第3章 再現答案パートの使い方

同友館
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こんにちは! さすらいのストレート合格ナビゲーター、金型屋のかーなです!

前回までの記事はこちら

 

先日、近所の商店街で流しの風鈴屋さんを見かけました。

手押し車に風鈴をたくさん吊り下げてやってくる、屋台の風鈴売りさんです。

帰りに寄ってこうかなーと思って通り過ぎたら、にわかに雨が降ってきて、雨宿りなどしていたら風鈴屋さんはどこかに行ってしまいました。

あれ、急な雨の場合、風鈴持ってたら走れないですよね。

まずはその場で風鈴をしまって走るか、風鈴は吊り下げたままゆっくり歩くか二つに一つですよね。

どちらにしても哀愁漂う。

風鈴売りは、たぶん雨でも走れない。

あっ、ちょっと自由律俳句風になりましたね。

 

さて本題。

あらためまして、皆様、一次試験お疲れ様でした!!

今年は撤退した方や、科目合格の方も、このブログをご覧になっているということは、まだまだ診断士になるというモチベーションがある証拠ですね。すばらしいです。

 

一次試験、通過したかも? という方、「ふぞろいな合格答案 エピソード13」はすでに入手されたでしょうか。

本日は前回のブログでも書いたように、書籍の後半にあります「第3章 合格者によるふぞろいな再現答案」の具体的な活用方法について、書いてみたいと思います。

 

おはこが以前言っていたように、この章は協会から二次の得点開示を受け取る前に執筆しています。

そのため、6人のふぞろいメンバーは自分の得点が高いのか低いのかわからないまま、試験当日の様子を思い出して原稿を書いています。

予想外の出題に動揺した様子や、間違えて覚えて使ってしまっている知識なども、なるべく包み隠さず正直に書いています。

先人たちのリアルな失敗です。

これを勉強に生かさない手はないですよね。

 

例えば、 P.226~277に、私の事例Ⅳの 80分間のドキュメントが載っています。

4事例目で疲れていたこともあり、最初の経営分析でいきなり失点していることがおわかりいただけると思います。

具体的には「経営指標に使う数字は、 1年分か? 2年分を平均して使うのか?」と混乱して、軽いパニックになっております。

設問文にはしっかりと、「当期の連結財務諸表をもとに計算した財務指標の値」と書いてあるのに、見逃しているんですね。

 

もう一つ例を挙げます。

P.178~P.179 事例Ⅱの設問3です。ここは、「どのような顧客層を獲得すべきか」という、事例Ⅱおなじみのパターンです。

しかし私、基本中の基本である「ジオグラフィック・サイコグラフィック・デモグラフィック」のフレームワークを想起できていないため、結果的にスカスカの解答になっております

 

だんだん、「試験当日のリアルな失敗」の意味がわかってきたでしょうか。

 

このように、「うまくいったこと」だけでなく、「ミスや失敗」についても詳細に記しているのが、第3章の特徴です。

使い方としては、過去問を解いてキーワード採点をした後に、第3章の 80分間のドキュメントを6人分、ざっと読み通します。

これで、同じ事例について、自分+6人の、計7人分の解法と解答が揃ったことになります。

そこから、成功例や失敗例を紐解いていくわけです。

具体的には、以下のような感じです。

①知らなかった知識や、使えなかったフレームワークを探して、次に使えるように書き留める 

②自分になかった着眼点について、その人の思考を追体験してみる。使えそうなところを書き留める

③ふぞろいメンバーの失敗で、自分もやってしまいそうなことは、「なぜ失敗したか」を考えて予防策を立てる

 

ここであえてお伝えしたいのですが、③の失敗について分析する時に、注意してほしいことがあります。

それは、「こんなミス、絶対しないでしょ」と高をくくらないことです。

先ほどの例でいうと、私だって、「条件が曖昧だと思ったら、設問文か与件文を丁寧に読み返せば、必ず答えはある」ということは、わかっていたのです。ファイナルペーパー的なノートにも書いてあるのです。

それでも本番でやってしまったミスなのです。

 

もう一つ、個人的におすすめしたいのは、二次試験に必要とされる「知識・ノウハウ」「初見問題に入り込む柔軟性」「バランスよく」身に着けるよう意識することです。

このあたり、二次試験が難しいと言われる所以だと思うのですが、まず知識・ノウハウがないと受かりませんし、ここの厚みがある人は、本番でも安定して得点できるのは間違いありません。

かと言って、自分の経験にない事例企業が出てきた時は、無理に枠組みにはめるのではなく、その場で柔軟に対応することも求められます。

合格者は多かれ少なかれ、両方持っている人たちだと思います。

完全に独断と偏見ですが、ふぞろい13の再現答案チームでは、まっつホリホリが知識・ノウハウに強く、じょーきが柔軟性に強く、テリーおはこはバランスが良いと思います。(じょーき、一緒にしてごめんね。)

そのため、私のような感性に頼りがちなタイプは、まっつやホリホリの知識とノウハウが大変勉強になりました。

(実際、私は事例Ⅱで「ジオサイコデモ」が想起できていませんが、ホリホリの80分間のドキュメントにはばっちり書いてありますね。)

「あれもこれも気になって、どこから手をつけていいかわからない」という方は、まずはこんな切り口で考えてみるのはいかがでしょうか。

 

以上、皆様におかれましては、ぜひふぞメンのいいとこどりをして、二次筆記試験を通過してほしいと思う次第です。

 

 

 

さて、ここからは「となりの道場」です。

ふぞろいブログを見てくださっている皆さんにぜひおすすめしたい道場記事、それはずばり、歴代の「未合格・合格体験記」です。

こちらは毎年、12月~1月頃道場で募集し、その年の受験生が寄稿してくれたもので、涙を飲んだ年は「未合格体験記」を、サクラ咲いた年は「合格体験記」を書いております。

皆さまのおかげで今やその数300本以上

属性もバックグラウンドも勉強法も多種多様なので、自分に近い人を探すもよし、モチベーションアップのために読むもよし。

ぜひ学習の合間にチェックしてみてくださいね。

ちなみに、ふぞろい13のメンバーも何人かいますよ~。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

明日は、いつの間にか動画編集をマスターしていた、頼れる紳士、まっつの登場です。お楽しみに♪

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