ふぞろい15メンバー、事例Ⅳ&事務局長の「ただ」です!
体力不足を気力でカバーしつつ、受験生の皆さまに役立つ情報発信をしていこうと思っています。どうぞよろしくお願いします!
目次
【年齢】46歳
【出身地】東京都
【職業】会社員(保険会社勤務)
【勉強法】予備校(受験期間の3年間で合計4校を受講)
【受験回数】一次試験2回、二次試験3回
【得意科目】一次試験:経済学、二次試験:事例Ⅰ、事例Ⅳ
【苦手科目】一次試験:経営法務、二次試験:事例Ⅱ
【趣味】野球観戦(千葉ロッテ、東京ヤクルト)
そんな危機感に突き動かされてこの資格にチャレンジしました。
新卒で入った会社に勤続すること20数年。重要な仕事を任され、管理職にもなり、人から感謝していただけることが増えてきました。それでも人生の折り返し地点を迎える中、もし会社の肩書がなくなったらどうなるのだろう、「あなたには何ができますか?」と問われて、相手を納得させられるだけのことが言えるだろうか。そんな悩みを抱えていました。
勤め先が外資系金融機関ということもあり、人の入れ替わりが激しい環境で仕事をしてきました。少数で進めていた、とあるプロジェクトを担っていた私は、最も信頼していた優秀な部下が自分のもとを去ることになり、窮地に追い込まれます。なかなか代わりの人材が見つからず途方に暮れていた時、その部下と話したことを思い出します。
「〇〇さんはとても物知りで頼りがいがあるけど、どうしたらあなたみたいになれるのかな?」「そうですね。私は前職の会計系のコンサルでいろいろ叩き込まれましたからね。中小企業診断士とか受けてみたらどうですか。経営に必要なことをひととおり学ぶので役に立つと思いますよ」
今思えば、あれが大きな転機になりました。優秀な人材が見つからないなら、自分自身がそれになればいい! そう思った私は資格学校の門をたたき、猛勉強を始めます。
人事・組織、マーケティング、運営管理、システム、法務、などおよそビジネスで起きることを網羅した知識を中小企業診断士の学習ではカバーします。仕事帰りに資格学校に通う日々を送る中、なぜか不思議と、それらの知識を使う場面が次々訪れるようになりました。
まずは現場での業務改善、システム導入関連プロジェクト、人事組織に関する事案等など、資格習得前だったのですが、早々に学んだことを実務で活かす機会が増えていきます。
一次試験の知識が定着するのに応じて、現場レベルの改善企画が通るようになりました。
その後二次試験の突破に3年を要することになるものの、その学習を通じて得た、問題を構造的にとらえて整理する力、論理的に、かつ納得感のある説明や提案を組み立てる力を養うことで、徐々に経営層の説得が苦にならなくなっていきました。
社内経営層にもそれなりに「顔が利く」存在になった私は、希望部署への異動を果たします。これまでと全く異なる部署なので、当初は戸惑いもありましたが、ここでも診断士の知識が私を支えてくれています。
目下晴れて合格を果たした私ですが、異動後の部署でも様々な挑戦の機会を得られることとなり、さらなる可能性も展望できる環境を勝ち取ることができました。中小企業診断士の資格にチャレンジしていなければ想像すら及ばなかったことだと思っています。
私の世代はいわゆる就職氷河期世代で、就職活動も競争率が高く、長引く不景気の中、あまり良い時期を過ごしてきたとは言えないと思います。また最近では体力的にもピークを過ぎ、いろいろあきらめることも増える世代だと思います。
自分の経験を通じて確信したのは、まだまだチャレンジができるし、その結果、人生を変えるような変化を実現できるということです。同じく中小企業診断士の資格取得を目指す方を支援することで、同世代の方を含めて、チャレンジする皆さんにエールを送りたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。このブログを真夜中に書いていることもあり、少々暑苦しい内容になったかもしれません。。 次回はもう少し実践的にお役立ちできる情報をお伝えしたく考えていますので、ぜひご期待ください!
明日はクールな頭脳と熱いハート、マコトの登場です。3.11の体験を通じて感じた思いを発信します。どうぞよろしくお願いいたします。