こんにちは。宮崎から受験生を応援!独学ストレート合格ナビゲーターのシンゴです。
本日は、ふぞろい東京春セミナーはみ出し企画の第五弾をお送りします。
↓↓これまでのはみ出し企画↓↓
【第一弾】診断士試験の勉強モチベーションをどう保つ??(りえぞ)
【第二弾】文章を書く練習をすべきか?(シンゴ)
【第三弾】二次試験の問題は、何から読みますか??(まっすー)
【第四弾】世紀の決戦! シャーペンVSカラーペン!!(ちーたー)
このはみ出し企画を見てもらえばわかると思いますが、春セミナーでは硬軟様々なテーマのパネルディスカッションを用意していました。
残念ながら時間の都合上、限られた数しか取り上げられませんでしたが…。
夏セミナーでも様々な角度から受験生の役に立つテーマを取り上げていく予定ですので、ぜひ楽しみにしておいてください☆
さて、第五弾のテーマは、「まとめノート作りますか?」です。
皆様は、テキスト等の他にまとめノートを作成していますか?
まとめノートの作成目的は様々あると思いますが、おおむね
・テキストで学んだ内容を自分なりに整理し、記憶しやすくするため
・学んだ内容を復習するため
といった目的のために作成する方が多いのではないかと思います。
なかでも、試験直前に見直すためのまとめノートについては、診断士受験界隈では「ファイナルペーパー(FP)」と呼ばれることが多いようです。
さて、まとめノートの作成目的は上のようなものになると思いますが、
そもそもまとめノートを作るか?ということから悩む方もいらっしゃるかと思います。
まとめノートを作成するためにはある程度の労力がかかります。
そのため、限られた受験勉強の時間を割いてまで作成する価値があるのか?という悩みを抱くのは自然なことです。
それでは、この問題に関する、春セミナーでパネラーを務めたふぞろいメンバーの意見はどのようなものでしょうか。
・独学で2年目合格のまっすー
作らない派
マメじゃないので、ノートは作らなかった。
テキストは電子書籍が多かった(紙版を購入したのは紙しか売ってないふぞろいとかのみ)ので、書き込みもほぼできなかった。
参考になったWEBサイトは、スマホのメモ帳に保存してた。
(ただし、正確には自分で作ってないだけで、自分なりの注意点や気になった点をまとめることには肯定的です。)
・独学でストレート合格のたーる
作らない派
作ることは否定しないが、費用対効果の面では良いとはいえないと判断。そもそも時間の都合上、ノート作る時間はなかったので、教材に情報が厳選されていると信じました。ただ、自分が間違えたところはFPらしきものにざっくり転記はしていた。
・通学でストレート合格のゆうちゃん
作らない派
ただし、事例Ⅳの間違えたものだけはテーマ別にリスト化し、二度と間違えない事を意識した。ノートはあまり振り返らない事を自分で知っていたので。
・独学+αで5年目合格のりえぞ
作りたいけど作れなかった派
自分がマメじゃないから。自分で書いた方が頭に入るのでつくりたかったが、間違いポイントを都度ノートに書くマメなオペレーションが無理だった。
(作る派のデメリットとして)
つくれば当然時間をとられる。(でも効果も高いと思うので否定しません)
なんと、全員作らない派という結果になりました。(りえぞは若干違いますが…)
しかしよく見ると、全員まとめノート作成の効果自体は否定していません。
また、たーるとゆうちゃんの二人は、実際に自分が間違えたところのまとめを作成しています。まっすーも、参考になったサイトのまとめらしきものを作成していたようです。
このように、まとめノート作成の効果自体は否定していないにもかかわらず、結果的に作成していない理由としては、たーるが記載しているように結局費用対効果の問題であると思われます。
それでは、まとめノートは作成すべきなのでしょうか?以下に私見を述べます。
個人的には、結局のところ、何のためにまとめノートを作成したいのか?次第であると思っています。
冒頭にも記載しましたが、勉強内容を理解しやすくするためにまとめノートを作成したいのであれば、それが自らの理解に資する限り、作成するべきでしょう。
しかし、工夫もなく予備校授業の板書を書き写しているだけとか、テキストを書き写しているだけというものであれば、時間の無駄ですのでやめるべきです。
(もちろん、いろいろと試行錯誤した上で書き写しが一番学習効果が高いという結論に至ったのであれば続けるべきです。)
次に、復習のためにまとめノートを作成したいのであれば、まずは何のために復習するのか?を考えるべきです。
何のために復習するのか?それは、テキスト等を見ることのできない試験本番で知識が頭の中に入っている状態にするためです。
逆に言えば、試験本番の直前までは、テキスト等を見直せるのです。
すなわち、自分が試験直前に何を見直したいか?これが、まとめノートを作成すべきか、作成するとしてどのようなものを作成するべきか、の判断基準となります。
想像してみてください。
今年の8月4日、1次試験の1日目、最初の科目の経済学・経済政策の試験が始まる直前の時間、あなたは何を見て復習したいですか?
いま使用しているテキストを見返しますか?直前に見直すには重要でない、細かい情報が多く載っていませんか?あるいは、もう記憶していて見返す必要のない情報と、直前に見直したい情報が混在していてメリハリのついた復習ができないのではありませんか?
一方で、現在まとめノートを作成している方。直前に見直して、きちんと理解できるような内容になっていますか?テキストに記載してあるようなロジックの説明から復習した方が記憶に残りやすい項目ではありませんか?
人によって、どのような内容を試験直前に見直したいか、見直すべきかは変わってくると思います。上のような問いかけを、他の科目ではどうか?2次試験ではどうか?と考えてみてください。
(試験直前は瞑想にあてるんだけど?という人は一番最後に復習するときを考えてください。)
そのようにして、最初に方向性を決めておいた上でまとめノートの作成に着手するのが、費用対効果の面でも良いかと思います。
また、上のような検討をした結果、「試験直前にはこのテキストを見直したいから、それとは別にまとめノートを作る必要はないな」という結論に達するのであれば、それはそれでアリだと思います。
ちなみに私は、1次試験はTACの『要点整理ポケットブック』に一番情報がまとまっていると思いましたので、その本をまとめノート代わりにしていました。ポケットブックに載っていない論点で覚えておきたいと思ったものは余白に書き込んでいました。
2次試験は、受験生支援サイト等で見つけた役立つ情報や先輩受験生が作成して公開しているFPなどを組み合わせて自分のFPを作成し、それに過去問演習でうまく使えなかった論点等を記載していました。
ご参考まで。
まとめノートを作成するなら、まず何のために作るのかという目的を明確にしよう!
復習用として作るのであれば、自分が試験直前にどのような内容を見直したいか・見直すべきかを検討しよう!
明日は、やると決めたら猪突猛進で!0.5年生合格ナビゲーターたーるの登場です。
お楽しみに!