2次試験のためにも、1次試験はガチで受けるべし

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こんにちは。
多年度生合格ナビゲーター、キッラーンです。

これまでキッラーンは、「ドロ沼合格者」として2次試験の対策を中心にメッセージを送ってきましたが、これから3回はいよいよ迫ってくる一次試験について書きたいと思います。

具体的には、以下のメッセージをお送りする予定です。

●2次試験のためにも、1次試験はガチで受けるべし(←今回)
●休憩時間も勉強時間! ~あと1問で泣かないために~
●自己採点はするべからず!

まず改めて簡単に自己紹介します。キッラーンは合格まで7年かかりました。その間の1次試験の受験歴は以下の通りです。

平成20年度 合格
平成21年度  4科目合格
平成22年度 6科目合格するも経済学で足切り(2次試験受けられず)
平成23年度  全科目免除
平成24年度~平成26年度 合格
の年は2次試験の権利が無かった年です。)

なお、平成22年度と平成23年度のエピソードについては、過去にもブログで書いていますのでご参考にしてください。(【ドロ沼回避法】1次試験のマークミスはドロ沼のはじまり 、【ドロ沼回避法】世にも奇妙な『全科目免除』 )

今回は「2次試験の受験権利のある方がどのように1次試験に臨むか」をテーマに、平成24年度~平成26年度にキッラーンがどのように1次試験に臨んだのかを紹介します。

2次試験の受験権利のある場合、1次試験にどう臨むのかは、意外と悩む人も多いのではないでしょうか?

キッラーンも、受験生初心者の頃は同様の悩みがありました。しかし、ベテラン受験生(みなさんはその前に合格してくださいね)になってくると、スタンスは決まってきます。

キッラーンの場合、最終的に至った結論は2次試験の受験資格の有無にかかわらず

1次試験はガチで受けた方が、2次試験へのメリットが大きい

ということです。

別の言い方をすると

1次試験を「ついでで受けよう」などと、
軽い気持ちで受けるのはもったいない

というのが今回のキッラーンのメッセージです。

キッラーンの場合、合格までの直近3年間は、期間を決めて集中的に1次試験に取り組みました。(先日のブログでポンポロ も同様の内容を書いていたので併せて参考にしてください。共通する部分も多いと思います)

まず、キッラーンがなぜ1次試験をガチで受けることをお勧めするのかについて書きます。

ポイントは大きく3つです。
【1】知識の再確認をすることで、精神的に余裕をもって勉強できる!

当たり前のことですが、1次試験を通して知識の再確認を行っておくことは非常に大切です。ここで一度、知識を復習して自信をつけておくと、その後が精神的にラクになります。知識に自信があれば、8月以降は解法プロセスのブラッシュアップにフォーカスした勉強ができるので、学習効率はアップします。

逆に、8月以降に知識に不安があるとその後の勉強にも悪影響が出ます。最悪なのは、2次試験の直前で知識不足が不安になり、ギリギリになって知識の再確認をするパターンです。実はキッラーンが受験2年目の時にこのような経験をしたのですが、こうなると2次試験の本番で知識偏重な対応になり、与件重視の解答ができなくなる可能性が高くなります。

 

【2】中だるみからの脱却し、生活リズムの切り替えのキッカケになる!

2次試験に集中していた人は、ほとんどの人が気付かぬうちに「中だるみ」になっているのではないでしょうか。1次試験は「中だるみ」を克服する絶好の機会です。これにはいくつかの側面があります。
<心理的な効果>
いくら2次試験の権利があるといっても、本試験を受けるとなると、自然と受験モードに気持ちが切り替わりやすい心理になるはずです。この機会に一度テンションを上げることで、8月からの勉強の勢いをつけましょう!

<生活リズム>
キッラーンの場合、この時期に1次試験の準備をすることを受験勉強中心の生活に切り替えるキッカケにしていました。具体的には、朝型の生活に切り替えるということです。ただし、いきなり変えるのは難しいので、「この日から生活リズムを変える」少し前から心の準備をしておくことも大切です。詳細は後半で書きますのでご参考にしてください。

<外部とのかかわり方>
生活リズムを朝型にするのに悩むのは人付き合いです。特に、キッラーンのように酒好きで飲み友達からの誘惑の多い場合、(ホンネは行きたいだけに)悩ましいところです。

そこで、1次試験を言い訳(?)にして誘惑を絶つようにしていました。具体的にはガチモードに入る少し前に「いついつから1次試験の準備に入るのであまり飲みに行けない」という話を、友達にしつつ、自分に言い聞かせる(←実はこっちの方が大切wwwことで勉強に集中しやすい状況作りをします。

 

【3】ガチで臨むからこそ、本試験の緊張感を味わえる!

