なぜスーパーは野菜売り場からはじまるのか。

同友館
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こんにちわ!!大阪チームのぁっです。

私が診断士の勉強を始める前に、予備校の講座説明会を聞きに行きました。そのときに講師が、「診断士の勉強をすると、なぜスーパーは野菜売り場からはじまるのかわかる」ということをおっしゃっていました。当時の私はそのことをずっと疑問に思っていたので、その謎を解くということも診断士の勉強を続けるモチベーションになりました。
で、診断士の試験に合格して1年、その謎はいまだ解けていません。なぜか。それはスーパーの野菜売り場問題について真剣に考えてこなかったからです。
今日はこの謎に、真正面からぶつかりたいと思います。

多くのスーパーでは、まず入り口に野菜が陳列され、肉、魚(または魚、肉)と商品が陳列されています。これが仮に肉からはじまっていたらどうなるのか?

肉と野菜の違いから考えてみます。
まず、陳列するときの温度が違います。肉が冷蔵なのに対して、野菜は常温です。常温で陳列できる野菜は店外にも陳列できますが、肉の場合、出入口付近に陳列すれば温度管理に気を使わなくてはなりません。

こういった理由から肉や魚は店の奥に置いておくほうが都合がよいというのが考えられそうです。しかしこれは診断士の勉強をしていなくても出てきそうな答えですね。もう少し考えてみましょう。

肉と野菜の違いで最も大きいのが見栄えではないでしょうか。野菜は種類も多く色合いも様々です。対して肉は牛豚鶏と種類も限られ、色合いに限ってはほぼ同一色とみなせます。
私の近所のスーパーでは、この野菜の色合いを使って入り口付近に派手に野菜をアイランド陳列しています。

こうすることで買い物客の目を引き店舗内に誘導しているということが考えられます。
仮にこのアイランド陳列を肉でやったとしたら?う~ん、怪しい雰囲気のお店に変わってしまいます。
少しは診断士っぽくなってきました。

そして最後に自身の経験から。
私はスーパーに入るとまず野菜売り場をスルーし肉売場に直行します。もちろんこの時、どの野菜がありどのくらいの値段で売られているかチェックしています。そして肉を物色しその日の晩御飯を決めてから野菜売り場に戻り、肉にあった野菜を購入します。

なので、私にとっては肉売場が最初にあったほうが都合がよいのです。だから私はずっと、なぜスーパーは野菜売り場からはじまるのかと疑問に思っていました。肉からはじまってくれれば都合がいいのに、と。

今回、このスーパーの野菜売り場問題に真剣に取り組んだ結果、自分の普段のスーパーでの行動がこの問題を解決するヒントになっていることに気が付きました。

私にとって買い物のメインは肉なのです。多くの買い物客にとっても肉は必ず買うと言っても過言ではないでしょう。ちょっとええとこのレストランに行けば、メインディッシュと言えば肉が出てきます。そう、肉はメインなんです。消費期限も野菜と肉を比較すれば肉のほうがうんと短いです。このことから肉を求めてスーパーに訪れる機会のほうが多いということも言えます。

その肉を店舗の奥に配置することで、顧客の回遊性を高めることができ、関連購買を促すことができます。ということで、肉は店舗の奥にあるほうがよいということが考えられます。

野菜を出入口に置くことで集客することができ、肉を店の奥に置くことで回遊性を高められる。
こういった理由でスーパーの売り場は今の形になっているのではないでしょうか。

最後に、「スーパー 野菜売り場」をキーワードにググってみました。あながち外れてはいなさそうです。

診断士の勉強を始めて、なぜスーパーが野菜売り場からはじまっているのかわかりました!

明日はゆかの登場です。お楽しみに~

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