【1次試験】ラストスパート期の対策は?~ぜあ編~

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本ブログの投稿も、1次試験の仕上げに向けたものが多くなってきましたね。昨年を思い返すと、試験直前には、私も写真の猫のようにいきり立っていたような気がします。

ただ、毎日このブログを楽しみにしてくださっている方はお分かりかと思いますが、「時間の使い方」、「模試の活用」などなど、ふぞろい16メンバーがそのノウハウを惜しみなく提供しており、受験生の皆様のお役にも立っているのではないでしょうか。

私も、昨年の記憶を思い出しながら、皆さんがラストスパートに入っているであろうこの時期に何をどう取り組んだかを振り返りたいと思います。

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暗記科目は強弱つけた勉強を

「財務・会計」や「経済学・経済政策」については、日々、手を動かしておられる方も多いと思いますが、ラストスパート期になると、暗記科目での成長が著しくなるのではないでしょうか(5月ごろと直前期の2回、模試を受けられた方は成果が目で見えているかもしれません。)ただ、暗記科目だからといって、出題範囲の内容を均一に覚えようとしている方は要注意かもしれません。人にはどうしても相性があり、取りやすい分野、取りにくい分野があるからです。そこで必要になるのは強弱をつけた学習だと私は考えています。

経営法務は「会社法」と「知的財産権」

昨年度は易化した「経営法務」ですが、苦手にしている方が多い科目ではないでしょうか。もちろん、問題演習をたくさんこなして、記憶を定着させていくことが最もよい方法だと思います。ただ、時間も限られている中で、ある程度効率的に勉強したい、という方もいらっしゃるはず。経営法務の場合、おそらく、知的財産権(特許、実用新案、意匠、商標、著作権……)が最もわかりやすく点を取りやすいのではないでしょうか。また、会社法についても、多少わかりにくいところはあるものの、頻出の論点が多い分野です。こういう優先的に取り組む問題をかなりの確率で答えられるようにしておくことで、現在は50点行くかいかないかの実力だったとしても、試験本番では成績を引き上げられるかもしれません。逆に、英文契約などは、英語が得意な人や実務で英文契約を扱っている人でない限り、捨てるのもやむなしかと思います。

経営情報システムは間違えやすいところこそクリアに

ITの素養が全くない私が一番苦労した科目が「経営情報システム」です。ただ、優れた問題集がたくさんあるので、とにかく問題演習を積み重ねることにより、得点を稼いでいくしかありません。私の場合、経営情報システムで直前期に力を入れたのが、「混乱しそうなところこそ、力を入れて覚える」です。例えば、【主記憶装置のガーベージコレクション】と【補助記憶装置のデフラグメンテーション】とか、【MACアドレス】と【IPアドレス】の違い(16進数か10進数か、ビット数はどうか、など)とか。それでも、なかなか苦しい勉強ではあったのですが、この科目は誤解を生みやすいところが多いだけに、そこは試験でも突かれると考え、対策をしていました。

休む時はしっかり休む

学習内容の話からは少し外れますが、試験前に怖いのはなんといっても体調を崩すことです。また、なかなか成績が伸びなくて、メンタルにくることもあるかもしれません。やはり、質の良い学習の裏には、質の良い睡眠と食事が欠かせないと思います。日中は仕事もある中で、朝、夜と学習時間を確保するのは並大抵のことではありません。どうか、体が出す疲労のサインに敏感になり、疲れたら休むを習慣にしていただけたらと思います。

あすのブログはいったん小休止。あさっては、頼れる事例Ⅰリーダー、やーみんの登場です!お楽しみに!

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