みなさん、こんにちは、2年目生合格ナビゲータの芹生です。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。年始には神戸にある楠木正成公が祀られている湊川神社へ初詣に行き、読者のみなさんの合格を祈願してきました。
今回はこれから中小企業試験を初めて受験する方や、1次試験から受験する人向けに、わたしの経験をふまえてアドバイスをしたいと思います。
改めて中小企業診断士試験について確認してみます。
中小企業診断士試験は、国家試験の中でも難関の試験として位置付けられています。経営に関する知識を網羅的に問われる試験で、超難関試験ではないですが独学で勉強して簡単に合格できるような試験ではありません。合格率はその年によっても違いますが、1次試験は15%〜20%、2次試験は20%前後です。トータルで数パーセントの合格率になります。試験範囲は1次試験が経済学・経済政策、企業経営理論、財務・会計、運営管理、経営情報システム、経営法務、中小企業経営・中小企業政策の7科目、2次試験が分析力、文章力が必要な中小企業の診断及び助言に関する実務事例が4つと、その範囲は非常に多岐にわたっています。昨年の経営情報システムは合格率が7%台とITを生業としている我々にとっても厳しい科目でした。
1次試験はマークシートによる試験ですべての科目で40点以上かつ7科目トータル420点以上で合格、2次試験は記述式で、公式の合格基準では、総合60%の得点が取れれば合格となっていますが、実際の合格基準は上位20%くらいと言われています。
試験に合格するまでの期間は1〜3年、トータルの勉強時間は1500時間から2000時間が必要とされています。わたしの場合は3年で約3300時間(1次試験約1500時間、2次試験約1800時間)でした。
1次試験の場合、時間をかければ必ず合格します。1次試験に失敗した場合は、明らかに勉強不足です。勉強時間が足りなかったか、集中できなかったか、どちらかでしょう。1次試験に合格するにはどのくらいまで勉強すればよいか、明確に把握して計画を立ててから勉強に挑むことです。指標になるのは、大手予備校等が行っている模擬試験です。その模擬試験で成績が上位10%に入るくらいを目標にするとよいと思います。
2次試験の場合は勉強方法に正解はありません。過去問を徹底的にやるとか、解答プロセスを研究するとか、文章力を強化するため日経新聞の春秋の要約を毎日行う等いろいろとあります。過去に合格ナビゲータがいろんなやり方を紹介しているので自分に合った勉強方法を探すとよいでしょう。
試験の内容がわかったところで、今後の試験勉強の計画を立てます。まずは1次試験の8月に照準を合せて計画的に勉強していくことが大切です。いまから本試験日までの長期的な戦略を立てる必要があります。ゴールデンウィーク前に1次試験の受験科目のインプットと基礎的なアウトプットを終わらせます。ゴールデンウィークには遊ぶ計画は立てず、勉強の計画から遅れている科目や弱点科目などを重点的にこなすバッファの期間とします。また、毎年、5月のゴールデンウィーク中にLECの1次模試があります。この時期に自分のポジションを確認するために模試を受けるのもいいと思います。そして5月から7月までの期間は過去問等を中心に応用的なアウトプットをします。6月後半から7月前半までは各社受験予備校の模試がありますので2社くらいを受けて確認するとよいと思います。各社ともその年の試験の傾向を予測して問題を作ってきますので、最後の調整に活用できます。その模試の結果を踏まえて8月の本試験までは直前期として最終的なチェックをします。
2次試験の対策としてはゴールデンウィークまでに各種勉強会に参加して2次試験の情報を集めておきます。ゴールデンウィーク以降は、2次試験対策は中断し1次試験対策に集中します。1次試験終了後はすぐに自己採点をして、合格とわかったら、まずはふぞろいのセミナーに参加して、「ふぞろいな合格答案」を参考に自分のあった勉強方法を確立しましょう。
では、今年もよい年でありますように。
次回はガネパンマンの登場です。どんな4コママンガが飛び出すか!?お楽しみに!!
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