おはようございます。
多年度生合格ナビゲーターのまなです。
前回のブログ、自己紹介はこちら。
現在、実務補習の1社目を受けている最中です。
経営戦略、組織・人事、マーケティング、財務などの中から班で担当を分担し、報告書を作成していきます。
私は試験合格まで6年かかりましたので、この実務補習を受けることが待ち遠しくてたまりませんでした。
受験生の皆さんは、実務補習を受けている自分をイメージして、勉強のモチベーションを上げていきましょう。
さて、「私が多年度受験になった理由<1次試験編>」について、
3つのパターンで説明していきます。
私は一次試験を3回受験しました。
平成22年度:中小企業経営・政策(1科目合格)
平成23年度:財務・会計、経営法務、経営情報システム(3科目合格)
平成24年度:経済学・経済政策、企業経営理論、運営管理(3科目合格)
<1年目>
1年目は大手予備校に通い、一次試験の科目を勉強しました。
勉強するのが初めての科目ばかりでしたが予備校の先生の講義がとても面白くて、どの科目も興味が深まり、毎回講義を受けるのが楽しみでした。
ここで、多年度受験の第1パターン。
「予備校講師の講義を聴いただけで、勉強した気になる。」
講義を聴いただけで知識が身に付いた気になり、テキストの復習や聴いた講義の内容を整理するインプット、過去問・問題集を使ったアウトプットを疎かにしていたのです。
忙しい自分にムチを打って、
「この日に何の講義があるから復習は、いつまでに何をインプット・アウトプットする。」と、
スケジュールを立て、計画的に勉強を進めてください。
(勉強後のアメ(ご褒美)も忘れずに♪)
<2年目>
1年目で科目合格した中小企業経営・政策に大変興味が沸いて、「合格したら、中小企業を支援する仕事を本職にしたい!」と思い、モチベーションは益々高まりました。
2年目の勉強は、1年目のテキスト・問題集を使った独学でした。(予備校の模試は受験しました)
1年目を反省して、テキストの1章が終わることに過去問・問題集を解いていましたが、過去問は、主に年度ごとに解いていました。
ここで、多年度受験の第2パターン。
「過去問を年度ごとに解いて、満足する。」
過去問を年度ごとに解いて、「時間内に解けた!」「60点取れた!」と、それだけで満足していました。
優先度の高い問題中心に、論点ごとに横串しで問題を解いて、徹底的に理解することで、本試験でひねった問題が出ても対応できるようにしておく必要があります。
予備校のテキストや過去問の最後のページにこの論点は、平成何年度、何年度、何年度に出題、という具合に論点ごとにまとめた表が掲載されていましたので、論点ごとに過去問を何度も解いて、理解を深めました。
最近は、同友館さんから「過去問完全マスター」という論点別・重要度順にまとめた書籍が毎年科目別に販売されていますので、こちらを活用して効率的に過去問を回すのが良いと思います。
また、年度ごとに縦串しで解く方法は、60分や90分のタイムマネジメントの確認や全体の点数の相場感を確認するのに活用していました。
<3年目>
残り3科目は、経済学・経済政策、企業経営理論、運営管理。
最後に、自分が苦手な科目が残ってしまいましたが、3年目も独学でいくことにしました。
この中で私は企業経営理論が最も苦手でした。
多年度受験の第3パターン。
「ものすごく苦手な科目を克服できていない。」
企業経営理論は解釈が難しい問題が多く、点に結び付きにくい科目ですが、私は苦手すぎて模試や本試験でいつも40点ギリギリでした。
そこで、問題の選択肢4つ、5つの文章を単語レベルで斜め線を引いて、因果が通っているかを注意深く確認するようにしました。
単語レベルで見ていくと、因果がつながっていないところに気が付くようになります。
最初は処理に時間がかかりましたが、最後は頭の中でできるようになりました。
結果、3年目の本試験の企業経営理論で70点台を取ることができました。
財務や経済が苦手で困っている人もいるかと思います。
その場合、
財務では簿記2級の試験を受験してみる、
経済では公務員試験の経済学の問題を解いてみる、などの方法で、
苦手意識を減らし、点を取れるようにしていきましょう。
以上、1次試験の学習ポイントをまとめると、
・予備校の講義が終わったら、復習でインプットとアウトプットを行い、知識を定着させる。
・過去問は論点別の横串しで解いて各論点の理解を深め、ひねった応用問題が出てきても対応できるようにしておく。
・苦手科目は、理解を深める方法を探して50点は取れるようにする。
これらが受験1年目で出来ると、受験1回で合格も近くなるでしょう。
次回は、「私が多年度受験になった理由<2次試験編>」をお届けする予定です。
あさっては、2.5年度合格ナビゲーター&独学合格 のらが登場します。
のらが語る独学のマイルストーンとは?お楽しみに!
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