【実務補習】希望地区が締め切ってしまっていたら…結構勉強になる、他地区への遠征

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こんにちは。やさぐれ2年目合格ナビゲーター、けいたんです。

お正月気分もそろそろ終わり…と同時に、平成27年度合格の方は、本日より実務補習の申込が始まります。

受講予定の方、口述試験の結果が発表されたら、すぐに申込手続をしましょう!

 

とはいえ、東京、名古屋、大阪は定員が決まっていることもあり、地区によっては申込開始後すぐに満員締切になってしまうところもあるようです。12/26 あすか先輩のブログもご参考に!)

万が一、希望する地区の定員が埋まってしまったら…奥の手ですが、居住地以外の地区へ遠征するのもひとつの方法です。

 

東京在住のけいたんは、これまでに2回(昨年2月と7月)実務補習を受講しましたが、2回目の夏期の申込の際、のんびりしていたせいで、受講予定だった東京地区が満員で締めきられてしまう、というピンチに直面しました。

遅くともH27年度内には登録したい、どうしよう…そんな時にひらめいてしまったのです。

 

「東京以外で受ければいいじゃん!」

 

当時、東京・名古屋・大阪はすでに締切られてしまっていて、申込可能なのは札幌、仙台、広島、福岡の4カ所でした。距離が一番近いのと、涼しそう♪(7月だったので、という極めて短絡的な理由で、けいたんは仙台にポチしました。

 

こうして勢いで申し込んでしまった遠隔地での実務補習。

良かったこと、大変だったこと、いろいろありました。

(なお、下記の内容は、あくまで昨年7月に受講したけいたんの体験に基づくものです。今年度は、変更になっている可能性もありますので、ご参考程度にしてください。)

 

★良かったこと★

(1)「その地域ならではの課題」を体感できる

この1年間で、数件の実務案件に関わらせて頂きましたが、いずれも首都圏の会社の案件でした。東京在住なので当たり前といえばそうなのですが、遠隔地の会社を診断させて頂く機会は滅多にありません。そんな状況の中で、実務補習のシステムを使って無理やり(?)遠隔地に飛び込んだことで、東京ではできなかったであろう経験ができたと思っています。

けいたんがこの時に診断させて頂いた会社様は、2011年の震災によって大きな被害を受け、今でも、その時の影響を少なからず引きずっていました。自然災害という、どうにもならない外部要因によるダメージの大きさ、それを完全に払拭することの難しさを痛感しました。同時に、厳しい状況下にあっても、「会社を盛り上げていこう、地域に必要とされる会社になろう」と意気込む社長様および従業員の方々の熱意に触れることができて、改めて、中小企業診断士として貢献できることってなんだろう? と考えるきっかけになりました。

ちょっと熱く語ってしまいましたが(笑)、中小企業が抱える課題は、多かれ少なかれ、その地域の課題を反映しています。他の地区での実務経験が、いままで自分になかった視点をプラスするきっかけになるのではないかな…と思います。

 

(2)実務補習の雰囲気や診断の進め方の違いから学ぶことがある

仙台地区で受講して驚いたのは、東京地区と比べて全体の参加者が少なく、とてもアットホームな雰囲気だったことです。また、社長へのヒアリングの仕方や、診断報告書をまとめる際の重点ポイントも、東京地区で受講した際とは異なる点があり、とても勉強になりました。指導教官の先生による違いも多少はあるのかもしれませんが、その地区独自の文化(?)もあるように感じました。

また、指導教官の先生を通じて、その地域の中小企業および診断士業界の現状や課題のお話も伺うことができました。東京で当たり前だと思っていたことが、他地域では全く違う状況だった…など、初めて知ることがたくさんあり、今後、自分の活動の場を広げていくにあたってのヒントになりました。

 

 

★大変だったこと★

(1)とにかくお金がかかる!

実務補習は、前半2日(ヒアリング+方向性決定)、後半3日間(取り纏め+報告)と、2回に分かれています。仕事のことを考慮すると、2往復することになり、交通費も2倍かかります。また、宿泊費もバカになりません。

ご参考までに、けいたんの遠征でかかった費用は、

交通費: 東京~仙台(新幹線で2往復) 30,000円

 宿泊費: 合計5泊(休前日は高い!)  45,000円

 受講料: これはどこでも同じです。   50,000円  

合計125,000円! チーン…。(※金額は概算です。)

 

(余談ですが、この年の夏のボーナスは、実務補習と、ふぞろい夏セミナーin大阪への遠征で使いきりました…。)

 

(2)せっかくメンバーと仲良くなっても、なかなか会えない

実務補習のいいところは、同じ班のメンバーと深い絆ができることです。しかし、他地区遠征の場合は、実務補習の期間中こそ毎日顔をあわせるものの、実務補習が終わってしまうと、気軽にみんなで集まる、ということが難しくなります。けいたんの班は、5人のメンバー全員の居住地の都道府県が見事にバラバラだったため、「また集まりたいね!」と言いつつ、未だに会えずにいます。

 

こんな感じで、いいことも大変なこともある遠隔地での実務補習ですが、振り返ってみて、けいたん的には経験してホントに良かったと思っています。

もし、自分の住む地区での申込に間に合わなかったら、検討してみてもいいかもしれませんね。

 

 

明日のブログはセリフさんが登場します。今年の診断士試験を受験する方に向けて、勉強計画について語ってくれます。お楽しみに!

 

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