白書の事例要約で経営戦略策定フローを身に付けよう!

同友館
doyukan_logo

前回のブログでは勘違いで長文のブログ を書いた、多年度生合格ナビゲーターのガックンです。でも、ふぞろいなブログは、お仕事も多種多様、受験経験もいろいろ、やってきた勉強方法もさまざまな、ふぞろいな読者のみなさまに支えられているので、どうしても説明が長くなってしまったのです。(以上、長かった言い訳です。)

さて、3月の月初もあけて決算に向けて忙しい方や、4月から仕事の環境が大きく変わる内示を受けたりと いろいろと変化の多い時期かと思います。かくいうガックンも昨年は4月から大きく環境の変わる意思決定を行っており、そのための対応に追われていた時期でした。
意思決定とは3月で仕事を辞めることで、その対応や担当業務の残務処理と目の回る忙しさでした。
と、また長くなるのでガックンの話はこれくらいにして、本題に入りたいと思います。

今まで説明して来た通り去年のこの時期 のガックンは、3つのこと を主にしていました。

①前年度(平成25年度 )の2次試験の敗因と良かった点の分析
②国語力強化のための春秋 や白書 を活用した要約トレーニング
③財務諸表に対する理解力強化のために「ビジネス会計検定」の勉強

そのうち前回は、②の中でも春秋要約について書かせていただきましたが、今回は白書の事例要約について書かせていただきます。ガックンの前回のブログ をまだ読んでいないという方は、ぜひ先にそちらから読んでみて下さい。

ふぞろいなブログを読んでくれている方はお気づきかとは思いますが、なんとガックンが意識していたか、していなかったかにはかかわらず、ドロ沼合格者のキッラーンが白書の事例要約について書いております ので、是非そちらも参考にしてください。ガックンはまた違う視点で白書の事例要約について説明させてもらえればと思います。

○白書の事例要約とは
念のためですが、白書の事例要約とは中小企業白書に掲載されている事例を、一定の文字数に要約するトレーニングです。文字数については、いろいろあると思いますが、ガックンは200文字への要約を行っておりました。丁度、春秋要約の40字の5倍程度の文章量で、書くべきことを取捨選択しないと書けない文字数で、絶妙な文字数だと思っていました。

○戦略策定フローを身に付ける
「戦略策定フロー」 は、みなさんの勉強してきた環境によって違う呼び名で呼ばれているかもしれません。企業理念、環境分析からドメインの立案、全体戦略や機能戦略を策定していくプロセスのことです。
ご承知の通り、2次試験の各設問はこの戦略策定フローに基づいて問われることが多く、第1問では環境分析、第3問あたりでは機能戦略に関する問題、第5問あたりで全体戦略が問われるというパターンが王道でしょうか。

それは知っているけど、「白書の事例要約とどう関係あるの?」って思われた方も多いのではないでしょうか。一度、ぜひ白書の事例を読んでみて下さい。ちなみに、中小企業白書は中小企業庁のHPから無料で見ることが出来ますので、読んだことが無いという方はそちらでご確認ください。

中小企業白書HP:http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/

例えば157ページの事例を読んで みてください。何か気づきませんでしたか? そう、2次試験の与件文とそっくりなんです。冒頭に事例企業の概要が書いてあって、事例企業の略歴や強みなどの内部環境があり、もちろん外部環境に関することも書いてあります。そして事例企業が直面していた課題は何だったのか、そして課題に対してどう対処したのか、あるいは今後の課題は何があるのかが書かれています。事例によって人事・組織やマーケティング、生産に関する採られた機能戦略が書かれています。

要約した内容が基の事例を読んだことがない人でも意味が分かるように要約しようと思うと 、事例企業の概要は欠かせないですし、戦略を導くための環境分析も欠かせません。その中から、キッラーンが行っていたように 自ら切り口を設定 して必要な情報を取捨選択して要約していくのです。例えば事例Ⅱを想定して要約するならばターゲットに対してどういうマーケティング戦略を実施したか、事例Ⅲであれば自社の強みをどう商品開発に活かしたかみたいな感じになります。

取捨選択をしようと思うと戦略策定フローが身についていないとなかなか難しいです。読むときにも自らが設定した切り口に対して、何が重要なのか、そうでないのかの判断をしていかないといけないですから、「読む力」が身についていきます。そして、実際に書く際にも、春秋要約では基本的には1文を因果関係で文章を書 いていたものが、白書の事例要約では複数の文章を意味が通るようにつなげていく必要があり、「書く力」が向上していきます。

あ、因みにキッラーンは15分ほどで行っていたとのことでしたが、ガックンは30分かけて行っていました。もちろん読むときは白書の事例のページを紙に印刷し 、そこにメモ書きをしながら、要約をする際は文章校正を事前に考えて、実際に1行20文字のマス目に手書きで行っていました。

また、長くなってしまいましたが、次は③の「ビジネス会計検定」の勉強について書きたいと思います。これも実はキッラーンと被るのですが、また違う視点で。たぶん。。。

日々の気温差が大きい日がこれから続き、さらにいろいろ忙しい時期となりますが、 勉強を継続していくためには健康が何よりも大事になります。効果的な勉強を続けるには身体が資本になりますので、ぜひ健康管理を第一に勉強を継続していきましょう。

次回のブログは、多年度生合格ナビゲーター、ドロ沼合格者のキッラーンです。ドロ沼からどう脱出したのか、勉強のヒントを見つけてください。「継続は力なり!!」

↓ポチっと応援クリック(マークをクリック)をお願いします。
合格ナビゲーターの更新の励みになっています(^^)/

「この記事が参考になった」と思った方はクリックをお願いします!
SNSでフォローする