診断士試験の勉強モチベーションをどう保つ??

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受験生の皆様、ふぞろいな合格応援ブログを読んでくださってありがとうございます。あなたのペースでいいんだよ♪粘り勝ち多年度生合格ナビゲーターりえぞです。過去のブログ記事はこちらです。「5月病」という言葉があるくらい、心身を健康に保つのが難しい時期ですが、皆さんどのようにお過ごしでしょうか。楽しかったGWを思い出しながら、そろそろ夏休みの計画を立てなければ!と思ったり、遊びもほどほどに勉強せねばという思ったり、ジレンマを抱えていらっしゃるかと推察いたします。

さて、去る5/19(土)に開催しました、ふぞろいな合格応援セミナー2018春にて、りえぞはパネルディスカッションに登壇しました。セミナー参加者の皆様からは申込時にお悩みやふぞろいメンバーに聞いてみたい事を記載頂きましたが、セミナーの限られた時間枠では扱えなかったテーマが数多くありました。少しでも受験生の皆様の悩みを軽くするお手伝いがしたい、絶対に今年合格してほしい。そんな思いで、当日扱うことができなかったお悩みや質問に答えるブログ企画を始めることにしました。現ふぞろいメンバーでセミナーとブログの両方に関わっているメンバーの有志が不定期に、春セミナーでお答えしきれなかったお悩みへのアドバイスとご質問にお答えしていきますので、どうぞご注目くださいませ。というわけで、今回はそのシリーズ企画の第一弾として、「モチベーションの保ち方、家庭や仕事とのバランスのとり方」についてお答えします。

 

結論先出しで、春セミナーパネラーを務めたふぞろいメンバーの意見を紹介します。

  • 独学で2年目合格のまっすー
    ・ぎりぎりやばいと思うまで、勉強しない。そしたら、流石に尻に火が付いた状態になるので、モチベ?が上がる(モチベというか焦燥感かな?)。
    ・それでもモチベが下がる時は、「絶対合格する、この試験に落ちたくない」 と自分に言い聞かせる。
  • 独学でストレート合格のたーる
    事例Ⅳ(財務会計)を解く(計算するのは好き)。事例Ⅰ~Ⅲの文章を書くのが億劫なときは、電卓叩いて手を動かしてリフレッシュしていた。お酒やプチ旅行に逃げたこともあったが、何をしていても試験が迫ってくる強迫観念に囚われ意味がなかった。
  • 通学でストレート合格のゆうちゃん
    頑張ってる俺カッコいーと思いこむ。勉強の種類変える。寝る。バーに言って酒飲む、人と話す。
  • 独学+αで5年目合格のりえぞ
    ・モチベ維持は永遠のテーマで、もっとも効果があったのはオンラインスクールの仲間が勉強成果を共有してくるときのスピード感とか答案を見て、焦りを感じる時だった。
    ・クライアントへの誠意、コンサルタントとしての自信を持つために基礎力強化として取り組んだ自己研鑽だったが、本業が社内コンサルに変わったりすることで「きらきらレジュメ」の必要性が薄れ、時間に余裕はできたのに結局あんまり勉強していなかった。合格年は「結果はどうあれ、今年を最終受験にする」と言い聞かせていたら、そうなったので、覚悟は大事だと思う。

相変わらずふぞろいなアドバイスですが、この中にはいくつか真実があります。神経言語プログラミング(NLP)には「メタプログラム」という概念があります。わかりやすく言うとモチベーションのかかり方は目的追求型と問題回避型の2つに分類されると言われています。上述のメンバーのケースでいうと、ゆうちゃんのケースは目的追求型、いつも目標に視点が向かっていて、「診断士試験に合格したら、こんないいことがあるよ」というゴールにモチベーションが湧いていたと思われます。一方、まっすー、たーる、りえぞのケースは問題回避型、つまり「やばい!」と思った時にモチベーションが湧いていたようです。ただ、これは同一人物でも状況によって、どちらのメタプログラムが発動するかは異なるように思われ、りえぞは試験勉強は完全に問題回避型でしたが、本業の仕事はどちらかというと目的追求型です。受験生の皆様、ご自身の診断士試験勉強のモチベーションがかかるのは「目的追求型」と「問題回避型」のどちらだと思われますか?以下に、その答え別にアドバイスを記します。

■目的追求型の場合
①勉強の息抜きに東京都中小企業診断士協会ホームページで研究会の紹介を見てみませんか。診断士になると多くの人はこうした研究会に属しながら、学びと人的ネットワークを深めていきます。私自身、合格して初めて研究会の存在を知りましたが、本業である医薬品や医療ビジネスの研究会があることを知っていたら、診断士試験と本業の結びつきを感じられ、モチベーションがもっと高まったのではないかと思っています。
②皆さんのロールモデルを探してみませんか。ふぞろいのセミナーでも、他の受験生支援プロジェクトの勉強会でも良いですが、参加して合格者と接点をもつ中で、自分もこんな風になりたいと思える人に出会える可能性があります。自分のなりたい姿を具体的にイメージするために、ロールモデルを見つけることはとても有益です。

■問題回避型の場合
①まず、予備校の模試を受けましょう。上位2割に入っていない場合、「やばい!今年の合格が危うい!」と思わない人はいないはずです。
②勤勉な勉強仲間をつくり、その仲間と定期的にコミュニケーションをとりましょう。「やばい!あいつら、俺よりめっちゃ勉強してる!」となればお尻に火がつきます。

5度目の受験で合格をつかんだりえぞは「よく5年も勉強するモチベーションが続いたね。すごいよ!」と言われます。しかし、本人は「いえ、モチベーションが保てなかったから、5年かかったんです(苦笑)」といつもお答えしています。「本業の戦略コンサルタントが激務だから勉強する時間がない」「家事や夫との時間も大事だから、勉強ばかり優先できない」「コンサルを辞めて、きらきらレジュメの必要性が薄れてモチベーションが保てない」など、試験勉強ができない理由を並べ立てて、自分のプライドを守ろうとしてきた、本当に情けない5年間の受験生生活だったと思っています。アドラー心理学では、できない理由ばかり並べ、劣等感を言い訳にして、人生の課題から逃げ出すことを劣等コンプレックスと呼びますが、りえぞはまさに最初の4年間、劣等コンプレックスに陥っていたわけです。

しかし、5年目の受験生生活のどこかで「結果がどうあれ、今年で最後にする」と覚悟を決め、自分に言い訳するのを辞めました。夏頃の某予備校の模試でオンザ平均点の成績をとり、特に財務がひどい出来でお尻に火がついたこともあり、とにかくベストを尽くそうと残り2-3か月間の受験生生活を送りました。決して死にもの狂いでやった訳ではなかったけれど、「今年ダメでも、来年がある」なんて思わなくなりました。結果は、3点足らずに落ちた4年目の雪辱を果たし、わずか3点の余裕を持って合格しました。この6点の差を分けたのは、劣等コンプレックスから抜け出したことが大きかったのではないかと今でも思っています。皆さんは大丈夫でしょうか?もし陥っているなら、劣等コンプレックスから早く抜け出し、覚悟を決めて試験勉強に臨んでほしい、今年絶対に合格すると自分を信じてほしい、そう願っています。

それでは、次回はカバチたれんとやるだけじゃけえ!ストレート合格ナビゲーターmckyの登場です。広島で診断士として独立し、活動を始めたmckyからのアドバイスをお楽しみに!

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