受験生の皆様、ふぞろいな合格応援ブログを読んでくださってありがとうございます。あなたのペースでいいんだよ♪粘り勝ち多年度生合格ナビゲーターりえぞです。いよいよ今回で最後のブログです。他メンバー同様、テーマに沿った形で書いていきます。一年間、お付き合いをありがとうございました。
■診断士に合格して、仕事や生活にどう影響したか
私の場合はまだ診断士登録に至っていないこともあり、診断士合格にまつわる直接的な影響は限定的でした。逆に間接的な影響は多くあり、診断士勉強に一区切りがついたおかげで、新しい領域の勉強に手を広げたり、ライフイベントの転機を迎えることができました。私は今年、NLP(神経言語プログラミング)プラクティショナー認定と、PHPビジネスコーチ中級認定を取得しました。新任のラインマネージャーとしてコーチングやコミュニケーションは課題認識が強かったので、会社から学びの機会をもらったことはとてもありがたいことでしたが、一方でこれら学びの中で課される宿題も多く、診断士勉強との両立は難しかっただろうと、今振り返って感じています。また、この度第一子を授かり、産休まであと2か月弱となりましたが、もし今年も受験生を続けていたとしたら、どれだけ家族のことに目が向いたかわかりません。決してサンクコストに囚われて受験生を長く続けていたわけではありませんが、長い受験生生活に区切りがついたことは本当に良かったと思っています。
診断士合格後に仕事や生活に大きな転機が来るかは本人次第であり、合格後の活動に関するビジョンを明確に持ち、ビジョン実現のためにどれだけ行動するかによると感じています。皆さんには是非、受験勉強の息抜きとして、合格後の活動に関するビジョンを持つために様々な情報収集などをされることをお勧めします。
■診断士を取って良かったか(10点満点)
現時点ではまだ診断士登録に至っておらず、わからないという理由から5点をつけたいと思います。もちろん、良いことはたくさんありました。ふぞろいのメンバー含め診断士の仲間が増えたこと、共著でもふぞろいという著作ができたこと、独立診断士というモデルが身近にいることで会社員以外の働き方オプションを考えられるようになったこと、どれも診断士に合格したから経験できたことでした。一方で、診断士勉強に充てた5年を他の勉強に費やしていたらまた違う展開もあったかもしれませんし、診断士資格の維持に今後かかる時間とコストをどう考えるかは、私の中で結論が出ていません。昔診断士勉強をしたものの資格取得はあきらめたという方にも多く出会いましたが、その方々も他の士業資格やコーチングなど違う勉強をされて、生き生きと働いておられました。多年度受験生の皆様にはあえてお聞きしたいと思います。診断士に合格して実現したいことは何ですか?サンクコストにとらわれていませんか?やりたいことは、本当に診断士資格がなければ実現できないことでしょうか?皆さんの限られた時間を何に使うのが幸せか、大変な受験生生活に戻ってしまう前に、今一度考えて頂きたいと思います。
■もし受験生に戻れるならどうするか
短期で合格することを最優先に考えるならば予備校に通うのが効率的な気がしますが、本業との両立を考えると私は独学中心のままだと思います。変えられるなら、診断士合格後に何をしたいのか明確にするため、診断士の方との出会いや情報収集を増やしてモチベーションを高め、短期間にまとまった勉強時間を確保すると思います。仕事も勉強も密度がものを言うので、5年間の受験生生活はややマイペース過ぎたと感じています。
■合格後1年間に経験したこと(実務補習、執筆etc…)
私のキャパシティではふぞろいだけで手一杯というのが正直なところで、ふぞろいが終わった今年がむしろ正念場かなと思っています。(子供産んだら自分の時間はなくなりそうですが)
・ふぞろいPJT(ふぞろい11の執筆、セミナー登壇・運営、ブログ執筆)
・実務補習5日間
・研究会参画
■ふぞろいを一年間経験してどうだったか?
ふぞろいは率直に言って結構大変なPJTですが、だからこそ一緒に執筆やセミナーを乗り切った仲間は戦友のように思えます。私はふぞろい11のメンバーが皆大好きだし、一人一人をリスペクトしています。また、ふぞ11を支えてくださった先輩方も素敵な方が多く、出会いに恵まれたと感じています。ふぞろいの難しさは、仕事や家庭の事情もケイパビリティも、PJTに参加する目的や優先度も異なるメンバーが集まり、プロボノ(専門性を活かしたボランティア)として短期間にたくさんのワークを成し遂げることにあると思います。私の場合でも、ふぞろいPJTのピーク負荷時や直後に、作業時間確保や体調回復のために仕事を休むなど、本業に支障を出したことがあり、さすがに本末転倒だと両立に悩むこともありました。それでも、診断士受験生にとってふぞろいという書籍がなくてはならないものであると信じていたので、この1年で自分自身の仕事や体調に想像以上に様々な変化があったものの、他のふぞ11メンバーに助けられてなんとか最後までふぞろいをやりきり、先輩から受け継いだバトンを後進に渡せたことに今はほっとしています。
それでは、明日は若さと行動力で勝負!独学ストレート合格ナビゲーターまーくんの卒業ブログです。事例Ⅳで98点を叩き出した財務の神、まーくんのラストブログから最後のヒントを得ましょう。お楽しみに!