新年、あけましておめでとざいます。大阪チームのぁっです。
ブログを書くのも今回を含めて後2回、何を書こうかと迷ったのですが、以前に調査して結果が当たり前すぎてお蔵入りしたネタがあったのですが、この機会を逃すと2度と日の目を見ないと思ったので、今回紹介させていただくことにしました。
その調査というのが、「2次筆記試験の解答でよく使われる略語ランキング」です。
2次試験の学習を進めるうち、どこまで略語を使えるの?と疑問に思ったことはないでしょうか?私自身もこの疑問が晴れないまま受験をし、ずっと気になっていたのでランキングにしてみました。
まず、調査を行う上での条件・前提は以下となります。
それではいってみましょう!!
第4位 PB 3票
PBはプライベートブランドの略語になります。
対して、ナショナルブランドの略語NBはたったの1票でした。
たしかにPBと言われたらはピンときますが、NBと言われたら何の事だろうと戸惑いますね。
第3位 DB 5票
データベースの略語になりますが、私が解答を書く際には100%DBという略語を使っていました。データベースという用語は、事例Ⅰ~Ⅲを問わず登場する機会が多く、私的には1位はこれではないかとの予想をしていたので、この結果には驚きました。
私と同じようにDBがこの順位だったことに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
第2位 HP 7票
ホームページという用語も3位のDBと同様に事例でよく使われる言葉ですね。近年で言うと令和元年事例Ⅰ、平成29年事例Ⅲや平成28年事例Ⅱなど非常に多くつかわれています。
一般的にもDBよりHPのほうが浸透していると思うので、DBを抑えての2位には納得です。
第1位 DM 17票
そして圧倒的1位に輝いたのがダイレクトメールの略語「DM」です。
第2位・3位の「DB」「HP」は事例ⅠⅡⅢに関係なく出てきて、登場機会が多いです。対して「DM」は事例Ⅱのみと限定的です。
その「DM」がなぜ「DB」や「HP」を上回り1位に輝くことができたのでしょうか?
実はこのランキングには大きな穴があります(手集計によるモレ以外で><)。
解答に使われた略語の回数をランキングにしていますが、解答するうえで略語を使わなかった人ももちろん存在し、それをランキングに反映できていないということです。
このことに気が付き、私は再度10年データブックを1から集計し始めました。
略語が使われた回数を分子に、略語が使われた回数+略語が使われなかった回数を分母にしたものを略語率(※)とし、再度ランキングしてみました。
(※)例えば、ホームページという用語に対し、HPと略して解答したものが7件、略さずにホームページとして解答したものが18件の場合、略語率は、7/(7+18) = 28%になります。
略語率ランキング
第4位 PB(プライベートブランド) 17.2%
第3位 HP(ホームページ) 28.0%
第2位 DB(データベース) 45.6%
第1位 DM(ダイレクトメール) 94.4%
わたしは最初のランキングの時に、DBは100%略語で解答すると言っていましたが、この略語率を見る限り略語を用いて解答する方は半数もいません。また、ホームページという用語は事例の登場機会も多く、「HP」も一般的に認知されているものと思っていましたが、略語を使って解答されたのは4分の一強という結果になっています。
これに対し、「DM」の略語率94.4%とほとんどの方が略語を用いて解答しています。
この違いはいったい何なのか、そんなことを思いながら10年データブックを眺めていました。
そしたらありました。
平成23年事例Ⅱの与件文に、ダイレクトメールとは書かずに「DM」と記載されていました。もちろんこの年の再現答案はすべてダイレクトメールではなくDMを用いたものになっていました。
もちろん、このこと自体が「DM」の略語率を上げる要因になっていますが、1度与件で使われた略語は解答でも使えると判断してるんではないでしょうか。
このランキングから、略語を使われる方はどちらかと言えば少数、例外として過去の与件で使われたことある略語は多く使われている、ということがわかりますね。
明日はゆかの登場です。お楽しみに~