかで、今後もC社は国内生産を維持する考えである。そのためにC社が強化すべき点は何か、その理由とともに140 字以内で述べよ。

 

本ブログでは省略しますが、第2問、第3問は生産現場の問題です。それに対して上記問題は生産現場ではなくC社の経営課題に関する問題ですね。

 

C社はほぼ毎年、「進むべき道があるものの大きな壁が立ちはだかる」状況に置かれています。そのためにC社はどうするべきか。

 

こういった経営課題に関する問題でシローが意識していたことはたった2点でした。

 

①経営レベルの課題を与件文から見つける

②第1問の「強み」をさらに強化する方向で解答を構成する

 

そうです。

第1問の「強み」は過去に大きな成果を出して現在に至っているわけですから、C社にとってのコアコンピタンスに相当すると考えます。それを強化することで「今後進むべき道にそびえる大きな壁もきっと崩せる!」と思うんですよね。

 

そうした点で「強み」は見つけているので、あとは①を見つければほぼ終わりになります。

うれしいことに①もかなり簡単に見つけるコツがあります。

 

同じく平成27年度の与件文をサッと見ていきましょう。

 

<第2段落>

一般に3K職場といわれる作業環境が影響して若手人材確保が難しく、高齢化が進んでいる。

<第4段落>

これらの部品では顧客からの軽量化、複雑形状化要求が強くなっていて、鋳造技術の向上が求められている。

<第5段落>

さらに現在、自動車部品2次下請企業でもある産業機械部品の取引先から、C 社としては新規受注となる自動車部品の生産依頼があり、その獲得に向けて検討を進めている。

 

いずれも前半の段落に集中していますね。

 

それぞれ言い換えると

 

<第2段落>

因:作業環境が悪い

果:若手人材の確保が困難で高齢化が進む

つまり、従業員の高齢化を抑制すれば、(たぶん)技術力や一貫生産体制が維持強化されるかも。

 

<第4段落>

因:顧客からの軽量化、複雑形状化要求、自動車部品の生産依頼

果:鋳造技術の向上が求められる

つまり、技術が向上すれば既存顧客と末永くお付き合いができるし、自動車部品の新規受注も獲得できるかも。

 

いかがでしょう。

強みである「技術力や一貫生産体制」を強化することで、いろいろとメリットがありそうですね! さらに、強みを強化するためには、高齢化の抑制という課題の解決が必要なのですが、はっきりと与件文に書いていますね! しかも前半の段落で!

 

つまりは「今の強み」を見つければ「今後の経営課題」もセットで解ける! 

さらには「今後の経営課題」ははっきりと与件文に書いており、それを達成するための条件も明示されている! 

 

シローは合格年の事例Ⅲについて、第1問と第四問にかけた時間は5分くらい。その解答プロレス、いや解答プロセスは上記の通り。もっと詳しく知りたい方は、ふぞろい9をご覧ください。

 

 

当たり前の話ばかりで大変恐縮でございます。

ただ、敬愛するアントニオ猪木氏はこう言っておりました。

 

「バカになれ!」と。

 

拡大解釈すると「C社の強みをとことん生かそう」という意味ですね!

珠玉の名言でございます。

 

 

【最後に】

残すところ約2か月で本試験、私も実務補習と二日酔いの狭間で原稿を書いています。ハードな時期ではございますが、お役にたてれば幸いでございます。次回は事例Ⅳに参ります。シローの得意科目であり、合格年は驚くべき戦略で合格点を取りました。その秘訣を公開します!

 

明日は、読みやすく、身になりやすく、そして合格しやすくなる、そんな3拍子そろったブログが好評の「かおりん」の登場です。

 

さらに!!!!!!

号外!

 


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