書くことが苦手だからやったこと

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こんにちは! 勉強は自分に合ったやり方で!多年度合格ナビゲーターのまっつです。

前回までの記事はこちら

 

一次試験の激闘から10日余りが経過しました。色々な状況の方がいらっしゃると思います。

 

一次試験の結果が思わしくなかった方、計画的に一部の科目のみ受験された方は、この時期を来年の二次試験に向けた学習時間に充ててみてはいかがでしょうか?

 

一次試験に合格された方は、この勢いで一気に合格を目指しましょう!!

 

 

さて、今回は、短時間で文章を書くことが苦手な私が、

どうやって苦手なまま二次試験を切り抜けたか?

という記事を書こうと思います。

 

こんなトレーニングをしたら、とても上手に文章が書けるようになりました!

という記事が書ければ素晴らしいのですが、そうではありません……。

 

試験中に文章をまとめられない方は、解決(?)の糸口になるかもしれません。

 

それではいきますよー!

 

 

【苦手な原因を探そう!】

まず、苦手と言っても原因は色々あります。

 

私の場合は、とにかく編集作業が遅いのです。普通に書いたら時間が全然足りません。

 

なんで遅いのでしょう?

それは頭の中で書くことがまとめられないからです。

 

まとめられないまま見切り発車をするので消しゴムを多用することになります。

 

みなさんは、解答欄1行(20文字)の写経(字を書き写すこと)に必要な時間を計ったことがありますか?

是非一度計測してみて下さい。

 

私は、大体40秒程度かかります。

ですので、5行(100文字)の写経には、5×40=200秒=3分20秒くらいかかります。

 

では、この内2行分(40文字)を消しゴムで一回消して、もう一度写経するとなると必要な時間はどうなるでしょうか?

 

20秒で字を消せると仮定をすると、+100秒で300秒=5分かかりますね。

 

 

2分程余計に時間がかかります。

 

この2分間は、1点も生み出しません。

(消すための字を書いた時間+消す時間)

 

2分間、「ぼ~っ」としているのと同じです。

 

事例Ⅲで解答に「ムダをなくそう」「標準化・マニュアル化しよう」とか書いておきながら、自分の編集作業はムダが多く標準化できていません。

 

これは何とかしないといけない。

 

 

 

【対応策を見付けよう!】

編集作業が遅い原因は2つありました。

  • 頭の中で書くことがまとめられないから
  • 見切り発車で消しゴムを多用するから

 

ではどのようにすれば良いのか?

 

 

頭の中で書くことがまとめられないなら、まとめられるようになろう!

 

 

、、、これはムリですよね。こんなこと急にできるわけありません

少なくとも、私には無理です。

 

 

  

素直に、見切り発車で消しゴムを使わないで済む方法を見付けましょう。

 

やり方は色々あると思いますが、私は解答骨子の作成(=下書き)をしていました。

 

下書きの良いところは、①見える化できること(頭の中でまとめる必要がない)、②書き直し自由で消しゴム不要なこと、③マス目を詰めたりなどの作業が不要なことです。

 

 

では、解答骨子の作成(=下書き)にどれくらいの時間を使えるのか?

 

これって結構重要ですよね。考えてみましょう。

 

 

ここで、書く時間がわかっていると便利です。

書き写す時間(20文字40秒)と、設問に割り当てる時間は決まっているので、単なる引き算で求められます。

 

例えば、設問(100文字)の制限時間を600秒(10分)とした場合、書き写しに200秒かかるので、解答骨子を作成(=下書き)する時間は、400秒=6分40秒になります。

 

ただ、この時間は、書く内容を検討する時間も入っています。

 

 

 

【他に対応策はないのか?】

あります。

ボトルネック工程が存在する場合は、その工程のタスクを前後工程に回せ!

