はいさい! 2年目生合格ナビゲーターのうみんちゅです。
※前回のブログ(自己紹介)はこちら。
2月も中旬にさしかかり、多くの同期合格者にとって最初の大きなハードル、実務補習1社目の報告書作成が早くも佳境に入っています。
合計5日間で診断報告書を仕上げるという、怒涛のスケジュール。想像していた以上に刺激的な毎日で、この楽しさを受験生時代に知っていれば、もっともっとモチベーションを上げられただろうな…と思います。来年は、あなたが思う存分、楽しんでくださいね!
さて今日は、2年目のマイルストンについて考えてみたいと思います。
受験校に通っている2年目生の場合は、それぞれの学校で用意されているカリキュラムがあり、それに沿って学習を進める方が多いと思います。その場合、主なマイルストンとして、ゴールデンウィーク前後と、1次試験後の各校模試のふたつがありますね。
しかし、合格可能性を高めたいあなたは、もっと能動的に、またもう少し細かくマイルストンを置いて行きたいでしょう。そんなあなたの検討材料にしていただけるよう、マイルストンのアイデアを一例として挙げさせていただきます。
長くなるので、2回に分けてお送りしますね。今日は前編として、2次試験までの残り9ヶ月間を、四半期(Q)ごとに区切ってご案内します。
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「守破離」という言葉をご存知でしょうか。
※ご存知で無い場合はこちら(コトバンク)をご覧ください。
武道や茶道の世界では、それぞれの段階をクリアするのに、何年、何十年も要するでしょう。対して2次試験までは9カ月間しかありませんが、マイルストンの考え方として、とても有効だったと感じています。
では、どんなマイルストンになるのか、もう少し詳しく見ていきます。
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1Q(2〜4月):守破離の<守>
講師(や合格者)のノウハウを徹底的に真似てみる、基礎固めをしたい時期です。
1年目と比べ、圧倒的な量のノウハウを開陳され、目から鱗が何枚も落ちていくと思います。11週間しか無い1年目の2次試験対策カリキュラムでは、端折られていたノウハウが沢山あるんですよね…。イチからやり直すつもりで、素直に技を学ぶ(真似る)と良いです。また、国語力や計算力、簿記知識や1次知識など、特に弱点だと思う能力を補強するのも、時間があるこの時期にやっておきたいです。
2Q(5〜7月):守破離の<破>
1Qで固めた事例解法や1次知識を、過去問や演習で応用する中で、自分用にカスタマイズしたい時期です。
ゴールデンウィーク前後に開催される大手受験校の模試を含め、受験校では本格的に演習が繰り返されます。ここで注意しないといけないのが、受験校の演習(とその復習)ばかりに注力しないようにすることです。過去問を中心に多くの事例に触れることで、講師や合格者の言っていたことの本当の意味が、やっと腑に落ち始めます…。また終盤の7月は、いわゆる主要3科目:経営/財務/運営を中心に、1次試験対策にも注力したいです。(その効用については、別の機会でお話します)
3Q(8〜10月):守破離の<離>
80分のプロセスをしっかり固め、そろそろ高い水準で成績を安定させたい時期です。
新しいことを学ぶことに注力するのでなく、むしろ余計なものを削ぎ落として、自分専用の解法を確立します。それを大小様々な各受験校の模試で試し、微調整します。ストレート生も参戦し、また他の2年目生との成績差がはっきりしてくる等、直前期特有の事柄や雰囲気に、心がざわつくこともあるでしょう。でも、ここまで妥協なく勉強してきたあなたなら大丈夫。ライバルがここから頑張っても取り返せないくらい、圧倒的に安定した実力がついているはずです。
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以上、残りの9ヶ月間を四半期(Q)ごとに区切り、2年目ならではのマイルストンについて、一例をご紹介しました。今回は全体観をお伝えすることに注力しましたが、具体的な内容は「後編」でご紹介したいと思います。
次回は、私と同じく初めての実務補習で奮闘している、多年度生合格ナビゲーターのまなが登場します。お楽しみに!
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