合格への登り道はどこにあるか。診断士として助言せよ!

同友館
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こんにちは。詰込の女王あすかです。

口述の合格発表がありました。合格された方、おめでとうございます。実務補習に申し込みできたでしょうか。今年は名古屋地区が激戦だったようですね。

不合格だった方、きっと悔しい思いをされていることでしょう。あすかもそれを体験した一人です。今回は、不合格だった方へのお話です。

さて、あすかも不合格を味わったひとりです。1年目、詰込ではありながら心血注いで頑張った二次試験はあえなく落選。今年同様、合格率の低い年でした。かといって中小企業診断士をあきらめるという選択肢もなく、「次も受ける・・・」と力なく決断したことを覚えています。

あすかが最初のブログに書いた通り、受験生は「気持ちの上で診断士」であるべきです。合格したからといって能力が格段に跳ね上がるわけでもなく、坂道を登って行くように能力は養われているはずなのです。まずは「診断士」として、自分がどの位置にいるのか診断してみることから始めました。

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返ってきた判定はAABBのBでした。惜しいですね。ほんとに惜しかったのです。あと数点だったのでしょう。再現答案や予備校の解答例を見るたびに「このキーワードが入っていれば・・・いや、あれだけでも入れていれば・・・書き方が悪かったのかな。問題との相性が悪かったせいだ」などグルグルと頭を回ります。しかし。「診断士」としては感情的になるものではありません。惜しかったものは惜しかったものとして、受け入れることにしました。

自分のことは診断なんかできない、と言われる方がいます。難しいですよね。自分を客観的に見ることはかなり難しいです。そういうときは、「同じ境遇の方から相談を受けた」と仮定してみてください。自分ならその人になんと答えますか? この問いかけだけで、意外と視点はガラッと変わります。ぜひやってみてくださいね。

さて、あすかは「AABBと成績は悪くないらしい。やり方、考え方もこのままで維持しよう」という診断を下しました。ただ、先ほども書いたように「キーワードが入っていないこと」にこだわって悔やんだため、「キーワードを入れられるようにしよう」という意識を持つことにしました

と、ここまでは不合格になった12月中に考えはしたものの、なかなか行動に移れません。自分の飽きっぽい性格、今までの能力を維持することを踏まえると、予備校に通った方がよさそうだな、と思い、予備校の講義開始時期を見てみました。開始は1月。「この早い時期からみんなリベンジを始めるのか・・・」と周囲の動きを知ったあすかはすぐさま申し込みだけはしました。ちょうど、今の時期です。

講義に行き始めてからもなかなかエンジンはかかりません。事例を解いていれば、解き方や考え方は一通り体験するので、能力の向上は見込めないまでも低下を食い止めることはできます。結局「やるぞ!」となったのは8月でした。一次試験が終わり、初学者がいよいよ本腰を入れ始めるからです。なんとか低下を食い止めていた能力をここから徐々に向上させ、合格レベルへと高められるギリギリの時期だとあすかは思いました

しかし、本腰を入れ始めてからあすかは恐怖を覚えます。悔しさのあまり「相性が悪くて落ちた」と思っていたのですが、「もしかしたら相性が良くて良い成績が取れただけだったのかもしれない」と思ったからです。これには焦りました。そうなると診断が間違っていたことになります。計画に修正が必要でした。まさにPDCAです。当初の計画以上に必死に勉強することとなりました。

 

診断士は中小企業の診断を行います。社長の思い描く未来が実現するよう問題点を見つけ、課題を設定し、課題を達成できるよう改善や施策を行います。いつまでに何ができれば社長の思い描く理想にたどり着けるのか、助言しなければなりません。

 いま、受験生のみなさんは社長です。社長の思い描く未来は「試験合格」です。問題点は何でしょう。改善策は? いつまでに何をどれぐらいすればその目標は達成できますか?

受験と診断は同じ

一度考えてみてください。あすかのように、8月まで本腰入れなくても大丈夫、そう思えるのであれば、無理して勉強する必要はないと思います。必要なことを必要な分だけ。これも試験勉強に出てきますね。JITの考え方です

 

ぜひ今まで勉強して身につけた診断士の知識も交えつつ、自分に合った勉強計画を立ててくださいね。

 

さて、明日ははらっちの登場です。どんなメモが飛び出すのか? お楽しみに!

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