こんにちは。大人の学び直し実践家のYumaです。本日は、昨年私が行った2次試験の勉強を説明します。
私は、大変意識の低い受験生であって、明日やろう、あすやろうと思いながら試験直前の2週間まで2次試験の勉強を開始できませんでした。合格はしたものの開示請求した得点は合格最低点ちょうどの240点であり、まったくもって受験生の皆様に何かをお伝えできるあれやこれやは持ち合わせてはいないのですが、コストパフォーマンスの観点だけは誇れるというべきでしょう(?)。意識の中くらいの皆様を励ます意味を込めて恥をさらす次第です。
目次
1次試験合格後、本格的に勉強を開始するまでに何をしていたのかというと、2次試験の勉強方法を勉強していました。上述したとおり私の実質勉強期間は2週間でしたが、この準備期間を含めたら2ヶ月勉強した……という含みになります。
独学派の私は勉強方法からして自分で研究しなければなりません。この勉強法の勉強のフェーズが愉しく、それが本格着手を遅延させた原因ともなりましたが、様々な書籍を読んだり、またメルカリやヤフオクで予備校の模擬試験やテキストを購入し、依るべき方法論を模索しておりました。以下がそのリストです:
以上を読んだ私は、以下のようなマップを思い浮かべており、事例ⅠからⅢについては、残された時間から、2次試験に特化した知識も方法論も不要と思わせてくれる斎尾本、知識習得を含めた方法論を提示する野網本とを組み合わせて勉強しようとしました。また、事例Ⅳについては、散見する限り評判の良かった『30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集』を1週間で完成させようとしたのでした(すでに計算が合わないですが、この段階ですでに10月に突入していたため)。
図:2次試験対策本のざっくり印象マップ
上述した「30日完成」本を1週間で取り組みました。一次試験の記憶の残滓を振り返りながら何度か取り組み、多くの分野についてはなんとかなるかなという手応えを感じました。しかしながら「投資の経済性分析」については苦手意識が払拭できませんでした。もし本番で出題されたらスキップしちゃおう……と大胆に切り捨てることにしましたが、結果としてこの作戦が当たりました。
詳しくは『ふぞろい13』をご参照いただければと思いますが、本番で当該分野から出題されたものの難易度がかなり高く正答できた方がほとんどいないという結果だったのです。この設問に下手に時間を割かず他の設問に時間を投入できたことは事前の策略が上手くはまったと評価できます。これも『ふぞろい13』の特別企画をご参照いただきたいところですが、出題頻度と難易度の2軸で勉強すべき分野に優先順位をつけるのは、特に時間が少ない方におすすめの戦略です。
上述した斎尾本と野網本の方法論をベースに、『ふぞろい12』『同11』『同10年データブック』を使用して過去問に取り組みました。この直前1週間は職場の理解もあり(?)丸々休暇を取得できたので、順繰りに過去問に取り組み、各事例6年分くらいまで取り組んだところでタイムアップとなりました。
やったほうがよいんだろうなーと思いつつやれなかったこと、あるいは合格後ふぞろいメンバーの話を聞いてそこまでやるべきだったんだーと焦ったことは以下のとおりです:
上記は、逆に言えば余裕がある方はぜひやるべきリストになろうかと思います。
以上、なんらかのヒントをご提供できたか甚だ疑問ではありますが、反面教師としてであれ参考にしていただければ幸いです。兎にも角にも優先順位付けこそがリソース貧者の最大の武器であります。
さて、上記の勉強の結果、本番試験では事例ⅡとⅣは60点を超えましたが、事例ⅠとⅢは下回る結果となりました。今思うと、1次試験から連続する知識事項について、その網羅的な理解と事例に即した適用の訓練が足りなかったと感じるところです。昨日から募集を開始した秋セミナーでは、春夏同様の相談会に加えて、知識の瞬間的なアウトプットとその適用についてワークショップを行います。とりわけ独学者・初学者の方の刺激になるセミナーになりそうですので興味のある方はご参加ください。
あしたは令和の島耕作・こーしの登場です。