ぼくらの104日間戦争【と発売記念】

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 先日大阪の人と話をしたのですが、「なぜ関西人は最後に『しらんけど』とつけるのか」という話になりました。私の仮説ですが、関西人は面白さに走って極端なことを言う傾向にあるので、『しらんけど』とつけることで発言のバランスを取っているのんじゃないかなあと思います、しらんけど。

 事例Ⅰチームの誰か、答えを教えてください。

 みなさんこんにちは、ヌワンコ(大阪人と長野人のハーフ)です。自己紹介はこちら

 さて、今日から7月です。一次試験を受験される方は万全の状態で11,12日の試験当日を迎えていただければと思うのですが、今日は少しその先にも目を向けていただければと思います。自分の経験も踏まえて言わせて貰えるのならば、一次試験に受かった場合(このブログを見ている方は”全員”合格すると信じています)、そこから二次試験の日までが一番しんどかったからです。

 

一次試験から二次試験までの日数は?

 まずはカレンダーを確認しましょう。一次試験の翌日7月13日(月)から、二次試験の前日10月24日(土)まで、【104日間】あります。だいたいワニ一匹分です。そして、やってくる週末は【14回】です。この日数で四つの事例を「どうにか勝負できる」状態までもっていかなければいけません。

 「うへえ」と思った方に、よい情報もお伝えします。去年は一次試験から二次試験まで【76日間】しかありませんでした。去年に比べると今年は4週間も長いのです。

 4週間と言われても実感が薄いかもしれませんが、一回目の二次試験受験だった平成30年度、私は「あと2週間、いや1週間あればもっと自信のある解答が書けるのに」と思いました。それくらい直前期の時間は貴重なもので、幸いなことに今年受験のみなさんにはそれが与えられているのです。

 以上を踏まえて「ストレート受験組」「二次試験再チャレンジ組」それぞれにやってほしいことをお伝えします。

 

ストレート受験組にやってほしいこと

1.速やかに自己採点をして合格ラインに達しているかを確認する

 「ここまで頑張ったから休んでもいいだろう」「自信ない、採点するのが怖い」という気持ちになる方もいると思います。ですが、心を鬼にして言いますが「あなたはまだ何も成し遂げていない」のです。最低限体調を整えたら二次試験の準備にとりかかりましょう。

 

2.二次試験の情報収集を始める

 「二次試験がどういった試験なのか」「どうやって勉強をしたらいいのか」周りに相談相手がいればいいのですが、そうでない場合はやはり合格者のアドバイスを貰うのが近道です。「一発合格道場」などの受験生支援団体がセミナーを開催すると聞いていますので、そちらに参加するのもいいと思います。

 

 そして「ふぞろい13」も7月末から8月上旬に夏セミナーを開催します!

 

 「セミナー情報」の欄が更新されたことに気づいている方もいるかもしれませんが、既に受付が開始されています。春セミナーでは応募者が申し込み枠を超えた日程もありましたので、予定等を一度確認してみるのはいかがでしょうか。

 セミナー参加者には、相談会の前に学習用の動画コンテンツを配信しております。私も事例Ⅲの動画コンテンツを作成しているところですが、各事例とも春セミナーからさらに一段ギアを上げた印象です。初学者の理解の助けとなるよう工夫していますので是非ご参加ください!

 ※余談ですが事例Ⅲは伝えたい気持ちがあふれた結果、「前編/後編の構成」「合計約30分」の大コンテンツになる予定です(!)

