勘違いを活かすためにも土台を固めよう!!

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こんにちは。多年度生合格ナビゲーターの勘違いガックンです。早いもので、気がつけば自己紹介を書いたのは2週間も前のことです。時が経つのは早いですね。
ふぞろいブログを読み始めたのが最近という 人もいると思うので、ガックンってどんな人? って、気になる人はこちらから読んでみてください。

さて、自己紹介でも書かせていただいた 通り、今の時期ガックンは3つのことを主にして いました。

①前年度(2013年度)の2次試験の敗因と良かった点の分析
②国語力強化のための春秋や白書 を活用した要約トレーニング
③財務諸表に対する理解力強化のために「ビジネス会計検定」の勉強

①については、2年目生合格ナビゲーターのヨッシー や、多年度生合格ナビゲーターのみほみほ が、詳しく書いてくれているので是非そちらを参考にしてください。ガックンもほぼ同じようなことをしていました。なので今回のガックンのブログでは、②についてご紹介できればと思います。

②国語力強化のための春秋や白書を活用した要約トレーニング

○みなさんは、2次試験対策のための春秋要約を 聞いたことありますか?
そもそも“春秋”って何? という人もいるかもしれません。春秋とは日経新聞の1面に毎日掲載されているコラムのことです。春秋は4段落で構成されていて600字弱の文章量があります。春秋要約とは、そのコラムを40字以内に要約するトレーニングのことを言います。
一度、「春秋要約」とネットで検索していただくといいと思います。多くの受験生が2次試験対策で取り組まれていることが分かります。ガックンもその中の一人でした。

○そもそも春秋要約って何のためにするの?
今回初めて知った人や、以前から知ってはいるが取り組んだことが無い人は、その目的や効果について疑問を持たれるのではないかと思います。もちろん、ガックンもその中の一人でした。春秋には経営のことが書いてあるわけでは無く、主に時事問題に関するコラムが書かれていて、2次試験と関係ないのではないかと思っていました。つまり、春秋要約は経営に関する知識を付けるためのトレーニングではないのです。春秋要約は純粋に国語力を強化するためのものです。

○そもそも国語力って?
国語力って抽象的な言葉ですよね。ガックンは、2次試験においての国語力は「読む力」と「書く力」だと考えています。さらに詳しく言うと、「読む力」とは、筆者(2次試験では作問者)が何を言いたいかを文章を読んできっちりと捉えることが出来る力のこと、「書く力」とは、読者(2次試験では採点者)に言いたいことをちゃんと伝えることが出来る力のこと、だと考えています。
この春秋要約は2次試験に当てはめると、「作問者が言いたいことを捉えて、採点者に言いたいことが伝わるように書けるようになるためのトレーニング」なんです。

○では、具体的にどうしたらいいの?
前置きがかなり長くなってしまいましたが、ここからが筆者(ガックン)が本当に言いたいことです。既に春秋要約を取り組んでいる方からしたら、そんなこと今さら何を言っているんだと思われると思います。

a.春秋を紙に印刷して読むことをお勧めします。
日経新聞を購読されている方はわざわざ印刷しなくてもって思うかもしれません。パソコンやスマホで見ている方は、画面で十分読めると思うかもしれません。(ちなみに春秋は日経新聞を購読していなくても無料で日経新聞のサイトから読むことが出来て印刷もできます。)
でも、考えてみて下さい! 与件文は縦書きですか? 2次試験は画面で読みますか? メモ書きなどはどこに書きますか? 春秋要約の目的はあくまでも2次試験のためのトレーニングです。出来るだけ2次試験に近い環境でするに越したことはありません。重要だと思うところにはアンダーラインを引いて、必要に応じてメモ書きをして、と2次試験のご自身の与件文の読み方に沿って読まれることをお勧めします。

b.要約の際は手書きで行うことをお勧めします。
パソコンでするとすごく楽です。間違っても簡単に修正やコピー&ペーストができるし、難しい漢字も変換してくれます。それにパソコンだと、とりあえず書き始めて、後から文章を構成していくことが出来ます。でも、2次試験は残念ながらパソコンは使えません。
手書きだと実際に文章を書き始める前に、文章構成を考えてから書き始めるというプロセスが必要になります。2次試験の対策のためにも手書きで行うことをお勧めします。

c.要約は20字が1行のマス目に実際に書くことをお勧めします。
2次試験の解答用紙は、1行が20字のマス目になっています。「80字で説明せよ」という問題だった場合は、当たり前ですが20字のマス目が4行あります。マス目の制約に合わせて文章を書いていく感覚を強化するためにも、20字が1行のマス目に実際に書くことをお勧めします。ちなみに、ガックンは8㎜方眼のノートを使っていました。丁度20字で、原稿用紙よりコストパフォーマンスが良いです。

d.自分の要約と他の方の要約を比べてみることをお勧めします。
春秋の筆者が40字要約バージョンを書いてくれているわけでは無いので、2次試験同様に正解がどういうものなのかは分かりません。だから、自分の要約が正しいかどうかの検証は他の方と比較してみることが重要になります。幸い、多くの方が春秋要約に取り組んでいて、要約結果を自身のSNSやブログ、ツイッターに投稿されています。Facebook上で検討する場もあります。是非、検索してみて自分の要約案と他の方の要約案を比較してみることをお勧めします。

e.他の方からの評価やコメントをもらうことをお勧めします。
人間って自分のことはなかなか客観的に評価できないものですよね。春秋要約もそうだと思います。他の人の要約と比較した際に、どうしても自分の要約を肯定してしまったり、何が良くて何が悪いのかが分からないということもあると思います。きっちりPDCAを回すためにも、ぜひ他の人からの意見をもらうことをお勧めします。
ガックンは診断士の受験予備校が提供する採点サービスを受けていました。他にも勉強会のメンバーも春秋要約をしていたので「今日の春秋って」、という感じで勉強会の導入部分でのお決まりの会話になっていました。

国語力はスポーツで言うと筋トレのようなものだと思います、一朝一夕で身に付けられるものではなく、反復トレーニングが必要となります。ぜひ毎日、春秋要約に取り組んで「読む力」と「書く力」の国語力を強化して、2次試験の解答作成のための土台を固めてください。

かなり長くなってしまったので、白書の要約については次の機会にしたいと思います。

次回のブログは多年度生合格ナビゲーター、ドロ沼合格者のキッラーンです。ドロ沼からどう脱出したのか、勉強のヒントを見つけてください。

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