「事故を起こしてばかり…」な人ほど実は合格に近づいている

同友館
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こんにちは、ストレート生合格ナビゲーターのとりっちです。

 

9月も下旬にさしかかり、いよいよ2次試験まで残すところ、1ヶ月と1日です。

対策は順調に進んでいますか?

…という質問に対して、自信を持ってYesと答えられる人は少ないのではないかと思います。

 

2次試験には、点数上の合格ラインはあるにせよ、知識や技能の面において「ここまでできれば合格ライン」という明確な基準がないので、つかみどころのなさとの戦いという面が非常に大きいです。

つかみどころのなさから脱する方法は人それぞれですが、今日はその方法の中でも、誰にも共通して重要であると私が考えるポイントについてお伝えしたいと思います。

皆さんは日々の2次試験対策の中で、「失敗してしまった」「事故を起こしてしまった」と思うことはどれくらいありますか?

 

前述したように、2次試験対策はどれだけこなしても、つかみどころのなさが常につきまとうものです。

そこで、「自分は2次試験に向いていない…」「センスがないからダメだ…」と思ってしまいがちですが、それは誤った認識です。

 

むしろ、

 

「過去問や演習を解くたびに失敗している」

「何度も事故を起こしてしまっている」

 

という方は、とても良い対策をされていると思います。

 

2次試験対策においては特に、

 

「なるべくたくさん失敗(事故)を経験する」

「失敗(事故)を通して学ぶ」

 

ということがとても大事だと私は思うからです。

 

正解が発表されず、かつ約8割が不合格となるよう設計されている試験なのですから、簡単に解答のコツをつかめるようなものではないのは、むしろ当たり前のことです。

なかなか思うように解答することができない理由を「向き不向き」や「センス」に求めてしまいそうな時は、そもそもこの試験は、知識や解法を学んでも、即それらをスムーズに発揮できるようにはできていない、という前提に立ち返ってみると良いのではないかと思います。

 

また、これはその人の勝負強さにもよりますが、普段の対策の中でできることと、実際に本試験の場で問題に向き合った時にできることには大きな差が生じがちです。

「絶対に失敗(事故)できない」というプレッシャーの中で、「普段通り」の力を発揮することは実はとても難しいことです。

 

であるからこそ、重要なのは、日ごろの対策のなかでコンスタントに結果を出すことではなく、「本試験で失敗をしないこと」です。

 

では、どのような対策をすれば、本試験で失敗しない自分になれると思いますか?

 

それは、「実際に失敗をしてみること」以外にないと私は思います。

他者の失敗パターンに学ぶ、という方法ももちろん有効です。

しかし、人間の認識プロセスや思考パターンは個々人の性格や経験によって形成されているものですから、他ならぬ自分自身がどのようなところで失敗をしてしまうのかは、自身で実際に経験してみることでしか学ぶことはできません。

 

そして、失敗の原因は自身の認識や思考の「癖」によるところが大きいため、頭の中で気を付けようと心がけても、無意識に同じ失敗を繰り返してしまうものです。

 

私も2次試験対策の中で同じ失敗を何度か繰り返しましたが、そのたびにノートにその原因と対策を記録しておき、事あるごとに読み返すなかで、自分の認識や思考の癖を少しずつ矯正していくことができました。

本試験で何よりも支えになってくれたのは、知識よりも解法よりも、そのように何度も失敗した経験を通して学んだことであったと思います。

 

失敗を恐れず、事故に凹まず、それらから学べる事すべてがあなたを合格へと導いてくれるものだと信じて、対策を進めていってくださいね。

 

明日は多年度生合格ナビゲーターのみほみほの更新日です。

前回の記事に引き続き、「与件文をチェックする」上での重要なポイントについて語ってくれるようですよ。

与件文の読み落としや、与件文でチェックしても解答にうまく盛り込めないと悩んでいる方、必見です!

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