こんにちは。
多年度生合格ナビゲーター、キッラーンです。
もうすぐ9月も終わり、みなさんは本試験に向けて追い込みモードに入っていると思います。これまでのブログでキッラーンは主に「ドロ沼受験生」に向けてメッセージを送ってきましたが、今回はすべての受験生に向けて、今から本試験に向けて追い込むうえで大切なことをお伝えしたいと思います。
ベースは東京の夏セミナーで一度話をさせていただいた内容ですが、この時期からの学習においてとても大切な内容なので、少しアレンジを加えて書きたいと思います。
最初に、誤解の無いように本題に入る前に1つだけ注意です。タイトルは「知識で追い込むべからず!」ですが、知識が不要と言っているわけではありません。タイトルの意味するところは、以下のようなことです。
知識の整理は早目に終わらせましょう。
そして、最後の追い込みは
素直に「読む」「考える」「書く」トレーニングに
注力しましょう!
そして、もう一つ大切なメッセージ。
「できないこと、知らないこと」ではなく
「できること、知っていること」にフォーカスして
合格を目指しましょう!
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ではなぜ「知識で追い込むべからず!」なのか? まずは、キッラーンの失敗談から紹介したいと思います。
これはキッラーンが受験生活2年目の時のエピソードです。1年目は何もわからない間に2次試験が終わってしまいましたが、2年目は2次試験中心の勉強をしたおかげで、解法のコツのようなものが理解できてきました。予備校の成績も夏以降は少しずつアップし、もう少しで合格圏内というところまで来ました。しかし、「今年は合格できそうだ」と言えるほどの自信もありませんでした。おそらく、多くの受験生も同じような心境なのではないでしょうか?
そんな2年目のキッラーンは、試験の直前でより確実に合格するために最終段階で「弱点強化」を図ろうとしました。しかし、今にして思えばこれが逆効果だったのです。
たとえば、演習の振り返りをした場合、「こんなの知らなかった」という知識が出てきます。この時に、キッラーンは以下のようなマイナスのスパイラルにはまってしまいました。
不安だから知識を詰め込もうとする。
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知識を復習すると「あれも忘れていた。これは知らなかった。」が見つかる。
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ますます不安になる。
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ますます知識を詰め込もうとする(初めに戻る)
その結果どうなったか? お察しの通り不合格になりました。
知識を使って考え・書くことに意識が強くいってしまった結果、与件文や設問を素直に解釈することができなくなっていたのです。2次試験では1次試験と同じような追い込み方はNGです。
実は、大阪の夏セミナーでは、あすか先輩がこのことについて分かりやすく説明してくれていましたので、簡単に紹介します。
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みなさんどちらかのパターンに陥っていませんか? 2年目のキッラーンは明らかに右のパターンでした。
そこでこうなるわけです。
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では、どのようにバランスを取るのがいいのでしょう? 人それぞれだとは思いますが、キッラーンがオススメするのは「早目に知識を整理してしまい、最後は自分の解法プロセスを磨くことで追い込みをする」ということです。こうする理由は、この方が本試験で与件や設問に対して素直に対処できるようになるからです。
何度も書きますが、ここで誤解してほしくないのは「知識が不要」と言っているわけではないということです。基礎としての知識があるからこそ、正しく「読む」「考える」「書く」ことができるのです。ですので、知識の基盤を早目に整備することが大切なのです。少し補足説明します。
【1】まずは1次知識を2次試験で使えるように整理する
1次試験をパスしている皆さんは、すでに2次試験に必要な知識は持っています。あとは、それを2次試験で使えるように整理するだけです。といってもそんな難しいことをする必要はありません。事例ごとにA4用紙1枚に手書きでもいいのでざっと重要な知識をまとめておくといいと思います。まだの方は、早目に(今週中に)整理してしまいましょう。
【2】追い込みでは、80分で確実に60点を取るための解法プロセスを磨く
「作業手順」、「時間配分」、「マーカーのつけ方」「メモの取り方」などなど、自分に合った解法プロセスを身に付けることが合格のカギです。過去問を中心に学習しながらPDCAを繰り返し、80分で確実に60点を取るための、解法プロセスを見つけ、磨いてください。
※「メモの取り方」については明日のけいたんのブログもぜひ参考にしてください。
ここで、今から本試験までの期間の学習で大切な考え方を紹介しておきます。
NG→「知らないことがあったら落ちる」と考える
OK→「知らないことが出てきたときにどのように対処するか」を考えておく。
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最後に、この話を踏まえて改めて参考にしてほしい記事があります。『ふぞろい8』6ページに「2次試験合格のツボはこれだ!」という記事を読んでみてください。そこには、とあるドロ沼受験生(正体はもうバレてると思いますが・・・)とストレートで合格したコニタンの対談が掲載されています。
特に、コニタンの取り組みはこれからの皆さんに非常に参考になるはずです。今回のこのブログを踏まえてこの記事を読むと、彼女は「現時点で『できること・分かっていること』に集中してその範囲でどれだけ合格に近づけるかを考え、素直に読み、考え、書くこと注力していた」ことがよくわかるはずです。
お気付きだと思いますが、2年目で「できないこと、知らないこと」にフォーカスして失敗したキッラーンとは全く逆のアプローチでコニタンは合格しています。皆さんはコニタンのように、正しい努力をして合格を勝ち取ってください!
10月からは
今「できること・知っていること」にフォーカスして
どうやったら80分で60点を確実に取れるかを
徹底的に考え、トレーニングしてください。
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さて明日は、けいたんが「メモの取り方」について実際の写真を交えて紹介してくれます。自分の解き方にまだ自信がない方は必見ですので、お楽しみに!
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