ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
予備校×ふぞろい×勉強会のトリプル勉強法でストレート合格、くろです。
2次筆記試験まで2週間強となりましたが、皆さまお元気でお過ごしですか。
試験が近づくと、1次試験のとき以上に不安になったり、自信をなくしたりするかもしれません。
だからこそ、最後は自分で自分を信じる力が大切になってくると思います。
2次筆記試験の過去問を初めて解いたときのことを、振り返ってみてください。
いま同じ過去問を再び解くと、おそらく以前よりも遥かに実力がついていることを実感できるのではないでしょうか。
今回は、令和元年度の事例Ⅰを題材に、当方のリアルな実力をご紹介いたします。
この程度で合格できたのかと失笑されそうな気がしますが、この程度でも合格が可能だという自信をつけていただく一助になれば幸甚です。
(令和元年度の事例Ⅰをまだ解いていない方は、ネタバレにお気をつけください)
目次
2次筆記試験の3か月前に解いた令和元年度の事例Ⅰは、ふぞろい採点で47点でした。時間も80分では全然足りず、120分以上をかけて解いた記憶があります。
その後、2次筆記試験の直前期に同じ事例を解いたら、ふぞろい採点で84点まで伸びました。
2つの答案を見比べることで、自分の答案がこなれてきたことを実感することができ、試験直前期に自分で自分を奮い立たせることができました。
どのくらい差があったのか、実際に解いた答案をご覧ください。
A社長がトップに就任する以前のA社は、苦境を打破するために、自社製品のメンテナンスの事業化に取り組んできた。それが結果的にビジネスとして成功しなかった最大の理由は何か。100字以内で答えよ。
葉たばこ乾燥機の保守需要がなかったからである。健康志向や受動喫煙の社会問題化でたばこ市場が縮小していたことに加え、乾燥が必要な葉たばこ生産量も減少していたため、乾燥機のメンテナンス需要がなかった。
最大の理由は、売上減少に加えて費用が増大し、収益が出せなかったからである。たばこ市場の縮小、耕作面積の減少によりメンテナンス需要がないなかで、自社にリソースがなかった事業への進出により費用が膨らんだ。
A社は、新規事業のアイデアを収集する目的でHPを立ち上げ、試験乾燥のサービスを展開することによって市場開拓に成功した。自社製品やサービスの宣伝効果などHPに期待する目的・機能とは異なる点に焦点を当てたと考えられる。その成功の背景にどのような要因があったか。100字以内で答えよ。
モノ売りからコト売りに視点を変え、乾燥機ではなく乾燥することに焦点を当てたのが成功の要因である。HPは不特定多数の人がアクセスするので、乾燥のニーズがあるお客さまにA社の技術を知らせることができた。
HP立ち上げにより市場の開拓と販売チャネル構築ができたから。潜在顧客からのニーズ収集に焦点を当て、食品会社や漢方薬メーカーなど新規市場との接点ができ、営業部隊のプレゼンテーションで販売する形式ができた。
当方のように、初めて解いた過去問と同じ問題を解いてみると、きっと皆さまも自分の実力向上に気づくと思います。
過去に解いた記憶があるから点数が上がるのは当たり前だと思う方がいらっしゃるかもしれませんが、ここでの目的は、自己肯定感を上げることです。
もし当方が今年度も2次筆記試験を受けるとしたら、再び合格できる保証は全くありません。
試験は水物だからこそ、絶対に自分は合格するんだという意思の強さ、自分なら合格できるという自己肯定感の強さが、実力以上の力を試験会場で発揮することにつながり、当日の点数を5点、10点、上乗せできるのではないかと思います。
4つの事例とも足切りにならないように40点以上をとって、4つ合計で240点とれればいいのです。
制限時間80分以内にすべての設問に落ち着いて解答することができれば、きっと合格できるはず。そう強く信じて、体調を万全に整えて、試験会場に向かってください。
皆さまの合格を心から祈念しております。
明日は、だいきの登場です。