模試や演習は受ける前と受けた後で意味が変わる! ~教材を「使いこなせる」自分になろう~

同友館
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こんにちは。ストレート生合格ナビゲーターのとりっちです。

 

前回の記事で、教材や模試などを使いこなすことが重要であると書きました。

今回の記事では、その具体的な内容についてお伝えしたいと思います。

 

 

各予備校において2次試験の模試が実施される時期が近づいてきました。大手予備校では、1次試験7科目の最終仕上げとなる演習も始まりますね。

多くの方は、「模試や演習の当日までに少しでも実力を高めて、本試験のつもりで受けよう」と思われていることでしょう。

多年度生合格ナビゲーターのみほみほも、マイルストンを活用してステップアップする方法を紹介していましたが、このように期日を設定し、集中して対策を行い最大限の成果を目指すことは、効率的に学習を進めていく上で非常に効果的であると思います。

私も、模試や演習を本番だと思うように心がけ、当日までの学習スケジュールの立案、前日の過ごし方や当日の行動など本試験のリハーサルを行う機会として活用していました。

 

そんな模試や演習ですが、予備校によっては、本試験より難易度の高い問題を敢えて出題することもあるかと思います。

また一方で、全ての科目に手が回りきらず、自信がないまま模試や演習の当日を迎えてしまうというケースもあるでしょう。

 

そのような要因によって、目標よりも問題が解けなかった…と落ち込んでしまうこともあると思います。

場合によっては、ストレート合格が遠いものに感じられ、それまで維持してきたモチベーションが急激に低下してしまうこともあるかもしれません。

私も、学習当初は模試や演習の成績にモチベーションを左右されていました。

 

しかし、「試験を知る」ということに向き合っていく中で、模試や演習は、受ける前と受けた後で全くその意味合いが異なるのだ、と思うようになりました。

そのように捉えることで、模試や答練の結果に振り回されるようなことはなくなりました。

試験と向き合う中で私が気づいたのは…

 

「模試や答練などは、

受けるまでは「現時点での実力を図る」というアウトプット型の教材としての意味を持つが、

終わった瞬間から「自分の実力を高める」ためのインプット型の教材に意味が変わる

 

ということです。

 

つまり、模試や演習を受けるまでは、自分の実力を最大に高めることがポイントになりますが、受けた後は、

 

①「自分を知る」ためのツールとして、その問題をなぜ間違えたのかを理解すること

②同じパターンの問題が出てきたときにはもう間違えないようにすること

 

に意味があるということです。

 

私は模試や演習の問題をファイリングやスクラップなどの形で整理し、間違えた要因をそこに直接書き込み、同じミスを繰り返さないための「テキスト」として活用するようにしていました。

 

そのテキストを何度も反復することで、設問のパターンを潰し、自身の弱みである、足りなかった知識やミスしやすいポイントを克服するようにしていました。

それによって、限られた時間の中で「問題慣れ」した状態を作り、本試験に臨むことができたと思います。

 

このように、模試や演習は、受ける前と受けた後で視点と意識を切り替えてみることで、学習効果をさらに大きく高めるツールになりうると私は思います。

 

 

一方で、参考書やテキストは、どのような使いこなし方が考えられるでしょうか。

 

ご存知の通り、1次試験7科目のテキストはかなりのボリュームがあります。

限られた時間で全てを理解するのが難しいことは、多年度生合格ナビゲーターのすぎっちも前回の記事で書いていましたね。

私も「自分を知る」ことを通して、自分にとって最上の参考書とは、辞書のように全てを網羅したものではなく、あくまでも「自分の弱みを補うもの」であるべきだと考えるようになりました。

具体的なテキストの選び方・使い方は、たとえば以下のようにしていました。

 

<財務・会計>

全体的に自信がなく苦手意識も強かったため、前回の記事で書いたように、「みんなが解ける問題だけは絶対に落とさない」ことを目標にしました。

そのため、応用問題が多く難易度の高い参考書は敢えて捨て、頻出論点だけをまとめた薄いテキスト一冊のみに教材を絞り、そこにミスしやすいポイントや、問題を通して気づいたポイントなどを書き込むようにしました。

苦手意識は払拭できなくてもとにかくその一冊を徹底的にマスターすれば、自分の弱みはある程度克服することができるはず、という信念と、使い込むことでの愛着が、テキストを何度も繰り返し見返す習慣につながりました。

日々使い込んだテキストはいつしかお守りのような存在となり、本試験当日も試験開始直前まで自分を支えてくれました。

 

<経済学・経済政策>

学習当初、「わかったつもりでいたのに、いざ問題に向き合ってみると解けない」ということが多く、攻略に苦慮していました。

その主な要因は「グラフの理解が浅い」ことにあることに気づきました。

私は「問題を解く」ことを重視した学習スタイルを基本としていましたが、あえて経済学においては「整理する」ことに時間を割いて、グラフの意味を自分なりの言葉でまとめた「グラフノート」を作り、そのノートを何度も読み返すことで理解の定着を試みました。

演習や過去問で間違えるたび、そのノートに立ち返るようにしたことで、「わかっているつもり」をなくしていきました。

そのノートも本試験直前まで読み返す、自分にとって最も信頼できるテキストとなりました。

 

 

いずれも使用したテキストこそ異なるものの、そこに通底する考え方は

 

①自分の弱みを克服できるかどうかで選ぶ

②選んだらそれに絞って、とことん使い倒す

 

ことでした。

 

ストレート生にとって、7科目の膨大な試験範囲のすべてを等しく攻略するには、あまりにも時間が足りなさすぎます。

そこで、自分の弱みを見極め、その課題をひとつずつ着実に潰していくことが効率的な方法のひとつであると私は考えていました。

 

本試験まで残り107日

時間のなさに焦りを感じるかと思いますが、ストレート生は直前まで実力を大きく伸ばせます。

最後まで諦めず、自分にとって最良の方法を見つけてみてください。

 

次回は多年度生合格ナビゲーターとして圧倒的人気を誇るみほみほの登場です。

猫好きなほんわか系癒し女子みほみほ。その記事を読めば、ためになるだけでなく、リラックス効果も出ること請け合いです。ぜひチェックしてみてくださいね。

 

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