皆さんこんにちは。
言葉で心をほぐします、事例Ⅳ分析チームリーダーのかもともです。
自己紹介はこちら。
前回「NEW!」とお伝えした息子氏ですが、無事生後40日を迎えました。
目で物を追えるようになり、義弟からもらったメリーが活躍中です。
閑話休題。
さて今回は、冒頭の名乗り(言葉で心をほぐします)について少し深掘りをさせてください。
「ふぞろい」の活動が始まって約10週間。
将来の独立を想定している人や、中小企業を元気にしたいという想いにあふれる人など、
今まで会うことのなかった人達との関わり合いを、とても刺激的に感じています。
筆記試験的なところでは、2次試験で全科目まんべんなく高得点を叩き出した人、
『イケカコ』をゴリゴリに回転させまくった人なんかもいますね。
(誰なのかはそのうち明らかになるでしょう、たぶん)
そんなメンバーもいる中で自分が何を発信できるのか、考えて作ったのが「言葉で心をほぐします」です。
(Nanaからの紹介にもあったように、元コピーライターということで、言葉に強みを持っているという自負もあったので)
前回のあいさつでは「少し気をゆるめられるような話題を」と予告しましたが、
本日用意した「ほぐし」のネタは以下の二つです。
1.情熱はなくても大丈夫。
2.中小企業を診断しなくても大丈夫。
診断士試験を受けようか迷っている人に目を通していただければと思います。
(既に決意している方は、「こんな考え方もあるんだな~」と思いながらご覧ください)
目次
まだ2周目のブログでこんなことを書くのもなんですが、自分、そんなに情熱はないです。
冷めているとまでは言わないにしても、ぬるめ、平熱程度。
診断士試験に挑戦しようとしたきっかけはあくまで「自己研鑽」で、
決して「独立してやろう!」とか「中小企業を元気にしたい!」という気持ちがあったわけではなく。
事例を解く時も、とにかくドライでした。一例を挙げるとこんな感じです。
診断士の見本のような受験生の心の声がこちら↓↓
「(試験開始時)これから解く事例はどんな企業、社長の話なんだろう。よろしくお願いします!」
自分が与件文を読んでいる時の心の声がこちら↓↓
与件文「軒下には杉玉がぶら下がり」
かもとも「知らんがな」(プレバトの浜田雅功のイメージで)
与件文「工程順序や工数見積もりなどの標準化が確立しているとは言えない」
かもとも「分かってるんならやれよ」(プレバトの夏井いつき先生のイメージで)
…と、情熱的ではなく、平熱のツッコミ力をフル稼働させて事例に向き合っていました。
一方で、感情移入せず客観的に分析できたのは試験における強みだったと感じています。
実際に診断業務に携わるうえでも、冷静なツッコミ力はきっと大切になるでしょう。
(もちろん、面と向かって「分かってるんならやれよ」と言い放つのはNGですが)
私が、試験勉強を通じて身に付いたと感じる力は、以下の3つです。
①抽象的・断片的な情報を整理する力
②整理したものを適切なフレームワークに当てはめ、解決に導く力
③自身の考えを論理的に説明する力
①はインプット(読む力)、③はアウトプット(書く力)ですね。
そして①と③をつなげるために必要なのが、②の力です。
診断士試験で言うと、1次試験の7科目は②の力の土台です。
そして①~③一連の力をペーパーの形で試すのが、2次試験と言えるでしょう。
私はまだ診断業務に携わっていませんが、培った①~③の力は本業の方で役立てられています。
例えば、「傾聴力が大切」というのはよく聞きますが、相手の言い分を聞くだけで全て鵜呑みにしちゃうと
一緒に泥船に沈んでしまう、というのは往々にしてあることで。
大切なのは、自分が持つ知識を基に「ホンマか?」という観点で疑ってみること。
①と③の間、②の部分を意識して仕事に取り組むことで、相手の真意に答えたアウトプットを
しやすくなったように感じます。
※本業では、②にあたるのは「診断士で学んだ知識の一部+本業での経験」です。
また、①のインプットと③のアウトプットの力を高められて良かった、と感じることも多いです。
微妙なニュアンスを捉える、文と文の間の明記されていない情報を補完する、自分の考えを誤解なく伝える、等々。
リモートワークが浸透してメールやチャットでのやり取りが増えると、話し方のニュアンスに頼らない
コミュニケーション力(文字で理解する、文字で伝える力)はより大事になってくると予想します。
若干つらつら気味に書いてしまいましたが、まとめます!
1.情熱はなくても大丈夫。
→平熱の(客観的な)ツッコミ力は強みである!
2.中小企業を診断しなくても大丈夫。
→この資格で得られる力を発揮できる機会は、診断業務以外にもたくさんある!
こんな温度感、意見もあるよということで、受験しようかどうか迷っている人の参考になれば幸いです。
明日は事例Ⅳより、北欧テイスト好きと判明したくろがお送りします。