おはようございます。多年度生合格ナビゲーターのまなです。※自己紹介はこちら。
私事ですが、3月末で長年勤めていた建設サービス業の会社を退職し、4月から週の半分は某公的機関に勤務、残りの半分は中小企業診断士の先生や先輩から頂いた仕事を行っています。そういえば、受験生活2年目の頃に「某公的機関に転職したい。」と、何人かの診断士の先輩に言っていたことを思い出しました。あれから4年ほど経ちましたが、口にしていたことが現実になっているご縁に感謝です。皆さんも「絶対に中小企業診断士になる!」と、口に出して言ってみましょう。叶う日は来ます。
今日は、「二次試験の与件文、本当に使っている?」について、お話していきたいと思います。
受験生の皆さんは、過去問や予備校の演習などで二次試験の問題を解答する時、与件文をどれくらい使っていますか?
昔の過去問と違って、最近の本試験問題は、与件文をそのまま文章で抜いて解答にできる問題が少なくなってきました。それでも、単語レベルでよいので、与件文にしがみついてください。変に自分で言葉を変換せずに、与件文にある言葉を単語レベルで盛り込むことで、採点者に伝わりやすい解答になります。
受験時代、二次試験の事例演習の答案返却の際、予備校の先生から「解答がフワフワしている。もっと与件文を使いなさい。」とよく言われました。自分では与件文を使っているつもりだったので、「何故、毎回同じことを言われるのだろう。」と思ったものです。そこで、高得点の仲間に解答を見せてもらい、自分の解答とよく見比べてみました。すると、高得点の仲間の解答は、与件文を単語レベルでしっかり使った解答をしていました。
それからは、80分で問題を解く際、解答に与件文を使った箇所は、1色のマーカーで色を付けて、使い漏れチェックを行うようにしていきました。また、チェックした与件文を解答に使う時、変に言葉を言い変えて違う意味の言葉で書いていないかに注意しました。これにより、いかに自分が与件文の言葉を使っていなかったか、使い漏れがあったか、与件文にある言葉を崩して違う意味の言葉に変えていないかを確認することができます。
80分以上の時間をかけても良いので、復習の際、与件文と実際の解答を見比べてみましょう。意外と、マーカーのチェック漏れがあったり、マーカーでチェックしたものの与件文の単語レベルで使い漏れがあったり、自分勝手に言葉を言い変えて解答していることが多いです。採点者は、一般論の答えではなく、目の前にある事例に対する答えを求めているのです。
以上を踏まえ、今回のポイントは、
「与件文にある言葉を単語レベルで解答に盛り込むことで、採点者に伝わる解答を作成し、得点を上げていく。」
ことです。
明日は、ふぞろいメンバーの中で最も多年度生ナビゲーターであるminaが登場します。minaはどのようにして長い受験生活を乗り越えてきたのでしょうか。お楽しみに!