【マジメに事例Iを語る】「設問◯:~類推せよ。」…類推って一体何?何を書けばいいの!?

同友館
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(夏セミナーに来ていただいた方、どうもありがとうございました!)

多年度生合格ナビゲーターのポンポロです。

1次試験が終わり、中小企業診断士受験業界は2次試験モードですが、受験生の皆様は計画通り学習を進められていることかと思います。

先日、そんな受験生を少しでも支援するため、予てからこのブログでもお伝えしておりました「ふぞろいな合格答案×全知識・全ノウハウ 夏セミナー」へ参加してまいりました。ポンポロはスタッフとして(ちょっと壇にも立ったりしておりましたが…)参加しておりましたので、参加された方は「あ、あいつが酔拳勉強法の奴か」と思われたかもしれません…正解です(笑)。その後の懇親会でも「酔拳勉強法やってみました、超辛いです」「途中で寝ました」「それだけ飲んでやろうとするとかある意味アホですね(笑)…やってみましたけど」と褒められているのか、けなされているのかわからないコメントをいただきまして。反響が意外に大きかったのは嬉しいですが、決して無理のない程度に!お願いします。

 

 

さて、2次試験まであと9週間ということで、そろそろ(今更!?)きちんと事例に直結することを記載しようと思います。

 

今回は事例Iです。

 

事例Iと言えば、何を想像するでしょうか…。多分、殆どの人が「あるある」と言ってくれそうなのが、

 

  • トップバッターの事例なのに、掴みどころがなくてやる気をなくす
  • 与件文にヒントが極端に少ない
  • 設問文の中に「事例II」「事例III」の設問のような問題があることもあり、訳分からん

 

こんな感じでしょうか。

そんな事例Iによく出てきそうな問題について、先日のセミナーでこんな質問が飛んできたので、今回はそれをテーマにしようかと。それは、

 

「よく『類推せよ』っていう問題がありますよね、あれってどうすればいいんですか?」

です。

類推せよ…2次試験の学習をやられた方は一度は見たことがあるのではないでしょうか。非常に曖昧で答えづらい問題ですよね。

 

「ヒントが殆どないのにどうやって類推すればいいんだ!」

 

昨年、そんな気持ちで事例Iの過去問とか答練をやっていたような気がします。

 

因みに、類推の定義を調べてみると、

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るいすい【類推】 [名](スル)
 類似の点をもとにして、他を推しはかること。「過去の事例から―する」
 論理学で、二つの事物の間に本質的な類似点があることを根拠にして、一方の事物がある性質をもつ場合に他方の事物もそれと同じ性質をもつであろうと推理すること。結論は蓋然的。類比推理。類比。比論。アナロジー。
 ある語形または文法形式との関連から、本来の語形または文法形式とは別の新しい語形または文法形式を作ろうとする心理的な作用。この種の働きによって、多くの不規則な語形が規則化されていくことがある。

——————————————————————————

と書いてありました(出典:大辞泉)。

…訳わからないですね。こういった難しい言葉の定義は理解しようとすると頭が痛くなると思いますので取り敢えず放っておき、まぁ類推は「ヒントは見当たらない(もしくはわかりづらい)けど、何とか推理してよ」と、診断士受験では読み替えていただければと。

 

「そんなこと言っても、どう推理すればいいのかわからない!自由度高すぎ!ここの採点基準って何!?」

 

そんな声が聞こえてきそうです。

 

これが正しいのかどうかわかりませんが、取り敢えずポンポロの考える「類推せよ」の書き方(対処法)を以下に書きたいと思います。

 

  • 類推であってもその根拠は「与件文の中」
  • 前後のストーリーを考えて「無理なくストーリーを考える」
  • どうしてもわからなければ「与件文の言葉を使いつつ、分かったフリして取り敢えず」

 

…別にふざけてはいません(汗)。多分こんな感じなのではないでしょうか。

類推って、名前からして絶対に「自由度高そう=何書いてもイケそう!」と思ってしまう人が多いのではないでしょうか。

 

診断士2次試験には、自由度が高い問題は多分ありません(国家試験である以上、相応の基準がないと線引きができないため)。

 

類推であっても、それは適用されるのではないでしょうか。とは言え、どう書くのか?与件文にヒントも少ないのに…と思う方も多いのではないでしょうか。

 

そこは、やっぱり与件文からワードやセンテンスを抜き出して解答文を作る、これに尽きると思います。

 

恐らく、他の設問よりも、与件文は抜き出しているものの、ただでさえ「ふわっと」している事例Iが更に「ふわっと」してしまい、本当にこれでいいのか!?と不安になるかと思います。

 

…多分、大丈夫だと思います。(他がある程度適切に5~6割書けているという前提)

 

恐らくここで見ているのは「こういった理不尽な出題のされ方をしたとしても、事実(=与件文)をきっちりと認識して分析できているか」だと思います。ということは、やはり、

 

  • 現状の事実(与件文)を見て、きちんと分析できているか
  • 理不尽な問われ方をしたとしても、全体のストーリー(全設問の一貫性)を意識しているか

 

の2点をしっかり解答文に出せていればいいのではないでしょうか。

「類推せよ」という問題が出て、「どうしようなにか考えないと…」と思って与件文から離れてしまうと、気が付いたら思いっきりベクトルの違う解答を書いてしまうのではないでしょうか。

 

「類推せよ」であっても、自由度は高いとは思ってはいけないと思います。そういった時でも他の設問と同じ「与件文」を使ってやる…これは鉄則です。「今までなんとなく書いていた」という方は是非とも意識してください。「与件文は2次試験における絶対的事実である!」、これを忘れないで下さいね。

 

次回は、ストレート受験生の星、ストレート生合格ナビゲーターのとりっちが登場です。

昨年の彼女は2次試験本番まであと9週間、どのようなことを意識して学習を進めていたのでしょうか?きっといいネタを紹介してくれるでしょう。お楽しみに。

 

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