です。

 

書く内容を設問解釈や与件文と設問の紐づけの時点で決めておけば、作業時間を多く作れます。

 

 

 

【具体例】

具体例として令和元年度の事例Ⅰ第3問でやってみましょう。

A 社は、新規事業のアイデアを収集する目的で HP を立ち上げ、試験乾燥のサービスを展開することによって市場開拓に成功した。自社製品やサービスの宣伝効果など HP に期待する目的・機能とは異なる点に焦点を当てたと考えられる。その成功の背景にどのような要因があったか。100 字以内で答えよ。

中小企業診断士第二次試験 令和元年度 事例Ⅰ 第3問

 

設問解釈時の設問要求:市場開拓に成功した理由

解答の方向性:新市場のニーズを収集顧客を獲得

 

 

設問解釈時に考えた解答の方向性

市場開拓に成功した要因は、HPの宣伝効果以外の何かの機能で、ニーズを収集できた事。何かに取組み、顧客を獲得できた事。

※黄色部分は与件文から探す想定

 

 

編集時に作成した骨子(=下書き)3分間

要因は①HPの発信と収集機能を利用して多様な市場と結びつき、ニーズが収集できた事。②危機感の増加により、営業部隊が自ら成長し、提案能力を身に付け、顧客を獲得した事。

殴り書き!

 

調整作業 2分間

要因は①HPの発信と収集機能を利用して多様な市場と結びつき、ニーズ収集を行い、ターゲット市場を絞れたできた事。②危機感の増加により、営業部隊が自ら成長しのモラールが向上し、自主的に能力を高め、得た提案力で提案能力を身に付け、顧客を獲得した事。

 

 

清書 3分20秒(20秒×5行)(+1分)

要因は①HPの発信と収集機能を利用して多様な市場と結びつき、ニーズ収集を行い、ターゲット市場を絞れた事。②危機感の増加で営業部隊のモラールが向上し、自主的に能力を高め、得た提案力で顧客を獲得した事。

 

合計8分20秒

 

大体この位の時間で編集可能になります。

自分の丁度いい時間配分を探ってみると良いでしょう。

 

 

 

【まとめ】

短い時間で文章を書くことが苦手

 

なぜ?     

 

頭の中で書くことがまとめられないから

見切り発車で消しゴムを多用するから

 

どうすればいい?

 

工夫で切り抜ける

 

具体的には?  

 

下書きして具現化する

 

そして?    

 

見える状態で整理できて、最後にキレイに書き写す

 

 

ポイント

  • 下書きなんて自分だけが読めれば十分!
  • 下書きする時間は人それぞれ!
  • 少しでも時間を稼ぐため、設問解釈と設問と与件文の紐づけのスキルを高めておく!

 

これだと、全ての作業が得点に絡んでいる気がしませんか? 

 

以上、書くことが苦手なまま二次試験を乗り切る方法でした!

 

 

 

【となりの道場企画(書籍派)】

月一以上の頻度で、ふぞろいブログを書いておいて言うのもなんですが、実は私も受験生時代に診断士試験向けのブログは読んでいませんでした。

 

理由は、タニッチとほぼ同じです。

  • 受験生支援団体によるブログの存在を知らなかった
  • 自分の方針と違うものを読むことでブレるのが怖かった
  • 体系的に分類されていないと知識が頭に入りずらい

 

ですので、書籍派の私は、一発合格道場さんの9代目執筆メンバーの方々が書かれた中小企業診断士試験 一発合格: 独学では辿り着けない、予備校では教えてくれない、診断士試験の真実とノウハウ』をゲット(先週末!)し、その感想に触れることにしました。

 

 

 

まだ2次試験のところしか読めていませんが、この本は、必要な情報がわかりやすく順序立てて書かれているので、指南書にぴったりです。

 

2次試験に慣れていない方には少し難しい内容かもしれませんが、まずは、2次試験の概要と2次試験の学習方法だけを理解しましょう。

 

その後は、過去問に取り組む→関連する箇所を読む→過去問に取り組む→・・・を繰り返すうちに少しずつ理解が深まってくると思います。

読むだけでなく、アウトプットを挟むことでより深く理解できるはずです。

 

慣れてきたら、様々なノウハウを読み進めると良いと思います。

 

 

おそらく、この本に書いてあることが全て理解できた時には合格点に到達できる実力を身に付けられていると思います。

 

 

2次試験経験者の方は、ここまで積み上げてきたこともあるでしょうから、必要なものだけチョイスして取り入れるのが良いと思います。

 

 

 

 

本日はこんなところでしょうか。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

 

明日は、【受けた恩は倍返し】がモットーの優しいテリーが、名古屋から情報発信してくれます! みなさん、お楽しみに♪

 

 

 

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