1次試験は易化している? 難易度を調べてみました

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まさひろです。最近健康診断がありまして、お腹周りが2cm増えていました。どんまい。

試験案内配布・申込受付期間も半分過ぎました。
https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_r04_shiken/R04_1ji_shiken_about.html#a1
中小企業診断協会も赤字で目立たせているように、郵送による請求は令和4年5月24日(火)(必着)までです。
(ちなみに、まさひろの誕生日は5月23日です)
うっかりして、申込がギリギリになってしまうことは避けましょう。
(間に合わなくなって、受付最終日、東京のイトコに窓口で手続きをお願いしたのは内緒)


ちまたで1次試験の難易度が下がった(易化した)、変わっていないと言われているようなので、
改めて一次試験を分析してみました。
今回は全体感、次回は科目別に見ていきたいと思います。

次回のブログではすでに申し込み終了してしまっている時期なので先に結論を書いておくと、
初めて受験される方、まだ受験を悩んでいる方は科目合格ではなく全合格を目指して戦いましょう。
その方がラクと次回書くつもり。


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ふぞろい16メンバーのブログは2月20日スタート!

どうぞお楽しみに!

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1次試験は易化していると言われているが本当か?

まず、言葉の定義ですが
受験者数:すべての科目を受けた人(欠席した科目がひとつもない者の人数)
合格者数:一部免除含めて、全科目合格した人
科目合格者数:1科目でも科目合格した人(合格者数は含まず)
です

数字のソースは 中小企業診断協会のサイト
https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/001_shiken_kakokekka.html
にある、申込者数・合格率等の推移と、各年度のPDFからです。

参照できる、平成13年からの推移をプロットしてみましょう。

まずは受験者数グラフ。

受験者数

右肩上がりで増えていますね。
令和2年度で下がっているのはコロナのために、受験控えした結果ですね。
その分、令和3年度は増えています。

では、合格者数はどうでしょう。

合格者数

こちらも右肩上がりで増えていますね。
受験者数が増えているから、当然とも言えますね。違和感はありません。

では、合格率を見てみると

合格率

こちらも右肩上がりですね。
合格率は一定と思っていたので意外でした。
合格率が右肩上がりということは、若干ですが合格しやすくなっているのかしら?

ちなみに令和2年度が突出しているのは、
・コロナでとりあえず受験の人が減った(科目合格の人も翌年に持ち越せたので受験を控えた)
・自信がある人達だけが受験した
とも考えられます。

さてさて、
惜しくも不合格だった人数を見てみましょう。

惜しくも不合格だった人数


受験者数が増えているから不合格者数も増えていると思っていたのですが、変わらないですね。
というよりも、トレンドで見ると若干右肩下がり。
つまり、増えた受験者数の分+αだけ、合格者が増えていますね。


科目合格率(1科目でも合格した人を指し、試験合格者除く)に着目してみます。
(科目合格は平成18年から始まったので、その時からのグラフ)

科目合格率


科目合格率も右肩上がりになっていますね。

まとめ

近年2年はコロナの影響でノイズになってしまっていますが、トレンドに大きな影響はありません。

これらのグラフより、
受験者数も増えているが、それ以上に合格者数も増えていて(合格率が右肩上がりであることから)、惜しくも不合格だった方は減っている。また、科目合格も増えている。
ことが言えます。

その理由は
・易化した(何かしらの意図があって?)
・受験環境が充実してきたためか、全員が高いレベルで学習できるようになった(一方、試験の難易度は不変)
あたりと推測しましたが、本当のところはこの数字からはわかりません。

しかし、いずれにせよ絶対的にも相対的にも受かりやすい環境になっていることは確かだと思います。

中小企業の事業承継・引継ぎ支援に向けた 中小企業庁と一般社団法人中小企業診断協会の連携
https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220317007/20220317005-1.pdf
など、今後の活躍の場も広がっていくので診断士の増加は望ましい方向(政策?)なのかもしれませんね

次回は科目ごとに見ていきます。

明日は水田を見ていると心が落ち着く“しの”の登場です。
うちの田んぼ手伝いに来てくれればよいのに。

ちゃお!

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