皆さん、こんにちは。
多年度生合格ナビゲーターのかなわんです。
自己紹介はこちら。
先日、中小企業診断協会から平成28年度の試験実施スケジュールが発表されましたね。皆さんは、12月9日に、合格を勝ち取っている自分の姿をイメージできていますか? 思考は現実化するといいますよね。ずっと診断士合格を思い続けて、努力をする多年度生の皆さんこそ、プラス思考で自分に自信をもって、一歩一歩前に進んでほしいと思います。
さて、
2次試験に合格するためには、4事例で240点を取らなければなりません。
皆さんは、240点を取るために、事例ごとの戦略や得点目標を立てていますか?
たとえば・・・
・得意事例で点数を稼ぎ、苦手事例をカバーする。
・事例Ⅰ~Ⅲは耐えて、最後の事例Ⅳで80点を取って逃げ切る。
・4事例全てで60点以上を目指す。 など
極端な例をあげてしまいましたが、受験生一人ひとり、得意・不得意な事例が異なることから、戦略は人それぞれで、いろいろあるかと思います。
私の場合、事例ⅣがずっとC判定でした。ひとつでもC判定があると、他の事例でカバーすることは困難ですね。ですから、事例Ⅳという弱点を克服することが一番の課題でした。事例Ⅳで15点アップできれば、合格圏内に入ります。でも、そんな単純じゃないですよね。年度によっても、難易度は大きく異なります。(私が27年度に合格できたのは、事例Ⅳの難易度が下がったことも大きかったと感じています。)
結局のところ、絶対的な得意事例のない私にとって、合格の可能性を高めるには、どの事例でもそこそこ安定した得点を取るしかないということになります。かといって、オールAを目指すのも現実的ではないとも感じていました。
★
そこで、具体的に目標とした得点は以下のとおりです。
事例Ⅰ 55点
事例Ⅱ 65点
事例Ⅲ 65点
事例Ⅳ 60点
合計 245点です
事例ごとの方針は3つです。
1.事例ⅠはB評価でいい。
試験当日の最初の事例になります。当然緊張もしています。また、設問の問われ方が漠然としており何を書いたらいいのか判断に迷う問題も多いと思います。ですから「A評価」は取れなくてもいいと考え、「B評価」で十分と割り切っていました。
2.事例Ⅱと事例Ⅲで高得点を狙わない。
目指す得点は65点です。私にとってそれ以上(70点以上)を取るには、80分という制約がある中では難しいと考えていました。それから過去の経験上、良い答案を狙って書こうとするなど変な色気をだすと良いことはひとつもありませんでした。大きく外した答案を書いてしまう失敗をよくやりました。グッとこらえて、みんなが書くであろうベタな答案を心掛けていました。
3.事例Ⅳはみんなが正解する問題を確実に取る。
計算問題では、得点の差がはっきりでてしまいます。主要な論点の設問は、確実に正解できる計算力が必要です。計算ミスを防ぎ、何とか60点を確保することを目指していました。
★
2次試験では、「自分が書きたい答案を書いていては、合格が遠のくだけ」ですね。私は、「出題者はどんな答案を書いてほしいのだろう。」「合格者の多くはどのような答案を書くだろう。」という視点を持つようになって、得点が安定してきたと感じています。
この視点を養うのに最適な教材が、「ふぞろい」でした。
キーワードレベルで徹底的に分析しました。
合格答案と自分の答案を比較検討することで、何が足りないか明確になりますね。
合格答案のレベル感を腹落ちすることができれば、合格に大きく近づきますよ。
最近は、得点開示請求により、もっと詳細な分析ができるようになりました。
もし受験生仲間を通じて60点の答案を複数入手できれば、最高の教材になりますね。70点超の素晴らしい答案は、参考程度に留めます。そこまで書けないというのが素直な感想です。
皆さんも、自分に合った戦略を立てて、合格をつかみ取ってください。
★
ちなみに、私の得点開示請求をしたところ、目標としていた得点を上回る結果になりました。
事例Ⅰ 64点
事例Ⅱ 62点
事例Ⅲ 63点
事例Ⅳ 63点
合計 252点でした
出来過ぎの結果です。60点そこそこの得点を狙う戦略は、間違っていなかったと実感できた瞬間でした。
次回以降で、私の具体的な学習方法をお伝えしていきたいと思います。
明日は、新年度になって新たなスタートを切ったまなの登場です。「与件文ほんとに使っている?」をテーマするそうですよ。またまた目から鱗の話が聞けそうですね。乞うご期待!!
↓ポチっと応援クリック(マークをクリック)をお願いします。
合格ナビゲーターの更新の励みになっています(^^)/