 

3.過去問を解いて挫折を味わう

 そうでない優秀な方もいると思いますが、はじめて問題を解くときっと心が折れます。与件文がぜんぜん設問を解くヒントにならない、「(与件文が)ちょっと何言っているかわからない」気持ちを味わうと思います。

 それも繰り返し解くことで段々と分かってきますが、それにはとにかく時間が必要です(「1~2週間の時間が大事」と言っているのはそれゆえにです)。

 

再チャレンジ組にやってほしいこと

1.自分の弱点を棚卸しする

 おはこが詳細にまとめてくれていますが、自分の弱点と気づいていないこと、あるいは気づいていても対策を後回しにしていることがないでしょうか。弱点の克服は最優先です、ぜひ取り組みましょう。

 

2.二次試験までの学習スケジュールを立てる

 この時期になると、おそらく過去問を繰り返し解くフェーズに移っている人が多いのではないかと思います。過去問を解くにはまとまった時間が必要なので、週末の学習計画が重要になってきます。

 私はこれくらいの時期に「この日は平成〇年の事例〇を解く」という計画を立ててスマホのカレンダーアプリに入れました。計画を立てると分かるのですが、もうそんなにたくさんの事例は解けません。一日一日を大切にして学習してください。

 

3.夏セミナーに参加する

 初学者でなくても夏セミナーに参加する意味があると思います。むしろ「知りたいこと」が明確だからこそ、相談会のような場は有意義な気づきを持って帰れるものと思います。是非ご検討ください。

 

この件はこれくらいにして、もうひとつお付き合いくださいませ。

 

まあ、こっちはゆる~い感じでね。

≪ふぞろい13発売記念≫私の担当箇所

 私は【事例Ⅲ分析リーダー】【企画】を担当していました。

 【事例Ⅲ分析】は、全然リーダーなんてガラじゃないのですが、なんとか大役を果たすことができました。それもこれもリーダーの何倍も働いてくれたメンバーがいたからこそです。本当にありがとう。

 昨年度の事例Ⅲは傾向が変わって頭を悩ませた受験生も多かったかと思いますが、実際に分析した私たちも相当悩みました。それでもチームメンバーが力を合わせることで「現時点でのベスト」かつ「自分たちにしかできない」分析となったのではないかと自負しています。

 

 【企画】の方は、スポンサーみずのが経緯を書いてくれていますが「ふぞろい放送局」という怪(?)企画を生んだ張本人が私です。「読者アンケートの中に眠る意見を取り上げて今後の紙面づくりに生かしたい」という目的ではじめたこの企画ですが、過去のアンケートを見ると様々な意見が寄せられていました。

 読者の中にはいまのふぞろいの雰囲気・ノリがお好みでない方もいると思いますし、芸能人を模した登場人物や会話調のやり取りも必要ないと感じる方もいると思います。一方で「読みやすかった」という声もあり、評価は人によると思います。

 「ふぞろいはどうあるべきか」の答えを私は持ち合わせていません。ですが私が自信をもって言えるのは、

 ふぞろいは読者のみなさん、セミナーに参加してくださるみなさん、再現答案に協力してくださるみなさんによって支えられている

ということです。

 私たちにとって、感謝の声も、厳しい声も、みな等しくありがたいご意見であり、ふぞろいが今後も成長していくための糧だと考えます。ですので書籍購入者の皆様、セミナーご参加の皆様、是非とも忌憚のないご意見をアンケート等で頂戴できればと思います。

 

≪ふぞろい13発売記念≫個人的な思い

 私は人生で成し遂げたいと思っていることがいくつかあって、そのひとつが「自分の名前の載った本を出版したい」でした。40年生きてきて「どうやらその夢は叶わなさそうだ」と思い始めていたのですが、思いがけず今回ふぞろいプロジェクトに参加させていただくことになりました。

 診断士試験に受かったことで人生が変わった、という話を聞きます。私も「人生を変えた」までは至りませんが、叶えたかった人生の夢を実現することができました。試験に挑戦してよかった、と思います。

 ただまあ、「ふぞろい13」で私の本名は一箇所のみ、対して「ヌワンコ」は18箇所で、これを「自分の名前の載った本」としてカウントしてよいかは物言いがつきそうですが(笑)。

 

 さて明日はかーなの登場です。かーなの「ふぞろい13」出版の思い出話も聞きたいね。

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