おはようございます。多年度生合格ナビゲーターのまなです。※自己紹介はこちら。
最近、1年前に書いた日記を読み返す機会がありました。
1年前のちょうど今頃、私が何をしていたかというと、朝も夜も2次試験の勉強に明け暮れていたものの、予備校の演習の事例Ⅱでどうしても点が取れず、落ち込んでいました。事例Ⅱの演習だけ、1人だけみんなと違う思考が働き、的外れな解答ばかりしていました。事例Ⅱ恐怖症になった程です。それが今では、中小企業診断士試験に合格し、中小企業診断士である自分がいます。
私の場合、何故みんなと違う解答を書いてしまったのか、予備校仲間とディスカッションを行うことで思考のズレを修正して、克服していきました。1年前の私のようにスランプに陥って苦しんでいる受験生もいると思いますので、諦めずに課題を克服していきましょう。
今回は、「やり込むのは過去問、同じ演習を解くのは2回まで」について、お話していきたいと思います。
受験生の中で、「過去問は何度も解いて解答を覚えているから、予備校の演習問題を中心に解いている。」って人、いませんか?
最近、友達から「診断士試験を10年受け続けていて、なかなか受からない人がいる。」という話を聞きました。詳しく聞いてみると、1次試験は最初の年に1発で合格し、その後も毎年受験して合格しているそうです。つまり、2次試験で10年不合格が続いているということです。そして、過去問は何度か解いて答えが分かっているから、最近は予備校の演習問題や模試のみを解いて、毎年2次試験を受験しているそうです。これを聞いて私は「この人、このままでは今年も診断士2次試験合格が難しいかも・・。」と思いました。
本試験問題は、大学教授などの試験委員の先生が何人も集まって何ヶ月も時間をかけて緻密に作られていると思われます。一方、予備校の演習問題は、予備校の講師が過去問を基に事例を当てはめて数週間で作られていたりするので、整合性に漏れがあったり、予備校によって問題の作りにクセがあったりして、精度としては、本試験問題に及びません。また、予備校の演習問題を中心に解いていると、その予備校のパターンに合わせた解答を作るようになってしまいます。
そこで、私は過去問と予備校の演習問題で別の使い方をするようにしていました。
過去問は、試験の教科書です。与件文、設問、解答用紙、どのような作りになっているのか、何を書かせたいのか、徹底的に分析してください。それが出来たら、問題を解いてみる。最初は80分で解けなくて良いので、自力で解いてみてください。それから「ふぞろいな合格答案」で、合格者の人が書いている解答のキーワードや文章の作り、解答プロセスを読んで、自分の解答やプロセスとの違いを分析する。解答を覚えるのではありません。解答を覚えようとしていたら、本試験の初見の問題に対応できません。なぜその解答になるのか、与件文からストーリーを掴んで、設問の論点を見極めて、思考プロセスを自分に落とし込んでください。
演習問題は、過去問で得た知識やテクニックが実際に使える状態になっているかを確認するためのアウトプットの場です。予備校の演習問題の数も限りがあります。「今回は、与件文をできるだけ解答に使えるかを試す。」、「今回は設問で聞かれている論点を間違えないようにする。」などと、1回、1回、目標を持って、大事に取り組んでください。
ただし、予備校の演習問題で同じ問題を解くのは、予備校の講義の時間と自習で復習する時の2回までにしましょう。演習問題で知識や解答フレームをインプットできることはありますが、過去問のように深く分析したり、やり込んだりするのは、あまり効果がないです。
以上、過去問と演習問題を上手く使い分けて、本番で力を発揮できる実力を付けていきましょう。
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明日は、ふぞろいメンバーの中で最も多年度生ナビゲーターである minaが登場します。minaが今年2次試験を受験する権利がある受験生に向けて、1次試験も受けた方がいいのか、2次試験に専念した方がいいのかについて、お話してくれるようです。お楽しみに!
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