【ラストリレー】byみっちー 〜まる・さんかく・しかく〜

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こんにちは!今月ついに中小企業診断士に登録されました、みっちーです。飛騨に拠点を置きつつ、東海から北陸まで菌糸を伸ばしていこうと思います。

診断士に合格した後も学習が終わるということはなく、知識を仕入れたり実務経験を積んだりする日々が続いています。学んだこと・考察したことなどは、これまで拙文にて小出しにしてきましたが、多少なりとも読者の皆様の糧なり気晴らしなりになっていたなら幸いです。

ラストリレーのテーマは、診断士試験対策に限らず、合格後の実務経験や学習全般で私が心がけている「まる・さんかく・しかく」のお話です。

まる:「丸く」人と接する

人当たりよく、つまり「丸く」人に接することをオススメします。勉強仲間も診断士も経営者も人間ですから、同じ能力を持った人であれば、より「感じのいい人」を応援したり頼ったりしたくなるのは仕方ありません。

勉強が思い通りに進まなかったり、実務で希望する業務が得られなかったりするとイライラすることもあるでしょうが、そのような時に他者に当たると敬遠されてしまい、余計に機会損失を被ります。運動や読書、ゲームなど、健全なストレス発散方法を編み出して、人前では感じよくいきましょう。

特に昨今は、日本社会全体の風潮として「丸さ(優しくて、安全で、清潔であること)」を指向する傾向が強まっているように思います。体を張ったリアクション芸はテレビから消え、飲食店の迷惑行為や煽り運転は徹底的に吊し上げられ、SNSでトゲトゲしい言葉を使っているとミュート・ブロックされます。

こういう「丸く振る舞うのがいいよね」という時代の流れは当分続くでしょうし、基本的に好ましい傾向なので、乗っかっておいた方が得策だと私は思っています。

さんかく:現状だけでなく「デルタ」を見る

現状だけを見て嘆いたり安心したりするのではなく、変化量(Δ:デルタ)を見ることが重要です。

勉強や実務の進捗を他人と比べてしまうと、焦りが出てくるので精神衛生上良くありません。それぞれ得意科目も置かれた状況も異なるので、受験回数や登録までの期間など「表面的な数字」を比べること自体、あまり意味がないでしょう。

他人との比較ではなく、過去の自分と比較したときにどれだけ成長したかという変化量に目を向けてください。2020年にヒットしたビジネス書「ファクトフルネス」でも「『悪い』と『良くなっている』は両立する」と書かれていますが、現状では他人より遅れていたり目標未達だったりしても「良くなっている」部分はあるはず。

「昨日できなかったことが、今日はできるようになった」「この業務のこの部分は、先月よりも上手くなった」など、自分のわずかな変化量を自分で褒めてあげてください

しかく:「資格」を「視覚」につなげる

資格の知識を記憶に定着したり業務に生かしたりする上では「視覚」とのリンクが重要です。

学生の頃に野外で植物の種類を調べる実習があったのですが、やはりテキストに出てくる種名を覚えるだけでなく、実物を探して・見て・スケッチしないと植物は識別できるようになりません。目で見て覚えて、特徴を図に書き出すという、視覚と知識の往復を繰り返す重要性を植物観察が教えてくれました。

資格勉強の場合は、「日常の光景から資格知識に関連する情報を見つけ出す」という連想ゲームの練習と、「知識を図などの視覚情報に書き出す」というアウトプットの練習を繰り返すことで楽しく続けられます。

連想ゲームの練習では、日常生活で目に入るものを学習内容にこじつけてみます。買い物中であれば、店内レイアウトの意味、客と店員の動線、商品配置やポップから読み取れるマーケティングの意図などを考えてみると面白いでしょう。家事であれば、手順の最適化、作業標準化、モチベーション向上といった話に結びつけてみると、診断士の学習が生活に役立つ瞬間があるかもしれません。

アウトプット方向の練習では、テキストや過去問で学んだ内容(例:組織構造の分類、財務諸表の基本的な構成、事例企業の3C・SWOT・VRIO分析)を、人に伝えるつもりで図表に書き出してみます。すると、文章を黙読していた時には意識しなかった知識の抜け漏れに気付かされます。二次試験で事例企業の置かれた状況をささっと描いて把握する練習にもなりますし、プレゼンにも応用可能です。

さいごに

次回の中小企業診断士一次試験まで、あと約半年。
二次筆記試験までは、あと約8ヶ月。

合格した方も、これから実務ポイントを獲得してゆく必要があります。
登録されたらされたで、終わりなき診断士としての生活が続いてゆきます。

そう、つまり・・・

明日はあっきーのラストリレーです!毎回私のブログ下書きをチェックしてくれていたあっきーに、圧倒的感謝・・・!!

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