半生の振り返り⑩ サラリーマン時代(2)

同友館
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9月に入ってもまだまだ暑い日が続いています。体調管理に留意して頑張ってください。
それでは、アラフィフジェントルマンの こーし がお届けします。

まずは宣伝から。今年も秋セミナーを開催します(オンラインになります)。勉強会+質問相談会+懇親会の豪華3本立てとなっています。試験に向けて不安を少しでも払拭し、ラストスパートに向けて頑張っていける契機となるものをお届けしたいと考えております。

 

(閑話休題)サラリーマン時代(2)

 電車の運転士の業務を行う動力車操縦者運転免許証という国家資格を取得してからしばらくして、事務部門に異動となりました。仕事帰りの飲み会を除けば、自分で時間をコントロールしやすかったこともあり、まだ取得できていなかった自動車の運転免許を取得するために教習所に通いました。私の時代では、社会人になるまでに取得する人が大半でしたが、まあいろいろあって電車の運転免許が先になりました。
 車の場合は、電車と違って動かすのが難しい。今となってはAT車が当たり前の時代ですが、私の時代ではまだまだマニュアル車の免許が主流でした。マニュアル車は、クラッチ操作が難しいです。特に坂道発進はうまくできないと車が後ろへ転動してしまうので、最初のころ焦りました。

 

自分の型をぼちぼち固めていこう

初年度の受験生もそろそろ過去問演習が2周目に入っているころかと思います。みなさんは、80分の解答プロセスが固まっていますか?

私は過去問3周目でようやく80分の解答プロセスが固まりました。80分の解答プロセスを固める目的は?という設問があれば、みなさんはどのように解答しますか。

私の解答は、「どのような問題が出題されても80分間で60点以上を確保できるアウトプットを試験当日にできること」です。

誰にも負けない知識の持ち主でも、誰にも負けないくらい勉強を頑張ってきた人でも、誰にも負けない論理的思考能力が高くても、試験当日の80分で成果をアウトプットできなければ何の意味もありません。試験というのは残酷な部分もあり、運の要素もあります。ちなみに同じ試験をもう一度実施すれば3分の1程度は合格者が入れ替わるともいわれているくらいです。

そんな運の要素もある試験ですが、運の要素を極力小さくするためにようやく固まった私の解答プロセスは、次のとおりになりました。

解答用紙に受験番号を記載する
 解答用紙はA3サイズですが、名前を書く必要はありません。逆をいえば、受験番号を書き間違えるととんでもないことになりますので、受験票をよく確認して解答用紙に記載してください。

余分なページを切り取りメモ用紙を作成する
 結局、私の場合は事例Ⅳを除いてほとんど使うことはありませんでしたが、あったほうが、問題用紙をめくる回数が減らせます。

与件文に段落番号を書いていく
 解き終わってから解説を聞くわけでもないので、段落番号はいらないのかもしれませんが、私の場合は解答に使っていない段落はないかを確認するために役立てていました。

設問文を読み、設問要求を把握する
 与件文から読んでも、設問文から読んでも、正直どっちゃでもええと思います。私の場合は、「どのような問題が出題されても80分間で60点以上を確保できるアウトプットを試験当日にできること」を実現するためには、「聞かれていることは何かを正確に把握しておくこと」を先にやっておいたほうが設問要求の見落としというエラーを防ぎやすいからという理由で、設問文を先に読み、設問要求を把握しました。
 設問番号にフリクションマーカーペンで色付けしておきます。なので、フリクションマーカーペンは6色用意していました。

与件文を読み、SWOT分析を行う
 私の場合は、赤・青・緑色のフリクションボールペンを使っていました。
 S:赤の下線、 W:青の下線、 O:赤の波線、 T:青の波線、 社長の想い:緑の下線、 で、接続語を丸囲み、時制を四角囲みにしていました。

再度設問文を確認してから、2回目に与件文を読み、解答要素に使うものをマーキングする
 「どのような問題が出題されても80分間で60点以上を確保できるアウトプットを試験当日にできること」を実現するためには、解答骨子があったほうがいいとは思います。ただ、私の場合、「80分間で」という制約条件の中では解答骨子を作成するところまでたどり着けなかったです。
 それに代わる方法として、とりあえず最初に設問文を読んだときに、100字なら3つなどと解答要素をいくつ入れるか目安は決めておきました。そのうえで、2回目に与件文を読み、解答要素になりそうなものにフリクションマーカーペンでチェックしていました。
 ちなみに、与件文の1行って何字あるかご存じですか。基本的には38字あります(37字のときもありますが)。なので、与件文の1行フルに解答に盛り込むと38字費やすというのを目安に、フリクションマーカーで線を引いたボリュームでどのくらいの字数を費やすか計算していました。

解答を書き始める
 試験開始から40分を経過すれば、必ず解答を書き始めることにしていました。解答骨子を作っていないので、先ほどの解答要素に使うものでマーキングしていたものに1次知識などを肉付けしながら頭の中で制限字数を意識して編集作業をしなければなりません。なので、解答骨子を作っている受験生よりも解答を書くのには時間がかかります。
 ちなみに、みなさんは100字書くのに何分何秒かかるか把握されていますか。ちなみに私の場合は、2分30秒あれば与件文を写し書きができるという目安を持っていました。

解答の見直しをする
 事例Ⅰ~Ⅲは誤字がないか、主語述語の関係が正しいかをチェックする程度しか時間がありませんでしたが、それでも見直しはするべきです。
 事例Ⅳは難問を解くくらいなら、10分は見直しの時間を確保しておいてください。私の場合、これで2問助かりました。

一番大事なことは、「どのような問題が出題されても80分間で60点以上を確保できるアウトプットを試験当日にできること」です。この目的が達成できる解答プロセスであればまず大丈夫です。試行錯誤しながら自分の型をぼちぼち固めていきましょう。

明日は、はるか がお届けします。

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