当たり前ですが、2次試験は年に1回しかありません。2次試験を受験した経験のある方ならお分かりになると思いますが、あの緊張感は独特なものがあります。いくら実力があっても、あの緊張感に飲まれて実力が発揮できずに涙を飲んだ人も沢山います。これを克服するにはある程度の慣れも必要です。

では、慣れるにはどうするか。模試などでもある程度の緊張感は味わえますが、やはり本試験の緊張感はレベルが違います。1次試験は、この緊張感に慣れる、あるいは思い出す格好の機会です。ここで、2次試験の緊張感を思い出しているかいないかで、8月以降の勉強への取り組み姿勢は大きく変わるはずです。

ただし、

たとえ短期間の準備でも「本気で受かってやる!」

というガチな意気込みで臨まない限り、

その緊張感は存分に味わえません!

最後に、キッラーンが具体的にどのようなことをしていたのかを紹介します。

【7月上旬~中旬】

ガチモードに入るための準備開始。この期間は、2次試験の勉強をメインにしつつ、隙間時間で少しずつ準備をしておきます。

具体的には

【1】中小企業白書の要約版準備

中小企業庁のサイトから中小企業白書(概要)の概要をプリントアウトします。ガチで勉強するのは少し先ですが、キッラーンは早目のタイミングから、通勤時間にこれを眺めるようにしていました。

さらに、余裕があれば中小企業政策の変更点などを調べておくといいでしょう。

2015年版中小企業白書(概要)
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H27/PDF/h27_pdf_mokujityuuGaiyou.pdf

2015年版小規模企業白書
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H27/PDF/h27_pdf_syouGaiyou.pdf

【2】過去問準備

ネットにある過去問(ひとまず5年分)を4枚割り付けで印刷しておきます。余裕があれば、問題別に切り離しておきます。なぜこんなことをしておくのかは、後ほど写真付きで説明します。

【3】周囲への根回し&自分の心の準備

「そろそろ1次試験の準備に入るのであまり飲みに行けなくなる」という話を友達にしつつ、自分に言い聞かせはじめます。と、同時に生活リズムを朝型にする覚悟を決めます。

【海の日連休から1次試験まで】←この期間がガチモードです。

キッラーンがいつもしていた勉強を今年の暦にあてはめて計画してみます。

<過去問演習期>
土日祝は本試験の時間と合わせて一日をシミュレーションし、平日は朝と夜に1科目ずつ解き、通勤時間や昼休みに見直しをするのが基本パターンです。

18(土)19(日) 平成26年度
20(祝)~22(水) 平成25年度
23(木)~25(土) 平成24年度
26(日)~28(火) 平成23年度
29(水)~31(金) 平成22年度(できるところまで)

※31(金)まででできる範囲で解いたら、途中でも次のステップに進むのが肝心です。

<追い込み期>

8/1(土)2(日)ここが勝負どころです!

これまで過去問で×だった問題を中心に苦手問題を抽出します。そして、前述した4枚割り付けで印刷しておいた過去問を使って、オリジナルの「苦手問題集」を作成します。

この時のポイントは3つ

  1. ステ問を見極めて捨てる
  2. 類似分野の問題をまとめる
  3. 裏に答えを(必要に応じて補足メモ)を書いておく

3(月)~7(金)

<朝・夜> 平成26年度の過去問を再復習
<移動時間&昼休み> 隙間時間はひたすら上述の「苦手問題集」と格闘!

↓「苦手問題集」の実物はこちら。まとめてホッチキス止めしただけ!

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↓裏には答えが書いてあるので、隙間時間の復習に最適!

gazou2

いかがでしょう?
参考になりましたでしょうか?

今回は試験までの過ごし方を書きましたが、次回は当日の過ごし方について書きたいと思います。

明日は、実務補修を仙台で受けて美味しいものをたくさん食べたために、やさぐれ度が少し低下したというウワサの“けいたん”です。

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