しょうもない引っ掛かり

同友館
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皆さんこんにちは。
言葉で心をほぐします、事例Ⅳ分析チームリーダーのかもともです。

息子氏、つたい歩きができるようになりました。

閑話休題。本日のテーマは「しょうもない引っ掛かり」。
私が二次筆記試験の過去問演習で引っかかった「ミスにつながるポイント」を紹介します。
(出題者に引っ掛ける意図はないと思うので、「引っ掛け」ではなく「引っ掛かり」としました)

時系列がめちゃくちゃ

読んだままですが、主に事例Ⅰで陥りやすいです。
段落が時系列で並んでいない、西暦や「その後」等のこそあど言葉、「先代引退後」といった抽象的な表現の混在、等々。
「いつの話か」は、読み取りを誤ると設問要求を外して大問丸々0点につながる可能性もあります(私は過去問演習で大問ひとつ0点を経験しました)。
最終的には、時系列に関する表現には緑色のボールペンで印を付けて、「全て西暦に換算してメモ書き」する形で対策していました。
なお、勉強会で先輩診断士に聞いた話では、「実際に診断士活動で社長の話を聞くと順序めちゃくちゃで話すので、診断士側での整理が大切」とのことです。
ある意味、実務に向けた訓練になっているのかもしれません。

 

アルファベットの先入観

※令和2年度の事例Ⅱの内容を含みます。

これは、私が昨年度の二次筆記試験当日に起こしかけたミスです(途中で気づいたので大事には至りませんでした)。
事例Ⅱでは、二種類のハーブが出てきます。
ハーブY(もともと島に自生していたハーブ)
安眠効果があるとされるハーブ

私は以下のように誤解していました。
もともと島に自生していたハーブハーブX
安眠効果があるとされるハーブハーブY

Xは一番目、Yは二番目、という先入観があり、このようなミス(ヒヤリハット)につながりました。
※実際は、アルファベットのXは企業が所在する「X島」として使われていました。

 

「営業」という言葉について

「営業」は筆記試験でよく出てきますが、如何様にも解釈できる言葉です。

①営業部門、製造部門と区別する場合の「営業」(事例Ⅲでよく出てきますかね)
②企業の本業、という意味での営業(経常利益ではなく営業利益)
③受験生個々人がイメージする「営業」(勤め先、業種、職種により様々)

③が結構厄介で、サラッと「営業」と書かれると、自身が普段使う「営業」の意味で捉えてしまうなと。
大失点につながるような内容ではないかも知れませんが、ミスリードを避ける、という意味で念頭に置いておいていただければと思います。

 

使われる単位がふぞろい(事例Ⅳ)

読んだ通りです。平成26年度の事例Ⅳは、B/SとP/Lの単位が「千円」である一方、設問文の一部では「百万円」が使われていました。
ここについてはやや出題者の悪意(引っ掛けてやろう感)を感じます。

 

受験番号の書き忘れ

ベタですが。これは引っ掛けではなくて完全に受験生の自己責任の範囲ですが、致命傷につながるので最後に紹介します。
そして、私は過去問演習で一度このミスをしています。
一度やると確認を念入りにするようになると思うので、過去問演習は「受験番号を書く欄がある回答用紙」で解くことをオススメします。
試験当日に、自身の受験番号をスラスラ書けるのも一つのアドバンテージです。
なお、このミスはやらかすと致命傷となるだけではなく、「やってしまったかも」レベルでも試験直後〜合格発表までの期間の精神衛生上良くありません
試験後の開放感を満喫するためにも、確実に潰しておきましょう。

以上、少しでも皆さまの参考になれば幸いです。
明日は、北欧テイスト住宅は完成に近付いているのかな、事例Ⅳよりくろがお届けします!

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