受けるべきか受けざるべきか1次試験 ~多年度生の悩み~

同友館
doyukan_logo

多年度生合格ナビゲーターのガックンです。

先日、中小企業庁のホームページで今年度の中小企業白書が公表されていました。もうご覧になられましたか? 今年は昨年までと異なり、中小企業白書に加え、小規模企業白書が別途、発行されるようです。ガックンも発行されるらしいとの噂は耳にしていましたが、400ページを超える小規模企業白書が、来年度の中小企業経営・政策の科目の学習対象に加わると思うと、絶対に今年度に1次試験を合格しないといけないですね。

 

今年2次試験に合格するから関係ないと思っている方がいたら、ぜひまだ2次試験までに日のある今のうちに、今年度の中小企業白書と小規模企業白書に目を通しておかれることをお勧めします!!

 

さらに余裕があれば、以前にガックンが紹介させて頂いた、白書の事例要約トレーニングを行うのも良いかもしれません。

 

■中小企業庁ホームページ

http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/150424hakusyo.html

 

また、前置きだけで長くなってしまいました。

これからが、本題です。

 

 

今年度の2次試験の受験資格を持たれている方は、今年度の1次試験を受験されますか? 受験しようかどうしようか悩んではいないでしょうか?

ガックンのように比較的長い多年度生は、既に自分のスタイルを確立されて悩むことなく、決めているのかもしれませんが、2年目生や多年度でもまだ比較的短い方は、受験すべきか否か悩まれているのではないかと、勝手にガックンは思っています。そこで今回は、ガックンの体験に基づいた、独断と偏見に満ちたアドバイスをさせて頂ければと考えています。

 

ちなみに、これはガックンの経験と性格からくるアドバイスなので、当たり前ですが正解だとか間違っているとかいう類のものではありません。あくまでも一つの考え方としてお読み下さい。

 

まずは、診断士らしく結論から

「7科目の受験をすべし!!」

 

ちなみに、最初の自己紹介でも書かせていただいた通り、ガックンの受験歴は1次試験を5回、2次試験を4回受験した、そこそこの多年度生でした。(ドロ沼脱出法でおなじみのキッラーンの足元にも及びませんが。。。)

 

その経験の中でも、1番記憶に残っているのは、2次試験の受験資格がなくなった年の1次試験です。1次試験を合格するまでは、まず目標設定を1次試験の合格に定めていたので、1次試験の合格に向けて勉強をすることができました。1次試験に合格後は、もちろん目標設定は2次試験の合格です。その後、2次試験に2度フラれスタートに戻る状態になった際でも、目標設定は2次試験の合格から変わらないのです。1次試験は目標ではなく、あくまでも2次試験合格のための前提条件になるのです。

 

前提条件と言っても、7科目ある1次試験の突破は生半可なことではありません。法律改正でそもそも覚えたことが役に立たない経営法務や、異なる年度の中小企業白書の内容を新たに覚えないといけない中小企業経営・政策、忘却曲線の原理原則に基づき既に記憶の彼方に行ってしまった残りの科目も含めて、かなりの勉強をしないといけません。

 

また、一緒に2次試験の勉強をしていた多年度の先輩方で、1次試験が残念な結果だったために2次試験が受験できなかった方を多く見てきました。

 

さらに、1次試験は年度ごとの科目の難易度のばらつきが大きく、年度によっては科目合格の合格率が数パーセントなんて科目もあったりもします。もし、その年にあたってしまったらと考えるとどれだけ対策しても足りることは無いのです。

 

そんないろんなことを考えると、1次試験へのプレッシャーは、途方もないものになります。正直、その年の1次試験の直前期は、「やる気ダム」ではなく「ストレスダム」で満たされていました。

 

そして、平成25年度の1次試験の受験の日、1科目目:経済学・経済政策!! そう、超難関の年にあたってしまったのです。あまりの難易度の高さのために、全員に4点加算されるという前代未聞の得点調整がなされたにもかかわらず科目合格の合格率はたったの2%です。

 

ご多分に漏れずガックンも全くできた気がせず、足切りになっていないか心配で心配で仕方がなかったです。自己採点は2日目が終わってからと思いながらも、1日目の帰宅後に自己採点を行いました。×××××、と×を付けていく手がだんだん震えてきます。問題の半分くらいの採点を終えた時点での得点は多分8~12点ほどだったと思います。後半で立て続けにが続き最終的な結果は、44点と辛うじて足切りを免れた状態でした。

 

中小企業診断士の1次試験の合格条件は皆さんご存知の通り、1科目でも40点未満が無いことと平均60点以上であることです。足切りの40点未満は免れたといえども他の科目でマイナスの16点を埋めないといけません。そこからは、2日目の科目で1点でも多くの点数を獲得すると前に、ほぼ徹夜で勉強でした。

 

もちろん、ガックンのようにもう既に合格するだけの実力が備わっていると勘違いしている多年度生にとっては、来年1次試験を受験することを前提に勉強するなんてナンセンスと思うかもしれません。

 

せっかくなので、1次試験を受験して合格することによる、ちょっとしたメリットガックンの体験談から。

2次試験の合格証書には、1次試験の合格日付と2次試験の合格日付が記載されています。多年度生が2次試験を受験する場合、通常は事前に届く前年度の1次試験の合格による権利で2次試験の受験票を送付するかと思います。なんと、たとえ前年度の1次試験の受験票を使って2次試験を受験したとしても、当年度の1次試験に合格していると、合格証書には当年度の1次試験の合格日付が記載されるのです!! 合格証書だけ見たらストレート生です。

 

と、また長文を書いてしまいました。

一度、1次試験に合格したことのある受験生は、一度覚えた知識、そして勉強の仕方など必ず身についているはずです。ガックンのような冷や汗をかかないためにも、そして身についている知識や経験を錆びさせないためにも、たとえ2次試験の受験の権利を持っていようとも、続けて1次試験を受験することをガックンはお勧めします!!

 

 

次回は、【ドロ沼脱出法】でおなじみの多年度生合格ナビゲーターのキッラーンです。1次試験での失敗の話と意味深な前振りがありましたが、どんな失敗だったのでしょうか? 楽しみです!!

 

さて、今日は大阪春セミナーの日です。大阪のブログメンバーが登壇しますのでセミナーに参加される方は、よろしくお願いします!!

 

 

ふぞろいな合格ナビゲーター達による、春セミナーを開催します!

 

■ふぞろい8東京春セミナー

 

「絶対今年合格したい人のための、今から差をつける2次対策!」

 

日時:5/16(土)10:00~

 

<セミナー内容(予定)>

・ふぞろいな合格者があなたの悩みに答えるワークショップ

・『ふぞろいな合格答案8』の中身をチョット先出し! 平成26年度2次試験分析結果速報

 

セミナーでしか手に入らない特典もあります。先着順なので申込みはお早めに!

 

詳細は申込ページへ

http://kokucheese.com/event/index/282645/

 

■ふぞろい8大阪春セミナー

 

「いざ1次試験!ふぞろい春の陣2015 勉強法セミナー!」

 

日時:4/26(日) 19:00~20:30  <満員御礼>

 

<セミナー内容(予定)>

1.1次の合否を分けた「ふぞろいな1次対策」

2.こっそり教えます。2次につながる1次の戦略的勉強法

3.知らないと損をする!高い合格率を支えた大阪の勉強会

 

 

↓ポチっと応援クリック(マークをクリック)をお願いします。

合格ナビゲーターの更新の励みになっています(^^)/

「この記事が参考になった」と思った方はクリックをお願いします!
SNSでフォローする