【ラストリレー】ぜあ編

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 いよいよ、ふぞろいブログも私の回はラストとなってしまいました。まずは、ふぞろい16をお買い求めいただいた皆様、各種セミナーやX(Twitter)でのスペースに参加していただいた皆様をはじめ、ふぞろいを愛するすべての皆様に感謝申し上げます。そして、この1年間、助け合い、励ましあいながらプロジェクトを完遂したふぞ16メンバーにも心からお礼を申し上げます。

 さて、最後のブログということで、今回は私が大事にしている「ことば」について書きたいと思います。

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「ぜあ」の由来は世阿弥から

 ふぞ16では「ぜあ」というニックネームで活動していましたが、畏れ多いことに室町時代に能を大成した世阿弥からその名前をつけました。私の座右の銘といってもいいくらいの好きな言葉が彼の言葉だからです。

 それは、「珍しきが花」

 世阿弥は能の奥義について記した著書、『風姿花伝』の中で、人々を感動させる仕組みとして新しいものや珍しいものほど花である、と述べています。そのうえで、ただ突拍子もないこと、奇をてらったことをやればいいのではなく、これまでの経験、ノウハウの蓄積などを土台にして、新しいものや珍しいものを見せる工夫をしなさい、と言っています。

 古典芸能の最たるものである能の大家がこのようなことを述べていることにも魅力を感じるし、現状に安住せず、新しいものを取り入れ、創り、進化していきなさい、という世阿弥のメッセージが私のツボにはまりました。室町時代の能の大家が”イノベーション”の大切さを語っている、って何かロマンを感じませんか?

人生にはいくつもの「初心」がある

 「初心忘れるべからず」というよく聞く言葉がありますが、これも世阿弥の言葉です(風姿花伝とは別の書物です)。現在での使われ方は、「初めの志を忘れてはならない」というものではないでしょうか。例えば、「初心に返って」というときは、入社時の気合が入っていた時の心持だったりするのではないでしょうか。

 しかし、世阿弥は人生にはいくつもの「初心」があるといいます。診断士でいうと、試験を受けようと思った時の「初心」、試験に受かった時の「初心」、初めて診断士として仕事をしたときの「初心」、独立したときに「初心」などなど。それぞれの「初心」を大事にしていけばいいのではないか、と私は世阿弥の言葉を聞いて感じているところです。

セレンディピティを大切に

 私がもう一つ、大切にしている言葉が「セレンディピティ(Serendipity)」です。ダイレクトな訳語がみつからないのですが、「偶然のこと、不意の出来事を自らの幸せに変えたり取り込んだりする力」と私は解釈しています。

 ふぞろいでの活動でも、地元の協会での活動でも、診断士に限らずでいえば、普段の生活でも仕事でも多くの人に出会い、多くのことを体験します。そうした出会い、体験を自身の成長につなげ、ひいては自身の幸せに結びつけるように今後もハッピーな診断士ライフを楽しんでいきたいと思います。

おわりに

 ふぞ16プロジェクトが終わってしまうことは、少し寂しい気持ちもしますが、いまは、活動を終えたあとの「初心」を大切にしたいと思っています。実は、転職して1月から新しい職場で働いているのですが、まさに2024年は始動の年。いまの「初心」も大切に、引き続き精進していきたいと思います。読者の皆様ともどこかでご縁があるかもしれませんね。そのときはどうぞよろしくお願いします。

1年間、ありがとうございました!

 あすは、事例Ⅰ&再現答案で同じ釜の飯を食ったといっても過言ではない、みみの登場です!お楽しみに!

再現答案&得点ご提供のお願い

ご存じの通り、書籍「ふぞろいな合格答案」は、
2次筆記試験受験生にご提出いただいた再現答案に支えられております。
皆さまの全身全霊を込めた答案が、本書籍を作り上げています。

また、令和4年度より受験生全員に得点が開示され、皆さまにご提出いただけたことで、
今年出版の「ふぞろいな合格答案 エピソード16」からは、
より精緻な答案分析を行うことができました。

この場をお借りして皆さまのご協力に改めて御礼申し上げます。

令和5年度の2次筆記試験におかれましても、
再現答案および開示された得点のご提供をお願いしたいと存じます。

今年2次試験を受けられた皆さまには是非とも、
作成された再現答案および開示された得点をふぞろいにご提供いただきたく存じます。
皆さまの答案を心よりお待ちしております。

ふぞろいに再現答案をご提供いただくと…

【特典1】再現答案へのフィードバックがあるよ!


【特典2】ふぞろいにお名前(ハンドルネームでもOK)が掲載されるよ!

来年度の受験生の方々のため、あなたの力が必要です。
是非ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

締切:2024年1月31日(水)23時59分

締切:2024年2月7日(水)23時59分

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