7科目って多い?~メリハリの大切さ~

同友館
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ふぞろいブログをご覧いただきありがとうございます。ぞのです。

「1次試験って科目が多いし、大変!」

私が1次試験の勉強しているときに終始感じていたことでした。
そこで提案です。

■こう考えるより
1科目あたりにかける勉強量が○○時間 → 7科目もある → 多い。大変。

■こう考えてみませんか
7科目あるんだ → 科目ごとにメリハリつけよう → これならできるかも。

こうやってポジティブに変換すると、なんだか出来そうな気がしてきませんか?
事象自体は同じなのに、捉え方次第で見える世界は大きく違います。

さて本日は、私が1次試験対策をどう行ったか、どんなメリハリをつけて、何を感じたかというお話をします。あくまで私の例なので万人にとって良いやり方ではありません。むしろ特異なほうかもしれません。こういう考え方もあるんだな~という程度に読んでもらえると幸いです。
使えるかも!って考え方があれば是非取り入れてみてください!

なお独学だったので、予備校生の方にはあまり参考にならないかもしれません。予めご了承ください。

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⓪最初にイイタイコトを言っちゃうと

時間がないけどストレート合格を狙う方は、各科目の特徴と自身との相性を分析して、メリハリをつけて(+アウトプット重視)戦略的に取り組みましょう。
というお話です。

①使った教材 →一言コメント

・TAC スピテキ(テキストのみ)
 →テキストのみにしました。問題解いている時間が勿体ないと考え取捨選択しました。

・過去問アプリ
 →「中小企業診断士暗記カード+過去問徹底対策」というアプリです。2012~2015の5年分入っています。通勤時間でポチポチしました。

・同友館 過去問完全マスター
 →論点別、重要度別になっているためアウトプット学習の効率性が格段に上がります。

・TBC 1次試験 無料対策動画 (経済、法務)
 →個人的な戦略科目だったので、特別に対策しました。テキストは買わず動画のみ。量が多いので2倍速で視聴。

②勉強法の変遷

まずは下記をご覧ください。

~6月
大原模試/
TAC模試
7・8月
経済スピテキ/
過去問アプリ
48/56過去問完全マスターTBC速習テキスト(動画のみ)
財務
同上52/60過去問完全マスター
企業同上61/59 過去問完全マスター
運営同上65/61 過去問完全マスター スピテキ
法務同上40/36 過去問完全マスター スピテキ+
TBC速習テキスト(動画のみ)
情報同上52/60 過去問完全マスター スピテキ
中小同上46/44 過去問完全マスター スピテキ

Pointがいくつかあります。

1. 6月までスピテキと過去問アプリだけを、各科目メリハリつけずやってしまった。
失敗でした。模試を受けるまで各科目の特徴を把握しておらず、何となく得意かも。苦手かも。くらいのノリでした。アプリを使って解けなかった問題に注力して学習するということはしていましたが、科目間のメリハリが全くできていませんでした。模試の結果も厳しく、このままではマズイと一気にお尻に火が付きました。

2. 模試を受けて戦略変更 (インプット中心からアウトプット中心へ)
机に座って2日で7科目解くという経験は相当ハードでした。もっとアウトプットに慣れないといけないと思い、全体的にアウトプット中心に切り替えました。過去問完全マスターは、重要度別/論点別になっているので、アウトプット学習の効率性が格段に上がりました。

3. 模試を受けて戦略変更 (科目間でメリハリをつける)
あと1か月しかない中で、全科目手当てするのは不可能。
したがい、どの科目に注力すべきかを考えました
・各受験支援ブログの過去ログを漁る
・今までの勉強記録+理解度+模試の結果を総合的に分析

上記で得た情報から勘案した結果…以下の通りに整理しました。(↓はあくまで私の場合ですが、どの科目が難化するか読めないので、全科目で足切り回避というのはまず考えるべきことだと思います)

科目 分析結果 対応
経済 努力量に比例。理解できれば得点が安定 過去問+TBC動画
財務 簿記2級を持っていることもあり、得意な意識はあった。大事故が起きるリスクは相対的に小さい 時間かけない
企業 日本語や常識の範囲で2,3択まで絞れる問題が多く、低得点のリスクが小さい。逆に言えば、2択→1択への絞り込みのために必要な学習量が相対的に多い=効率悪い 時間かけない
運営 常識の範囲である程度解ける。暗記科目的側面があり、直前詰込みが有効 過去問+直前詰込み
法務 足切り懸念大。テキストを読んでも頭に入ってこず。眠い。一番の戦略科目 過去問+直前詰込み+TBC動画
情報 理解は無理と判断。直前詰込みに賭ける。 過去問+直前詰込み
中小 細かい暗記が多く本番までに忘れそう。直前詰込みに賭ける。 過去問+直前詰込み

アウトプット中心+メリハリをつけたことで学習効率が上がり、戦略科目(経済、法務)中心にどんどん正答率が安定していきました。

結果的に、経済は7科目中一番高い点が取れ、法務は狙い通り足切り回避、財務と企業は模試から点数が変わりませんでしたが、想定通り。暗記3科目は直前詰込みが功を奏していずれも60点以上を確保することができました。

ということで、まとめると…

時間がないけどストレート合格目指したい!という方にとって、メリハリ(+アウトプット重視)がとても大事だと思います。ぜひ各科目の特徴と自分の相性を確認してみてください。

で、最後に言い忘れちゃいけないことがあるので補足的に二つ伝えておきます。

一つ目、もちろんですが一通り学習すべきです。その上で、時間がないのでメリハリ+アウトプット重視です。
私の場合は何周もスピテキを回したという大量のインプットがあったからこそ、アウトプットの効果が高まったという側面は無視できません。インプットが少ない状態での闇雲なアウトプット重視や科目のメリハリは、時間がないからと言ってあまり推奨できません(もちろん人と時と場合によりけり)

あともう一つ、1次を勉強するときに2次との関連科目(財務、企業経営、運営管理)を中心に訓練すべし、という話もあります。是非参考にされた方がよいと思います。
私の場合は2次=記述式くらいの知識しか持っておらず上記のように考えもしませんでした…。ただ今振り返っても、2次との関連科目を厚めにやるというのは時間的に無理だったろうと思います。

最後に診断士っぽい言い方をしてみると、限られた時間という資本をどこに投下するか、ROI(投下収益率)の視点を持ち合わせてみてはいかがでしょうか。というお話でした。

次回は、事例Ⅰのリーダー コツコツやればいつかきっと花開く!独学多年度合格ナビゲーターの☆はる☆です!お楽しみに~

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